東雲結子:先生、梅の開花予想を見てきました! 予想の日に有給を取って、満開の梅の下でお団子を食べる計画です。ついでにメモリーの値段が暴落する日も一日で当てて、その日もお休みにしようかと。

税理士石井:ははは、お休みの取り方がずいぶん攻めていますね。でも梅は、寒い日が続けば遅れますし、暖かい日が続けば早まります。開花予想は「この日」ではなく、「このあたり」と幅で見るものですよ。

東雲結子:じゃあメモリーも幅ですか。でも、過去の上昇の長さを平均すれば、ぴたりと出せますよね?

税理士石井:うーん、それが平均しにくいんです。DRAMの契約価格の上昇は、2016〜18年が9四半期、2021年が3四半期、2023〜24年が4四半期。いちばん長い回と短い回で3倍も違います。

東雲結子:9、3、4……。梅でいえば、2月に咲く年と、夏休みに咲く年があるようなものですね(汗)。

税理士石井:おっと、それはもう梅ではない何かですね。しかも今回は、2026年1〜3月期の汎用DRAMの契約価格が前期比55〜60%上がる、という調査会社の予測まで出ています。勢いも過去と同じとは限りません。

東雲結子:大家さんでいえば、満室で家賃がどんどん上がっている間に、近所で新築の工事が次々に始まっている感じでしょうか。

税理士石井:そのとおりです。メモリーの新工場も、完成の予定がだいたい公表されています。SKハイニックスの龍仁の1期は2024年4月の計画で2027年5月に竣工予定、マイクロンのアイダホの新工場は2027年半ばに最初のウエハーを出す予定、という具合です。

東雲結子:わかりました。暴落の日は一日じゃなくて、幅で取るんですね。……有給、足りるかな。

税理士石井:ふふ、お団子の日は一日で十分です。この回は、上昇が4四半期、7〜8四半期、10四半期以上続く3つのシナリオを置いて、下落が始まる時期と、それぞれを崩す条件を並べてみます。持ち帰るのは日付ではなく、地図のほうです。

「次のメモリー価格の暴落はいつ来るのか」。2025年の後半から、DRAM(パソコンやサーバーで計算中のデータを置くメモリー)の値段が急に上がり、この問いをよく耳にするようになりました。台湾の調査会社TrendForceは2026年1月5日、2026年1〜3月期の汎用DRAMの契約価格を前期比55〜60%上昇と予測しています。

ただ、この回で示すのは予想ではありません。2016年以降のDRAMの上昇が何四半期続いたかをもとに、上昇の長さを3通りに置いた「当ブログのシナリオ」です。そこに各社が公表している新工場の稼働時期を重ね、それぞれのシナリオを崩す条件も並べます。数字はすべて2026年1月31日までに公表されたもので、時点は本文と表に書いています。

後半では、このシナリオをメモリー関連株を持つ人・眺める人の目線、つまり投資家の目でも読み直します。大家業でいえば、満室で家賃が上がっている間に、周りの新築の竣工予定を確かめておく作業。下がり始めてから慌てるより、ずっと落ち着いて構えられます。

この記事の要点 根拠となる数字
DRAMの上昇の長さは毎回ちがい、平均だけでは天井の時期を決められない 上昇は9・3・4四半期(TrendForceの契約価格)、単純平均5.3四半期、JPモルガン「過去平均7〜8四半期」(報道)
3つのシナリオで、下落の始まりは2026年7〜9月期から2028年1〜3月期以降まで広がる S-A 2026年7〜9月期、S-B 2027年4〜6月期〜7〜9月期、S-C 2028年1〜3月期以降(当ブログのシナリオ)
大型の新工場は2027年半ば〜2028年に集中し、シナリオによって天井の前後にも下落の途中にも重なる 龍仁1期 2027年5月竣工予定(2024年4月の計画)、マイクロンID1 2027年半ば・ID2 2028年末(2025年12月の説明)、サムスン電子P5 2028年から(2025年11月の発表)
投資の目線:S-Aで過去並みに6割下がっても、価格の指数は2025年4〜6月期の少し上に戻る計算。株価は過去、価格の天井より先に動いた 指数261.4→109.8(−58%)・104.5(−60%)、2025年4〜6月期=100(当ブログの試算)。天井での株価の先行2〜6か月(マイクロン・SKハイニックス、2021年のマイクロンを除く)

メモリー価格の上昇は9・3・4四半期、長さは毎回ちがった

まず、物差しになる過去を確かめます。TrendForceが公表してきたDRAMの契約価格の前期比をつなぐと、2016年以降、上昇と下落の大きな波が3回ありました。

局面 期間 四半期数 累積の変化(基準)
1回目の上昇 2016年7〜9月期〜2018年7〜9月期 9 +155.6%(4GBモジュール価格)、連鎖では+110.4%
1回目の下落 2018年10〜12月期〜2019年10〜12月期 5 −58.0%
2回目の上昇 2021年1〜3月期〜7〜9月期 3 +34.1%
2回目の下落 2021年10〜12月期〜2023年7〜9月期 8 −59.8%(範囲の両端で−51.4〜−67.0%)
3回目の上昇 2023年10〜12月期〜2024年7〜9月期 4 +76.9%
汎用DRAMの一服 2024年10〜12月期〜2025年4〜6月期 3 −12.7%(予測の連鎖)
汎用DRAMの急騰(継続中) 2025年7〜9月期〜2026年1〜3月期 3 +161.4%(予測の連鎖)

※TrendForceの契約価格の前期比(四半期の後の集計と、四半期の前・期中の予測が混ざる。範囲は中央値)を当ブログがつないだ連鎖計算で、目安。1回目の上昇の「9四半期」と2回目の上昇の「3四半期」はTrendForce自身の表現で、ほかの区切りはTrendForceの記述から読んだもの。2024年7〜9月期以降は汎用DRAM(HBMを除く)。一服の−12.7%は2025年1〜6月の2四半期の予測をつないだ値(2024年10〜12月期は下落の%が示されていない)。2025年1〜3月期以降はすべて予測。

上昇の長さは9、3、4四半期で、いちばん長い回と短い回で3倍の開きがあります。単純に平均すると5.3四半期です(当ブログの計算)。一方、米JPモルガンは過去の上昇局面の平均を「7〜8四半期」としている、と韓国のマネートゥデイが報じました(2026年1月1日の記事、韓国語を当ブログが訳出)。

