東雲結子:石井先生、聞いてください。スーパーの卵の特売に行ったら、開店してすぐに棚が空っぽでした。大口のお客さんが、カゴに山積みにしていったんです。

税理士石井:それは残念でしたね。実はビットコインの売り場にも、2024年からは大口のお客さんが目立つようになりました。米国の現物ETF(上場投資信託)と、ビットコインを買い集める上場企業です。

東雲結子:知っています! ストラテジーという会社は、1月だけで4万BTC以上をカゴに入れたんですよね。棚が空っぽになるなら、もう値段は下がりようがないのでは?

税理士石井:うーん、そこが落とし穴です。その1月、ビットコインは月間で−10.16%でした(日足終値)。同じ月に、米国の現物ETFからは約16億ドルが純流出したと報じられています。

東雲結子:えっ、カゴに入れる人と、棚に戻す人が同時にいたんですか。レジの前が大渋滞です……。

税理士石井:ははは、まさにそうなんです。しかもETFのお客さんは、気が変われば、カゴの中身をまとめて棚に戻せます。

東雲結子:それは困ります。特売の棚が、いきなり卵の山で崩れそうです(汗)。

税理士石井:大家業でいえば、一棟まるごと借りてくれる法人のお客さんは心強い反面、出ていくときは一度に空室になります。新しい買い手が来てから、ビットコインの値動きは確かに小さくなりました。日々の終値で測る年率のボラティリティ(値動きの大きさ)は、2025年が41.9%と、2017年の94.3%の半分以下です。

東雲結子:じゃあ、棚の値札を見るより、大口のお客さんのカゴの中身と、お財布の具合を見たほうがいいんですね。

税理士石井:そのとおりです。今日は、ETFと企業の保有がどこまで増えたのか、値動きはどれくらい小さくなったのか、そして「4年サイクルは終わった」と言えるのかを、数字で確かめていきましょう。

この回は、2024年以降にビットコイン(BTC)の売り場で存在感を増した「新しい買い手」を取り上げます。2024年1月に取引が始まった米国の現物ビットコインETF(上場投資信託)と、2020年から買い続けているストラテジー(旧マイクロストラテジー)をはじめとする、ビットコインを大量に持つ上場企業です。こうした買い手がビットコインの4年サイクルを変えたのかどうかは、2026年に向けて名前のある機関の見方が大きく割れているテーマです。

数字を並べると、二つの面が見えてきます。一つは、新しい買い手の大きさと、小さくなった値動きです。米国の現物ETFの純資産は1,076億ドル(2026年1月29日)、ストラテジーの保有は712,647BTC(1月25日時点)。強気相場の中の最大の下落は今回が最も浅く、年率のボラティリティはサイクルごとに小さくなってきました。もう一つは、2025年10月6日の最高値(終値124,752.53ドル、暫定)からの下落が、1月31日に−36.98%に達し、同じ1月にETFから資金が流出したことです。底はまだ確定していません。

価格はデータ提供サイトのYahoo Finance(CoinMarketCapのデータ)のドル建て・日足終値(協定世界時)、ETFの資金の出入りはSoSoValueの集計を報じたニュース(二次資料)、ストラテジーの保有は同社が米国証券取引委員会に出した8-K(臨時報告書)によります。大家として思うのは、大口のテナントほど、入居の喜びと退去の怖さを両方連れてくるということです。この回では、暗号資産や暗号資産関連株を持つ人、眺める人の投資の目線でも、数字を読んでいきます。

この記事の要点 根拠となる数字
新しい買い手は、2年で大きな存在になった 米国の現物ETFの純資産1,076億ドル(BTCの時価総額の6.4%、2026年1月29日)、ストラテジー712,647BTC(1月25日時点)
値動きは小さくなった 強気相場の中の最大下落 −70.12%→−35.51%→−53.06%→−28.14%、年率ボラティリティ(日次終値)94.3%(2017年)→41.9%(2025年)
それでも天井からの下落は、今のところ2021年型に近い 天井から117日で−36.98%(2026年1月31日)、2021年は112日で−36.07%(月末値で近似)。1月のETFの純流出は約16億ドル
投資の目線:新しい買い手は、下落局面では売り手にもなりうる。資金の流れと取得単価を確かめたい ストラテジーの平均取得単価76,037ドルに対し、1月31日の終値は+3.40%(日中の安値では−0.29%)

米国のビットコインETFは、2年で純資産1,000億ドルを超える買い手になった

米国の証券取引委員会(SEC)は2024年1月10日、複数の現物ビットコインETFの上場・取引を承認しました(ゲンスラー委員長の声明)。取引が始まったのは翌1月11日です(報道による)。それから約2年で、ETFはビットコインの売り場の大きな買い手になりました。