どの局面をどう数えたのか、報道からは定義が分からず、当ブログの数え方とも一致しません。平均の取り方ひとつで天井の時期が動くこと自体が、「暴落の日付」を一つに決められない理由の一つだと私は考えています(当ブログの見方)。

下落の側は5四半期と8四半期で、累積の下げはそれぞれ−58.0%と−59.8%でした。長さは違っても、下げ幅はどちらも6割前後です。

1990年代以前の値崩れには、もっと長く深い回もありました。ただ、物差し(契約価格指数、チップ単価、マイクロンの平均販売単価など)が回ごとに違います。この回では、四半期で比べられる2回だけを使います。古い値崩れは、過去の暴落を年表で読む回と、下落の長さから回復の時期を考える回で詳しく扱います。

用語メモ:DRAM=計算中のデータを一時的に置くメモリー。NAND=電源を切ってもデータが残る保存用のメモリー。HBM(広帯域メモリー)=DRAMを積み重ねて高速にした、AI(人工知能)向けの計算機で使うメモリー。契約価格=メーカーとパソコン・サーバーのメーカーなど大口の顧客が、月や四半期ごとに決める取引価格。スポット価格=市場で日々売り買いされる価格。連鎖計算=前期比の変化率を順に掛け合わせて累積の変化を出す計算。3Q26のような表記=2026年の第3四半期(7〜9月期)。

2026年のメモリー価格の予想:各社の多くは逼迫が2026年を越えて続くと見ている

次に、作る側と調べる側が、2026年1月の時点で上昇の長さをどう見ていたかを並べます。

見方の主 日付 内容(要旨) 資料の性格
マイクロン CEO 2025年12月17日 逼迫は2026年(暦年)を越えて続く 決算説明会(第三者の書き起こし)
サムスン電子 メモリー事業の幹部 2026年1月29日 幅広いメモリーの大きな不足が当面続く Reutersの英訳(報道)
SKハイニックス 2026年1月29日 当分の間、需給はタイトが続く見込み 決算説明会の要約文(報道)
キオクシア 幹部 2026年1月21〜22日の記事 2026年分は売り切れ、逼迫は2027年まで 韓国メディアの取材を伝えた報道(言い換え)
南亜科技(ナンヤ)総経理 2026年1月19日 2026年〜2027年上半期の新規供給は限定的 報道
IDC(米国の調査会社) 2025年12月18日 不足は2027年に入っても続く可能性 IDC自身の見方
JPモルガン 2026年1月1日の記事 今回の上昇は10四半期以上(過去平均は7〜8四半期) 報道(マネートゥデイ)
モルガン・スタンレー 2025年9月30日の記事 サイクルのピークは2027年 報道(TrendForce Newsが韓国紙などを紹介)
KB証券 2025年10月17日の記事 値上がりは2026年まで続く可能性が高い 報道(アジア経済)
華邦電子(ウィンボンド)会長 2025年10月(10月19日の報道) 上昇局面は始まったが、2年後には下降局面も来る 報道(言い換え)

※「報道」は報道機関が会社や証券会社の見方を要約・言い換えたもので、会社や証券会社の資料そのものではない。内容は英語・韓国語・中国語の原文を当ブログが訳した要旨。

マイクロン・テクノロジー(以下マイクロン)のCEO(最高経営責任者)は、2025年12月17日の決算説明会で「こうした状況は2026年(暦年)を越えて続くと見ている」と述べました。さらに「中期的には、いくつかの主要顧客の需要の約50%から3分の2しか満たせない」とも話しています(いずれも第三者の書き起こしの英文を当ブログが訳出)。

韓国のSKハイニックスとサムスン電子も、2026年1月29日の決算説明会で「当面」の逼迫を語ったと報じられました。期間の言い方は「当面」「2026年を越えて」「2027年まで」「10四半期以上」と幅があります。それでも、2026年中の値崩れを見込んだ会社は、当ブログが確かめた範囲では見当たりません。

表の中で下降局面に触れたのは、2025年10月の華邦電子の会長の「2年後」だけです。2025年10月から数えると、2027年ごろにあたります(当ブログの読み)。同じ会長は、DDR4(一世代前の汎用DRAM)の値上がりを「落後指標(遅れて動く指標)」とも表現したと報じられています。

ここは、ぜひ一度立ち止まってほしいところです。会社や証券会社の見通しは、実績ではありません。需要の見通しが変われば、言葉も変わります。大家業でも、満室の年ほど「この家賃はしばらく続く」と思いたくなりますが、相場を決めるのは自分の物件ではなく、周りの供給と借り手の懐具合です(当ブログの見方)。

3つのシナリオは、上昇の長さを変えて四半期を足し算しただけ

ここから当ブログのシナリオです。考え方は単純で、今回の上昇の最初の四半期を決め、そこに過去の上昇の長さを足し算するだけ。確率は付けておらず、どれかを本命と考えているわけでもありません。

起点は2025年7〜9月期(3Q25)に置きました。TrendForceが2025年7月7日に、汎用DRAMの契約価格を前期比+10〜15%と予測した四半期で、2024年10〜12月期からの一服のあとの最初の上昇です。

当ブログのシナリオ 上昇の四半期数 なぞる過去・根拠 最後の上昇 下落の始まり
S-A「短い上昇」 4 2023〜24年の上昇(4四半期)。2021年は3四半期 2026年4〜6月期(2Q26) 2026年7〜9月期(3Q26)
S-B「過去平均」 7・8 JPモルガンの「過去平均7〜8四半期」(報道) 2027年1〜3月期〜4〜6月期 2027年4〜6月期〜7〜9月期
S-C「長い上昇」 10以上 JPモルガンの「10四半期以上」(報道)。2016〜18年は9四半期 2027年10〜12月期以降 2028年1〜3月期以降

※当ブログの仮定による試算で、予想ではない。最後の上昇=3Q25+(上昇の四半期数−1)、下落の始まり=その次の四半期。3Q25〜1Q26の上昇もTrendForceの予測で、実績ではない。

計算の例を一つ。S-Aは3Q25から数えて4四半期目が最後の上昇なので、3Q25に3四半期を足して2026年4〜6月期。下落はその次の2026年7〜9月期から始まると置きました。S-Bは、7四半期なら2027年1〜3月期、8四半期なら4〜6月期が最後の上昇になります。

一つ断っておくと、HBMを含むDRAM全体では、TrendForceは2025年4〜6月期にすでに+3〜8%の上昇を予測していました(2025年3月25日)。こちらを起点にすると、どのシナリオも1四半期ずつ早まります(当ブログの計算)。起点の置き方ひとつでも、時期は動くのです。

図は、横軸に2025年から2030年までの四半期をとり、3つのシナリオを1段ずつ並べたものです。濃い青はTrendForceの予測で上昇した2025年7〜9月期〜2026年1〜3月期、薄い青はシナリオで置いた上昇の続き、ピンクの帯が下落の窓です。

縦の線が2026年1月末です。S-Aでは、2026年1〜3月期が終わると、上昇の残りは4〜6月期の1四半期だけ。S-Bでは2027年前半まで、S-Cでは2027年の終わりまで薄い青が伸びています。

図の上には、新工場などの計画の時期を灰色の棒で並べました。2026年前半のM15Xの量産とK2の本格出荷のあと、2027年半ばにID1、M15Xのフル稼働、龍仁1期が集まり、2028年にはP5、インディアナ、ID2が続きます。ピンクの帯と灰色の棒の重なり方が、シナリオごとに違うのが見て取れます。

ピンクの帯の幅は、下落が5四半期(2018〜19年並み)でも8四半期(2021〜23年並み)でも収まるように取ってあります。その下の灰色の帯と点線の青の帯は、底と次の上昇の時期です。「その次の上昇」は、下落の長さから回復の時期を考える回で詳しく見ます。

S-Aで過去並みに6割下がっても、計算上は2025年4〜6月期の少し上に戻る

暴落の「深さ」も、同じ物差しで試算しておきます。2025年4〜6月期を100として汎用DRAMの契約価格の予測をつなぐと、2026年1〜3月期は261.4になります(1.125×1.475×1.575×100、予測の中央値をつないだ当ブログの連鎖計算で、目安)。

S-Aでは、2026年4〜6月期を横ばいと置き、この261.4を天井とします。そこから過去の2回と同じだけ下がると、次のようになります。

当ブログの試算(S-A) 指数(2025年4〜6月期=100) 計算
天井(2026年1〜3月期の水準。4〜6月期は横ばいと置く) 261.4 1.125×1.475×1.575×100
2018〜19年並みに−58%下がった底 109.8 天井×0.42
2021〜23年並みに−60%下がった底 104.5 天井×0.40
2025年4〜6月期の水準まで戻る下落率 −61.7% 1−100÷天井

※当ブログの試算で、予想ではない。−60%は2021〜23年の−59.8%を丸めた値。計算は四捨五入する前の天井(261.35)で行った。指数は予測の中央値をつないだ目安で、実際の価格(ドル)の水準ではない。

過去並みの−58%なら109.8、−60%なら104.5。2025年4〜6月期の約1.10倍・1.05倍の水準に戻る計算です。2025年4〜6月期の水準まで戻るには−61.7%の下げが要り、過去2回の下げ幅をわずかに上回ります。

言いかえると、今回は上がり方が急だった分、6割下がっても「上がる前」の少し上で止まる計算になります。大家業でいえば、家賃が約2.6倍に跳ねた部屋で相場が6割崩れても、跳ねる前の家賃より少し高い水準が残る、という形です(当ブログの見方)。

ただし、これはS-Aだけの話です。S-BやS-Cでは2026年4〜6月期以降も上昇が続くと置くので、天井の水準が決まりません。過去並みに下がるなら、底は天井の0.42倍か0.40倍。天井が高くなるほど、着地点は2025年4〜6月期より上になります。

2016年4〜6月期を100とする長い物差しでは、2026年1〜3月期は195.3で、2018年7〜9月期の天井(210.4)の約0.93倍です。ただ、この連鎖は2016〜18年の上昇を小さめに映します(4GBモジュール価格の+155.6%に対して、連鎖では+110.4%)。あくまで目安として見てください。

用語メモ:指数(2025年4〜6月期=100)=その四半期の価格の水準を100として、前期比の変化率を掛け合わせて作った当ブログの目安。ドル建ての価格そのものではありません。

新工場の稼働時期は、2026年前半と2027年半ば〜2028年の二つの山に分かれる

過去の値崩れについては、マイクロン自身が「業界の供給が需要を上回った」と説明した年もあります(1996年8月期の年次報告書、英文を当ブログが訳出)。供給の側の大きな動きの一つが、新しい工場です。各社が公表している計画を、時期の順に並べました。

案件 製品 公表された時期 いつの計画・報道か
サムスン電子 平沢P4 DRAM 2026年4〜6月期までに月約6万枚を追加 2026年1月4日の報道(KB証券の推計)
SKハイニックス M15X(清州) DRAM(HBM向け) 2026年2月までに量産 2026年1月4日の報道(2024年4月の会社の計画は2025年11月の竣工後に量産)
キオクシア・サンディスク 北上K2 NAND 2026年前半に本格出荷 2025年9月30日の会社発表
南亜科技 新工場 DRAM 2027年初めに装置搬入 2026年1月19日の報道
SKハイニックス 龍仁1期 DRAM 2027年5月竣工予定 2024年4月24日の会社の計画(日付の更新なし)
マイクロン アイダホID1 DRAM 2027年半ばに最初のウエハーを産出 2025年12月17日の決算説明会
SKハイニックス M15X DRAM 2027年半ばにフル稼働(月約5万枚) 2026年1月4日の報道
マイクロン シンガポール HBMの組み立て 2027年にHBMの供給へ寄与 2025年12月17日の決算説明会
華邦電子 高雄 DRAM・NOR 増産は2026年7〜9月期より後 2025年10月19日の報道
サムスン電子 平沢P5 メモリー 2028年から本格稼働 2025年11月16日の会社発表
SKハイニックス インディアナ(米国) HBMの組み立て 2028年下期に量産 2024年4月の発表(報道)
マイクロン アイダホID2 DRAM 2028年末に稼働 2025年12月17日の決算説明会
マイクロン ニューヨーク1棟目 DRAM 供給は2030年以降 2025年12月17日の決算説明会

※いずれも公表時点の計画や報道で、その後の変更は反映していない。マイクロンの説明会の内容は第三者の書き起こしによる。月の枚数はウエハー(半導体を作るシリコンの円板)の枚数。