用語メモ:ETF(上場投資信託)=証券取引所に上場し、株と同じように売買できる投資信託。現物ビットコインETFは、集めたお金で実際のビットコインを持つ。純流入・純流出=ETFに入ったお金から出たお金を差し引いた額。SoSoValue=ETFの資金の出入りを集計しているデータサイト。

時点 累積の純流入 純資産 出典(SoSoValueの集計を報じたもの)
2024年12月30日 352.4億ドル 1,060億ドル(BTCの時価総額の5.6%) CryptoSlate
2025年12月30日 569.6億ドル 1,144.4億ドル Unlock
2025年12月31日 約566.1億ドル(当日の流出3.481億ドルを差し引いた計算) 1,132.9億ドル The Coin Republic
2026年1月28日 563.34億ドル 1,153.51億ドル Odaily
2026年1月29日 555.16億ドル 1,076.48億ドル(BTCの時価総額の6.4%) PANews

※数値は米国の現物ビットコインETFの合計。いずれもSoSoValueのデータを報じた二次資料で、日付と出典がそろわない。2024年の暦年の純流入は、Benzingaは356.6億ドルとしており、上の352.4億ドル(12月30日までの累積)と4.2億ドルの差がある。

2024年の1年間で、ETFには約350億ドルが入りました(12月30日までの累積で352.4億ドル、CryptoSlate。暦年ではBenzingaが356.6億ドルとしています)。2025年は、累積の差し引きで約214億ドルの純流入です(当ブログの計算で、起点と終点の日付と出典が違うため、5億ドル程度の誤差がありえます)。純資産がビットコインの時価総額に占める割合は、2024年12月30日の5.6%から、2026年1月29日の6.4%に上がりました。

ところが、2025年12月から流れが変わります。12月は約10.9億ドルの純流出(The Coin Republic)。2026年1月は約16億ドルの純流出で、The Blockは月間で過去3番目に大きい流出と報じました。最終週だけで約14.9億ドル、1月29日の1日で8.18億ドルの流出です(そのうちブラックロックのETF、IBITが3.18億ドル)。

1月の約16億ドルは、累積の数字とも大きく食い違いません。累積の純流入は、12月31日の約566.1億ドルから1月29日の555.16億ドルへ、約11億ドル減りました(当ブログの計算)。1月最後の取引日の1月30日の流出を加えて約16億ドルとする報道と、おおむね整合します。

ストラテジー1社で、上場企業の上位100社の保有の63.2%

もう一つの新しい買い手が、ビットコインを財務の柱として買い集める上場企業です。その筆頭がストラテジーです。

項目 数字 時点・出典
ストラテジーの保有 712,647BTC 2026年1月25日時点(1月26日の8-K、一次資料)
同 取得総額・平均取得単価 541.9億ドル・76,037ドル 同上
同 2026年1月の購入 40,147BTC(1,283+13,627+22,305+2,932) 1月1日〜25日(同社の購入履歴)
同 1月20日〜25日の購入 2,932BTC、2億6,410万ドル(平均90,061ドル) 資金は株式(MSTR)のATMで2億5,700万ドル、STRCで700万ドル
上場企業の上位100社の保有 1,127,981BTC(うちストラテジーが63.2%) 2026年1月26日(BitcoinTreasuries、二次資料)
上場企業の保有の合計 約109万BTC(非上場企業は279,414BTC、すべての区分の合計は400万BTC超) 2025年12月末(同)
メタプラネットの保有 35,102BTC(平均取得単価15,945,691円、取得総額5,597.26億円) 2025年12月30日の適時開示

※63.2%は712,647÷1,127,981で当ブログの計算。メタプラネットの2026年1月中の追加の開示は、この連載では確認していない。

ストラテジーは、2026年1月だけで40,147BTCを買い、保有は712,647BTCになりました。上場企業の上位100社の保有1,127,981BTCのうち、ストラテジー1社で63.2%を占めます。買い手として大きいのは確かですが、その中身は1社への集中でもあります。

平均取得単価は76,037ドルです。2026年1月31日の終値78,621.12ドルは、これをわずか3.40%上回るだけで、同じ日の日中の安値75,815.88ドルは、平均取得単価を0.29%下回りました(当ブログの計算)。1月31日の終値で評価すると、保有の時価は約560億ドルで、取得総額541.9億ドルとの差はわずかです(当ブログの計算)。