並べてみると、2026年中に供給に効きそうなのは、M15Xの量産とK2、それにP4の増設が中心です。龍仁1期、ID1、M15Xのフル稼働、P5、インディアナ、ID2といった大型の案件は、2027年半ば〜2028年に集中しています。

2026年の供給の伸びについて、IDCはDRAM+16%、NAND+17%と見込み、「過去の平均を下回る」としました(2025年12月18日、英文を当ブログが訳出)。マイクロンは、2026年の業界のビット出荷(容量で数えた出荷量)をDRAM・NANDとも約+20%と見ています(2025年12月17日)。

設備投資(capex)は増えています。TrendForceの推計(2025年11月13日)では、2026年のDRAMの設備投資は537億ドルから613億ドルへ+14%、NANDは211億ドルから222億ドルへ+5%。それでもTrendForceは、追加の設備投資は2026年のビット供給の伸びにはほとんど影響しないとしています(英文を当ブログが訳出)。

時間差の一例が、台湾の華邦電子です。製造装置の納期が5か月から9か月に延び、高雄の増産は2026年7〜9月期より後になる、と報じられました(2025年10月19日)。

ここは大家業の感覚がそのまま当てはまります。家賃が上がると新築の計画が増えますが、建物ができるまでは1室も貸せません。そして竣工が重なった年に、まとめて空室が出る。新工場は相場の良いときに決まり、数年後に効いてくるものだと私は見ています(当ブログの見方)。

では、新工場の時期は3つのシナリオのどこに落ちるのか。図の灰色の棒を、天井の前後と下落の期間に分けて数えると、次のようになります。

当ブログのシナリオ 天井の前後(最後の上昇〜下落の始まり) その時期に入る新工場など(計画) 下落の窓(5〜8四半期) 下落中に入る新工場など(計画)
S-A 2026年4〜6月期〜7〜9月期 P4・K2 2026年7〜9月期〜2028年4〜6月期 南亜の新工場・龍仁1期・ID1・M15Xフル稼働・シンガポール・華邦高雄・P5
S-B 2027年1〜3月期〜7〜9月期 南亜の新工場・龍仁1期・ID1・M15Xフル稼働・シンガポール・華邦高雄 2027年4〜6月期〜2029年4〜6月期 龍仁1期・ID1・M15Xフル稼働・シンガポール・華邦高雄・P5・インディアナ・ID2
S-C 2027年10〜12月期以降 シンガポール・華邦高雄・P5・インディアナ・ID2・ニューヨーク 2028年1〜3月期以降 華邦高雄・P5・インディアナ・ID2・ニューヨーク

※公表された時期を当ブログが四半期に読み替えた(「半ば」=4〜9月、「前半」=1〜6月、「下期」=7〜12月、「初め」=1〜3月、「末」=10〜12月)。重なりの判定も当ブログによる。

S-Aでは、天井の前後に入るのはP4とK2くらいで、大型の工場は下落が始まってから次々に稼働します。過去並みの5〜8四半期で底を打てるのか、新しい供給が下落を長引かせるのか。S-Aの弱点は、下落の途中に新工場が重なることです(当ブログの見方)。

S-Bでは、2027年の大型案件が天井の前後にまとまって入ってきます。家賃のピークと新築の竣工が重なる形です。S-Cは、2027〜28年の新工場を飲み込むほど需要が伸び続けることが前提で、そのぶん崩れたときの調整は大きくなりえます(当ブログの見方)。

用語メモ:capex(設備投資)=工場や製造装置への投資。ビット出荷=メモリーの容量(ビット)で数えた出荷量。NOR=小容量で読み出しの速いフラッシュメモリー。HBMの組み立て(後工程)=DRAMのチップを積み重ねて一つの製品に仕上げる工程。

需要の側には、端末の減産見通しと「買いだめ」の点検が出てきた

需要の柱は、AI向けのデータセンター投資です。米Metaは、2026年の設備投資を1,150〜1,350億ドルと示しました(2026年1月28日)。2025年の722.2億ドルと比べると、59.2〜86.9%の増加にあたります(当ブログの計算)。

一方、米Microsoftは、2025年10〜12月期の設備投資が375億ドル(ファイナンス・リースを含む)だったとしたうえで、2026年1〜3月期は前の四半期より減る見込みだと説明しました。説明会では「メモリー価格の上昇は設備投資に影響するだろう」とも述べています(2026年1月28日、英文を当ブログが訳出)。

端末の側は、すでに弱さが数字に出ています。TrendForceは2026年のスマートフォンの生産見通しを、2025年11月17日の−2%から、2026年1月15日には−7%へと下げ幅を大きく広げました。IDCは、パソコンの出荷が下振れのシナリオで−4.9%、悲観的なシナリオで−8.9%になりうるとしています(2025年12月18日)。

気になるのは、先回りした買い物です。米Gartnerは、2025年のパソコンの出荷が+9.1%だった理由の一つに「今後のメモリーの値上げと不足を前にした在庫の積み増し」を挙げました(2026年1月20日、英文を当ブログが訳出)。パソコン大手Lenovoの在庫は通常より約50%多いと報じられています(2025年12月2日の記事)。

2026年1月30日には、サムスン電子・SKハイニックス・マイクロンの3社が、意図的な買いだめを防ぐために顧客の注文の点検を強めた、とも報じられました。

過去を振り返ると、2021〜23年の下落では、顧客の在庫が2021年前半の4〜5週から、2021年後半〜2022年には8〜13週へ積み上がっていました(TrendForce)。注文の点検は、先回りの買いが増えていることの裏返しとも読めます(当ブログの見方)。

市場の温度も変わり始めています。DDR4 8Gb(8ギガビットのチップ)のスポット価格は、2025年10月15日の7.059ドルから2026年1月27日の30.9ドルへ約4.38倍になりました。

ただ、週ごとの上昇率は+9.6%(1月14日)、+8.8%(1月21日)、+2.0%(1月27日)と急に鈍りました。TrendForceは1月28日、「工場が調達を止め、スポット市場の取引が停滞している」と書いています(英文を当ブログが訳出)。

こうしたサインの読み方は、天井のサインを点検する回で一つずつ詳しく取り上げます。

用語メモ:AI(人工知能)向けのデータセンター=AIの計算に使うサーバーを大量に置いた施設。ファイナンス・リース=実質的に購入と同じとみなされるリース。IDC・Gartner・TrendForce=いずれも電子機器や半導体の市場を調べる調査会社。

シナリオを崩す条件:天井を後ろへずらす材料と、前へ寄せる材料

シナリオは、外れる道筋とセットで持っておくことに意味があります。2026年1月31日までに公表された材料を、シナリオごとに「崩す側」と「支える側」に分けました。

当ブログのシナリオ このシナリオを崩す材料 このシナリオを支える材料
S-A(上昇4四半期) 上昇が長くなる方向:マイクロン「2026年を越えて」、サムスン電子「2026・27年とも供給増は限定的」(Reutersの言い換え)、キオクシア幹部「2027年まで」、南亜「2027年上半期まで新規供給は限定的」、HBMの2026年分は数量・価格とも契約済み(マイクロン)、2026年の供給の伸び DRAM+16%・NAND+17%(IDC)、追加の設備投資は2026年の供給にほとんど効かない(TrendForce) スポットの週次の急減速と「工場が調達を止めた」(TrendForce)、スマートフォンの生産−7%、パソコンの下振れシナリオ(IDC)、2025年のパソコンの前倒し(Gartner)、Lenovoの在庫が通常より約50%多い(報道)、Microsoftの1〜3月期の設備投資は前期より減る見込み
S-B(7〜8四半期) 短くなる方向:端末の需要の減少、買いだめの解消(3社による注文の点検)、AI投資の減速、M15X・P4の早い寄与/長くなる方向:JPモルガン「10四半期以上」、モルガン・スタンレー「ピークは2027年」、Metaの設備投資+59.2〜86.9%、大型工場の遅れ(龍仁1期は2024年の計画のまま) 上昇の長さが「過去平均」に戻るという仮定そのもの(JPモルガンの「過去平均7〜8四半期」、報道)
S-C(10四半期以上) 上昇が短くなる方向:2027年の新工場(ID1・龍仁1期・M15Xフル稼働・南亜)と華邦の増産、中国の増設(CXMTが停止していた大型投資を再開、YMTCが2025年に月6.5万枚を追加、報道)、華邦電子会長「2年後に下降局面」、高値による端末の需要の減少 JPモルガン「10四半期以上」「歴史上最も長く強い」(報道)、キオクシア幹部「2027年まで」、サムスン電子「2026・27年とも供給増は限定的」(報道)

※材料の多くは会社・証券会社・調査会社の見方や報道で、実績ではない。「」内は英語・韓国語・中国語の発言や報道を当ブログが訳した要旨。CXMT(長鑫存儲)は中国のDRAMメーカー、YMTC(長江存儲)は中国のNANDメーカー。

S-Aがいちばん崩れやすいのは、作る側の言葉です。主要な各社がそろって「2026年を越えて」「当面」と言うなかで、2026年7〜9月期に価格が下がり始めるには、需要の側が早く崩れる必要があります。端末の減産、買いだめの解消、AI投資の一服が重なれば話は別で、S-Aを最初から外して考えることはできないと私は考えています(当ブログの見方)。

S-Bは、上昇の長さが「平均」に戻るという、いちばん素直な置き方です。ただ、平均の中身が分からない以上、平均であること自体を根拠にしすぎないほうがよいと思います。崩す材料は、両方向にあります。

S-Cを崩す材料は、2027年に入ってくる新工場と中国の増設です。華邦電子の会長の「2年後」も、時期としてはS-Bに近い見方です。逆にS-Cを支えるのは、JPモルガンの「10四半期以上」と、2027年まで供給が増えにくいという会社の言葉。S-Cは、2027年の新工場を需要が飲み込めるかどうかに懸かっています(当ブログの見方)。

投資の目線:メモリー株は価格の天井より先に動いてきた。シナリオのどこにいるかを数字で確かめる

ここからは、シナリオを株式投資の目線で読み直します。マイクロン、SKハイニックス、サムスン電子、キオクシアといったメモリー関連株は、利益がメモリーの値段の波でそのまま振れる株です。マイクロンの営業利益率は、2018年8月期の49.3%から、2023年8月期には−37.0%まで振れました。

直近では、マイクロンの2025年9〜11月の四半期の営業利益率が45.0%で、2018年の山(2018年6〜8月の51.9%)を下回ります。SKハイニックスの2025年10〜12月期は58.4%で、2018年7〜9月期の56.7%をすでに上回りました。

株価は、価格より先に動いてきました。DRAMの価格の天井(2018年・2021年・2024年の各7〜9月期)に対して、マイクロンとSKハイニックスの株価の高値は2〜6か月早くつきました。例外は2021年のマイクロンで、高値は価格の天井より4か月遅れました(2021年2月にもほぼ同じ水準をつけています)。サムスン電子は1〜10か月早かった計算です(月末の終値、二次資料による当ブログの集計)。

天井から底までの株価の下げは、3回でマイクロンが−41.5〜−46.3%、SKハイニックスが−32.4〜−47.0%、サムスン電子が−29.7〜−37.5%でした。一方、2025年の安値から2026年1月末までに、マイクロンは+439.2%、SKハイニックスは+412.1%(いずれも2025年4月から)、サムスン電子は+206.3%(2025年1月から)上がっています。

ここまで先に上がった株価は、逼迫が長く続く側のシナリオをある程度、前提にしている可能性があると思います(当ブログの見方)。逆にS-Aの側へ傾けば、過去の形では、株価は価格の統計より先に反応してきました。価格の転換を確かめてから考えると、株価はもう別の場所にいる、ということが起こりえます。

では、シナリオのどこにいるのかを、次の決算や統計で何から確かめるか。2026年1月時点の数字を出発点に整理します。

確かめる点 2026年1月時点の数字 当ブログの見方
契約価格の予測の向き 2026年1〜3月期 汎用DRAM+55〜60%、NAND+33〜38%(TrendForce、2026年1月5日) 次の四半期の予測で上げ幅が縮むか、上方修正が続くか
スポット価格の勢い DDR4 8Gbの週次 +9.6%→+8.8%→+2.0%(2026年1月14日→27日) 減速が続くか、下落に変わるか
会社の言葉 マイクロン「2026年を越えて」、サムスン電子「当面」(2025年12月〜2026年1月) 期間の言い方が短くなるかどうか
在庫 マイクロンの在庫日数126日(2025年11月27日) 再び積み上がり始めるか
設備投資 マイクロンの2026年9月期 約200億ドル(それまでの見込みは約180億ドル)、TrendForce推計 DRAM+14% 上方修正が続けば、2027〜28年の供給が厚くなる