買い方にも目を向けておきます。1月20日から25日の購入2,932BTCの資金は、株式のATMで2億5,700万ドル、STRCという別の証券で700万ドルでした。株式を売って集めたお金でビットコインを買う仕組みなので、株価が下がると、同じ額を集めるのに必要な株数が増えます(当ブログの見方)。

日本のメタプラネットは、2025年12月30日の開示で35,102BTC、平均取得単価15,945,691円でした。2026年1月31日の円建ての終値12,166,224円(CoinMarketCapによる円換算で、日本の取引所の価格ではない)で比べると、平均取得単価を23.70%下回っています(当ブログの計算)。

用語メモ:DAT(デジタル資産トレジャリー企業)=ビットコインなどの暗号資産を、会社の財務の中心として大量に保有する上場企業。ATM(アット・ザ・マーケット)=市場で少しずつ新株を売り出して資金を集める仕組み。8-K=米国の上場企業が重要な出来事を開示する臨時報告書。

大家業にたとえると、ストラテジーは一棟まるごと借りてくれる大口の法人テナントです。入居してくれている間は、満室で家賃も安定し、とても心強い。けれど、そのテナントが退去を決めたら、一度に大きな空室が生まれます。買い手が大きいことと、買い手が集中していることは、表と裏です。

MSCIは1月6日、DATの除外を見送った。ただし協議は続く

企業の保有にとって、2025年秋からの大きな論点が、株価指数の扱いでした。

株価指数を提供するMSCIは、2025年10月の協議文書で、主な事業がビットコインなどのデジタル資産のトレジャリー活動である企業を、デジタル資産の保有が総資産の50%以上なら、MSCIの指数から外す案を示していました(協議文書の英文を当ブログが要約)。

暫定の対象リストには39社が載り、日本のメタプラネットも含まれていました。この間、JPモルガンは、MSCIなどの主要な指数がストラテジーを外せば、同社が数十億ドル規模の資金流出に直面しうると指摘したと報じられています(The Block、2025年11月20日)。

MSCIは2026年1月6日、この除外案を実施しないと発表しました。ただし、DATの株数(NOS)や浮動株比率(FIF)が増えても指数には反映せず、新しい採用やサイズ区分の移行も凍結し、さらに事業を営まない会社全般の扱いについて、より広い協議を行う予定としています。ビットコインの終値は、1月5日から6日に−0.16%と、ほとんど動きませんでした。

当ブログの見方では、除外の見送りで目先の大きな売りの心配は一つ減りましたが、指数の扱いは「凍結」で、決着ではありません。新株を売ってビットコインを買う会社にとって、指数に組み入れられ続けるかどうかは、株の買い手の厚みに関わります。協議の行方は、企業の買いが続くかを見るうえでの確かめる点です。

用語メモ:MSCI=世界の株価指数を算出・提供する会社。その指数に連動して運用する資金が多く、組み入れや除外が株の売買につながる。NOS=発行済株式数。FIF=外国人投資家向けの浮動株比率(Foreign Inclusion Factor)。

値動きは小さくなった:強気相場の中の最大下落と、ボラティリティ

新しい買い手が来てから、ビットコインの値動きはどう変わったのか。二つの物差しで確かめます。

一つ目は、強気相場の中の最大の下落です。天井をつけるまでの上昇の途中で、それまでの終値の最高値からどれだけ下げたか、その最大の値を、サイクルごとに並べました。

サイクル 強気相場の中の最大下落(終値) 期間 日中の高値・安値では
2013年 −70.12% 2013年4月10日→16日(6日) −77.28%
2017年 −35.51% 2017年9月1日→14日(13日) −40.77%
2021年 −53.06% 2021年4月13日→7月20日(98日) −55.45%
2024〜25年 −28.14% 2025年1月21日→4月8日(77日) −31.78%

※日足終値(協定世界時)。2013年はStatMuse(二次資料)で4月の急落、2017年以降はYahoo Finance(CoinMarketCapのデータ)で、各年1月1日から天井までの終値の最高値からの下落。2024年には別に−26.18%(3月13日→9月6日、177日)の下落がある。2020年2〜3月の−51.86%は2017年の天井より下での下落のため含めていない。2025年10月6日の天井は暫定。

二つ目は、年率のボラティリティです。

年 日次終値×√365 株式と同じ√252で換算 CoinGeckoの値
2017年 94.3% 78.3% —
2021年 80.4% 66.8% —
2024年 53.0% 44.1% 52.6%
2025年 41.9% 34.8% 41.6%

※当ブログの集計で、暦年の日次の対数リターンの標準偏差を年率に換算。暗号資産は毎日取引されるので√365を基本にした。CoinGeckoの値は同社の2025年の年次レポートによる。計算方法が違うと、同じ年でも値が違う。