※在庫日数126日はマイクロンの公表値(当ブログの式=期末の在庫÷(売上高−売上総利益)×91では125日)。マイクロンの2026年9月期は2025年8月29日〜2026年9月3日。

パソコンやサーバーを買う会社にとっても、この地図は役に立ちます。米HPのCEOは、メモリーの費用が「一般的なパソコンのコストの15〜18%」になっていると述べました(2025年11月下旬の決算説明会、第三者の書き起こしの英文を当ブログが訳出)。S-Aのように下落が早く始まっても、計算上の着地点は2025年4〜6月期の少し上です。

買い替えの時期を価格の見通しだけで決めるのは難しく、税金の扱いもあわせて考えたいところです。パソコンの買い替えと税金は、メモリー価格の波と税金を取り上げる回で整理します。

最後にリスクを一つ。シナリオは過去の上昇の長さを当てはめただけで、HBMと汎用DRAMの値動きが分かれる可能性は入っていません。HBMは2026年分の数量と価格が契約済みだとマイクロンは説明しています。汎用DRAMの値崩れと、HBMの値段は別の時計で動きうる、という点は頭に置いておきたいところです(当ブログの見方)。株価と価格の転換点は、メモリー株を取り上げる回で詳しく比べます。

次のメモリー価格の暴落は、一つの日付ではなく「上昇の長さ×新工場」で見る

この回の試算を振り返ります。DRAMの上昇は9・3・4四半期とばらつき、上昇を4、7〜8、10以上と置いた3つのシナリオでは、下落の始まりは2026年7〜9月期、2027年4〜6月期〜7〜9月期、2028年1〜3月期以降に分かれました。

新工場は2027年半ば〜2028年に集中し、過去並みに6割下がっても、S-Aの計算上の着地点は2025年4〜6月期の約1.05〜1.10倍です(いずれも当ブログのシナリオと試算)。

2026年に入って見ていきたいのは、まずTrendForceの次の四半期の契約価格の予測と、その修正の向きです。そのうえで、DDR4のスポット価格の週ごとの動き、スマートフォンやパソコンの生産見通し、決算説明会での「当面」「2026年を越えて」という言葉が変わるかどうか、在庫日数と設備投資の修正。新工場では、M15Xの量産の進み方と、龍仁1期・ID1の日程が更新されるかを確かめてください。

大家業を長く続けていると、満室の年に周りの新築の竣工予定を数えておく人ほど、空室の冬を落ち着いて迎えていると感じます。3つのシナリオは、そのための暦です。下落がどこまで続き、その次の上昇がいつ来るのかは、過去の下落期間と減産から回復の時期を考える回で続けて考えます。シリコンサイクルのしくみを取り上げる回、2016〜2025年の3つの波を取り上げる回、天井のサインを点検する回もあわせてどうぞ。

 

※本記事は公表資料をもとにした情報提供を目的としたもので、特定の銘柄や商品の売買を勧めるものではありません。メモリー価格の時期やシナリオは、過去のデータに当ブログが置いた前提を当てはめた試算で、将来の価格・業績・株価を予想・保証するものではありません。

※数値は各社の決算資料・米国証券取引委員会(SEC)への提出書類・WSTS(世界半導体市場統計)・調査会社の公表資料などをもとに当ブログが集計・計算したもので、四捨五入の関係で合計が合わない場合があります。数値は2026年1月31日までに公表されたもので、時点は本文・表に記載しています。税制は2026年1月31日時点の法令にもとづき、令和8年度税制改正大綱の内容は今後の法改正で決まります。

出典・参考

  • Memory Makers Prioritize Server Applications, Driving Across-the-Board Price Increases in 1Q26(TrendForce、2026年1月5日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20260105-12860.html
  • Global DRAM Revenue Jumps 30.9% in 3Q25, Micron’s Market Share Climbs by 3.7 Percentage Points(TrendForce、2025年11月26日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20251126-12802.html
  • Transition between DRAM Generations Drives Diverging 3Q25 Price Trends; Consumer DDR4 Prices Expected to Surge Over 40%(TrendForce、2025年7月7日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20250707-12633.html
  • Downstream Inventory Reduction Eases DRAM Price Decline in 2Q25(TrendForce、2025年3月25日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20250325-12528.html
  • TrendForce Reports DRAM Contract Prices Stabilized in June and Are Expected to Rise in Third Quarter(TrendForce、2016年7月5日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20160705-9444.html
  • DRAM Contract Prices to Rise Over 10% Sequentially in Fourth Quarter as Memory Demand Stays Hot, Says TrendForce(TrendForce、2016年9月6日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20160906-9514.html
  • DRAM Products to See a Weak Price Trend in 4Q18 after Price Growth of Nine Consecutive Quarters(TrendForce、2018年8月16日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20180816-10039.html
  • Stagnant PC DRAM Contract Prices in August; TrendForce Anticipates Sliding Prices for 4Q18 Contracts(TrendForce、2018年9月3日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20180903-10046.html
  • Prices for Some Contracts Have Been Adjusted Downward Twice in 4Q18, Contract Prices of DRAM Products Would See Steeper Decline in 1Q19, Says TrendForce(TrendForce、2018年12月4日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20181204-10078.html
  • A Sharper Price Decline of Nearly 20% Is Expected for 1Q19 in DRAM Market, Says TrendForce(TrendForce、2019年1月15日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20190115-10093.html
  • DRAM Quotes Continue to Fall in 2Q, Further Compressing Suppliers’ Profits, Says TrendForce(TrendForce、2019年5月28日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20190528-10140.html
  • Decline in Q4 DRAM Contract Prices Lessens as Buying Momentum Recovers, Says TrendForce(TrendForce、2019年11月11日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20191111-10197.html
  • Demand for Preemptive 3Q19 DRAM Shipment Rises, Pushing Global DRAM Revenue Up by 4%, Says TrendForce(TrendForce、2019年11月18日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20191118-10198.html
  • PC DRAM Contract Prices Projected to Undergo Remarkable 13-18% Increase QoQ in 2Q21 Owing to High Demand from End Products and Data Centers, Says TrendForce(TrendForce、2021年3月16日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20210316-10717.html
  • DRAM Prices for 3Q21 Projected to Undergo Minor QoQ Increase of 3-8% Owing to Rising Demand from Peak Season, Says TrendForce(TrendForce、2021年7月13日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20210713-10858.html
  • DRAM Prices Projected to Decline by 3-8% QoQ in 4Q21 Due to Rising Level of Client Inventory, Says TrendForce(TrendForce、2021年9月22日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20210922-10947.html
  • DRAM Industry’s Revenue Rises by 10% QoQ for 3Q21 Thanks to Slight Shipment Growth and Ongoing Quote Hikes, Says TrendForce(TrendForce、2021年11月16日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20211116-11007.html
  • DRAM ASP Expected to Decline by 8-13% QoQ in 1Q22 Owing to Seasonal Demand Downturn, Says TrendForce(TrendForce、2021年12月13日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20211213-11050.html
  • Pincered by Russian-Ukrainian War and Inflation, DRAM Price Drop Forecast to Continue in 2Q22 by 0-5%, Says TrendForce(TrendForce、2022年3月28日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20220328-11175.html
  • Consumer Demand Remains Stagnant, Supply Chain Inventories Remain High, DRAM Q4 Price Drop to Expanded to 13~18%, Says TrendForce(TrendForce、2022年9月22日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20220922-11391.html
  • Due to Falling Shipments and Prices, Global DRAM Revenue for 3Q22 Showed QoQ Drop of Almost 30%—Unprecedented Since 2008 Financial Crisis, Says TrendForce(TrendForce、2022年11月16日)https://trendforce.com/presscenter/news/20221116-11459.html
  • Decline in DRAM ASP Narrows to 10~15% in 2Q23 with No End in Sight, Says TrendForce(TrendForce、2023年3月28日)https://trendforce.com/presscenter/news/20230328-11626.html
  • DRAM and NAND Flash Prices Expected to Fall Further in 2Q23 Due to Weak Server Shipments and High Inventory Levels, Says TrendForce(TrendForce、2023年5月9日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20230509-11667.html
  • DRAM ASP Decline Narrows to 0~5% for 3Q23 Owing to Production Cuts and Seasonal Demand, Says TrendForce(TrendForce、2023年7月5日)https://trendforce.com/presscenter/news/20230705-11743.html
  • Contract Prices Bottom Out in Q3, Reigniting Buyer Momentum and Boosting DRAM Revenue by Nearly 20%, Says TrendForce(TrendForce、2023年12月4日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20231204-11942.html
  • DRAM Industry Sees Nearly 30% Revenue Growth in 4Q23 Due to Rising Prices and Volume, Says TrendForce(TrendForce、2024年3月5日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20240305-12060.html
  • DRAM Industry Revenue Surges 24.8% in 2Q24, Upward Revision of Contract Price Increase for Q3, Says TrendForce(TrendForce、2024年8月15日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20240815-12254.html
  • Server DRAM and HBM Boost 3Q24 DRAM Industry Revenue by 13.6% QoQ, Says TrendForce(TrendForce、2024年11月26日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20241126-12380.html
  • Passive Buyer Strategies Drive DRAM Contract Prices Down Across the Board in 1Q25(TrendForce、2024年12月30日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20241230-12424.html
  • Server DRAM and HBM Continue to Drive Growth, 4Q24 DRAM Industry Revenue Increases by 9.9% QoQ, Says TrendForce(TrendForce、2025年2月27日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20250227-12492.html
  • Memory Industry to Maintain Cautious CapEx in 2026, with Limited Impact on Bit Supply Growth(TrendForce、2025年11月13日)https://trendforce.com/presscenter/news/20251113-12780.html
  • Rising Memory Prices Weigh on Consumer Markets; 2026 Smartphone and Notebook Outlook Revised Downward(TrendForce、2025年11月17日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20251117-12784.html
  • Price Hikes on New Models Weigh on Sales, Smartphone Production to Face Clear Headwinds from 2Q26(TrendForce、2026年1月15日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20260115-12880.html
  • Memory Spot Price Update – DRAM module sellers mostly halt quotes as mainstream DDR4 soars 7.21%(TrendForce News、2025年10月15日)https://www.trendforce.com/news/2025/10/15/insights-memory-spot-price-update-dram-module-sellers-mostly-halt-quotes-as-mainstream-ddr4-soars-7-21/
  • Memory Spot Price Update – DRAM surges as sellers hold back inventory, mainstream DDR4 up nearly 10%(TrendForce News、2026年1月14日)https://www.trendforce.com/news/2026/01/14/insights-memory-spot-price-update-dram-surges-as-sellers-hold-back-inventory-mainstream-ddr4-up-nearly-10/
  • Memory Spot Price Update: DDR4/DDR5 Hit Highs, Buyers Hesitant; DDR3 Sees Uptick(TrendForce News、2026年1月28日)https://www.trendforce.com/news/2026/01/28/insights-memory-spot-price-update-ddr4ddr5-hit-highs-buyers-hesitant-ddr3-sees-uptick/
  • Samsung, SK hynix and Micron reportedly rein in orders to curb hoarding as supply tightness persists(TrendForce News、2026年1月30日)https://www.trendforce.com/news/2026/01/30/news-samsung-sk-hynix-and-micron-reportedly-rein-in-orders-to-curb-hoarding-as-supply-tightness-persists/
  • Record-Low Memory Stock Could Signal Supercycle Ahead, Likely Peaking by 2027(TrendForce News、2025年9月30日)https://www.trendforce.com/news/2025/09/30/news-record-low-memory-stock-could-signal-supercycle-ahead-likely-peaking-by-2027/
  • China’s NAND Giant YMTC Reportedly Moves into HBM Using TSV, Following CXMT and Huawei(TrendForce News、2025年9月26日)https://www.trendforce.com/news/?p=46028
  • Nanya Tech posts record Q4 EPS NT$3.58, flags tight DDR5/4/3 supply and 1Q price hikes(TrendForce News、2026年1月19日)https://www.trendforce.com/news/2026/01/19/news-nanya-tech-posts-record-q4-eps-nt3-58-flags-tight-ddr543-supply-and-1q-price-hikes/
  • 南亞科第四季每股獲利暴衝達58 元,全年 EPS 來到 2.13 元(TechNews 科技新報、2026年1月19日)https://finance.technews.tw/2026/01/19/nanya-technologys-fourth-quarter-earnings-per-share-surged-to-nt3-58/
  • DDR4結構性缺貨 華邦電明年營收戰千億元 規劃新一輪擴產(鉅亨網、2025年10月19日)https://news.cnyes.com/news/id/6196913
  • MU Q1 2026 Earnings Call Transcript(platformaeronaut.com、第三者による書き起こし、2025年12月17日)https://transcripts.platformaeronaut.com/transcripts/MU-1Q26-transcript
  • Micron Technology, Inc. Reports Results for the First Quarter of Fiscal 2026(Form 8-K Exhibit 99.1)(Micron Technology、2025年12月17日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/723125/000072312525000044/a2026q1ex991-pressrelease.htm
  • Form 10-K(fiscal year ended August 29, 1996)(Micron Technology、1996年)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/0000723125/000095010996006513/0000950109-96-006513.txt
  • Micron Technology 営業利益・売上高(SEC XBRL API、OperatingIncomeLoss/RevenueFromContractWithCustomerExcludingAssessedTax、2025年12月18日までの提出分を参照)https://data.sec.gov/api/xbrl/companyconcept/CIK0000723125/us-gaap/OperatingIncomeLoss.json
  • SK하이닉스 4Q25 컨퍼런스콜 요약(Finance Scope、2026年1月29日)https://www.finance-scope.com/article/view/scp202601290032
  • SK hynix Announces FY25 Financial Results(SK hynix、2026年1月28日)https://news.skhynix.com/en/sk-hynix-announces-fy25-financial-results/
  • SK하이닉스 2018년 3분기 경영실적 발표(SK hynix、2018年10月25日)https://news.skhynix.co.kr/3q-2018-business-performance/
  • SK하이닉스 청주 M15X 신규 D램 생산기지(SK hynix、2024年4月24日)https://news.skhynix.co.kr/presscenter/m15x
  • SK hynix confirms $3.87 billion investment in Indiana advanced chip packaging facility(DatacenterDynamics、2024年4月3日の発表)https://datacenterdynamics.com/en/news/sk-hynix-confirms-387-billion-investment-in-indiana-advanced-chip-packaging-facility
  • Samsung sees acute chip shortage persisting, warns of mobiles headwind after profit triples(Reuters、Yahoo Finance掲載、2026年1月29日)https://finance.yahoo.com/news/samsung-profit-triples-record-high-224652363.html
  • 삼성, 국내에 향후 5년간 450조원 투자(삼성전자 뉴스룸、2025年11月16日)https://news.samsung.com/kr/%ec%82%bc%ec%84%b1-%ea%b5%ad%eb%82%b4%ec%97%90-%ed%96%a5%ed%9b%84-5%eb%85%84%ea%b0%84-450%ec%a1%b0%ec%9b%90-%ed%88%ac%ec%9e%90
  • Samsung, SK hynix dramatically scaling up HBM production to meet rising demand, recent Nvidia deals(Korea JoongAng Daily、2026年1月4日)https://www.koreajoongangdaily.com/business/samsung-sk-hynix-dramatically-scaling-up-hbm-production-to-meet-rising-demand-recent-nvidia-deals/12391367
  • ‘삼성SK 영업이익 200조’ 전망도…JP모건, 역대급 슈퍼사이클 예측(머니투데이、2026年1月1日)https://www.mt.co.kr/industry/2026/01/01/2026010112534633899
  • KB증권 메모리 공급 부족 장기화(아시아경제、2025年10月17日)https://core.asiae.co.kr/article/2025101707541336509
  • Kioxia warns of tight NAND supply through 2027(DIGITIMES Asia、2026年1月22日)https://www.digitimes.com/news/a20260122VL203.html?chid=12
  • Memory manufacturer Kioxia reveals its entire NAND flash production volume for 2026 is already ‘sold out’(PC Gamer、2026年1月21日)https://pcgamer.com/hardware/ssds/memory-manufacturer-kioxia-reveals-its-entire-nand-flash-production-volume-for-2026-is-already-sold-out/
  • 北上工場第2製造棟の稼働開始(キオクシア、2025年9月30日)https://www.kioxia.com/ja-jp/about/news/2025/20250930-1.html
  • Global Memory Shortage Crisis: Market Analysis and the Potential Impact on the Smartphone and PC Markets in 2026(IDC、2025年12月18日)https://www.idc.com/resource-center/blog/global-memory-shortage-crisis-market-analysis-and-the-potential-impact-on-the-smartphone-and-pc-markets-in-2026/
  • Gartner Says Worldwide PC Shipments Increased 9.3% in Fourth Quarter of 2025 and 9.1% for the Full Year(Gartner、2026年1月20日)https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2026-1-20-gartner-says-worldwide-pc-shipments-increased-9-point-3-percent-in-fourth-quarter-of-2025-and-9-point-1-percent-for-the-full-year
  • PC Supply Chain Survey: Pricing Game After Memory Surge, Dell, HP, and Lenovo Plan Price Hikes(Tiger Brokers/Stock News、2025年12月2日)https://www.itiger.com/news/1160425557
  • HP Q4 2025 earnings call quote(ai、第三者による書き起こしの抜粋、日付表示なし)https://ceointerviews.ai/quote/memory-costs-are-currently-15-to-18-of-MTA0NzcwMg/
  • Meta Q4 and full-year 2025 earnings release(Form 8-K Exhibit、Quartr提供・Fortune掲載、2026年1月28日)https://fortune.com/company-assets/1548/quartr/earnings-release-8-k-dd197-2026-01-28-09-57-04.pdf
  • Microsoft FY26 Q2 earnings call(Microsoft Investor Relations、2026年1月28日)https://www.microsoft.com/en-us/investor/events/fy-2026/earnings-fy-2026-q2
  • 株価:Yahoo Finance MU monthly history(2015年1月〜2026年1月の月末終値を参照)https://finance.yahoo.com/quote/MU/history/?period1=1420070400&period2=1769904000&frequency=1mo
  • 株価:Yahoo Finance 000660.KS monthly history(同)https://finance.yahoo.com/quote/000660.KS/history/?period1=1420070400&period2=1769904000&frequency=1mo
  • 株価:Yahoo Finance 005930.KS monthly history(同)https://finance.yahoo.com/quote/005930.KS/history/?period1=1420070400&period2=1769904000&frequency=1mo