図の左上は強気相場の中の最大下落、右上は年率のボラティリティで、どちらも日足終値から計算したものです。2024〜25年の棒と、2024・2025年の棒に色を付けてあります。強気相場の中の最大下落は、−70.1%(2013年)、−35.5%(2017年)、−53.1%(2021年)、−28.1%(2024〜25年)。ボラティリティは94.3%から41.9%へ、段を下りるように小さくなっています。

図の下段は、新しい買い手の大きさです。米国の現物ETFの純資産1,076億ドル(1月29日時点)、ストラテジーの712,647BTC(1月25日時点)、上場企業の上位100社の1,127,981BTC(1月26日時点)を並べました。

ボラティリティが小さくなったのは確かです。2025年の41.9%は2017年の94.3%の半分以下で、月次のデータで株と比べても、ビットコインのボラティリティはS&P500(米国の代表的な株価指数)の7.68倍(2014〜2017年)から4.49倍(2018〜2021年)、3.39倍(2022〜2025年)へ縮まりました(月次の対数リターンの標準偏差×√12で比べた値)。CoinGeckoのレポートでも、2025年10〜12月期のボラティリティはビットコイン41.2%、S&P500 12.7%でした。

ただ、縮まったとはいえ、ビットコインはいまも株の3倍以上揺れる資産です。大家業でいえば、家賃相場の振れ幅が半分以下に落ち着いた街でも、周りの街と比べればまだ3倍以上揺れている、という状態です。安定した、と言い切るには、まだ距離があると私は受け止めています。

用語メモ:ボラティリティ=値動きの大きさを表す指標。ここでは日々の値動き(対数リターン)の標準偏差を1年あたりに換算した値。数字が大きいほど値動きが激しい。強気相場の中の下落=上昇が続く途中で起きた一時的な下落。

それでも、天井からの下落の深さは今のところ2021年型に近い

値動きが小さくなったなら、天井からの下落も浅くなるのでしょうか。天井から同じくらいの日数がたった時点の下落率を、過去のサイクルと比べます。

サイクル 天井(終値) 比べた時点(月末終値) 天井からの日数 下落率
2013年 1,151.17ドル(2013年12月4日) 2014年3月末 457.00ドル 117日 −60.30%
2017年 19,497.40ドル(2017年12月16日) 2018年3月末 6,973.53ドル 105日 −64.23%
2017年 同上 2018年4月末 9,240.55ドル 135日 −52.61%
2021年 67,566.83ドル(2021年11月8日) 2022年2月末 43,193.23ドル 112日 −36.07%
2025年(暫定) 124,752.53ドル(2025年10月6日) 2026年1月31日 78,621.12ドル 117日 −36.98%

※天井は日足終値、比べた時点は月末終値で、日数がそろわない近似。2013年と2014年3月はStatMuse(二次資料)、それ以外はYahoo Finance(CoinMarketCapのデータ)。

2025年10月6日の天井から117日の時点で、下落率は−36.98%でした。2013年(117日で−60.30%)や2017年(105日で−64.23%)よりは浅く、2021年(112日で−36.07%)とほぼ同じペースです(月末値による近似)。

ここから当ブログが読み取るのは、二つのことが同時に成り立っているということです。強気相場の中の下落とボラティリティは、新しい買い手が来てから確かに小さくなりました。一方で、天井をつけた後の下落の深さは、今のところ2021〜22年のサイクルと同じくらいの道を歩いています。2021〜22年はその後、天井から378日で−76.63%の底をつけました。今回がその道をなぞるのか、どこかで分かれるのかは、まだわかりません。

「4年サイクルは終わった」のか:名前のある見方は割れている

では、専門家はどう見ているのか。2026年1月31日までに公表された、名前のある見方を並べます。いずれも各機関の見方で、当ブログの見方ではありません。

機関・人物(日付) 4年サイクルについて 原文(抜粋)
Grayscale(2025年12月15日更新、一次資料) 崩れる 「2026 will mark the end of the apparent four-year cycle.」
Standard Chartered(2025年12月9日、The Blockの報道) 崩れる 「With the advent of ETF buying, we think the BTC halving cycle is no longer a relevant price driver.」「Bitcoin buying by DATs has run its course.」
Bitwiseのホーガン氏(2025年12月16日、The Blockの要約) 崩れる 2026年に最高値を更新し、4年サイクルに従わないとの見方(要約)。「strong returns, less volatility, and lower correlations.」
VanEck(2026年1月12日付のノート、Decryptの要約) 崩れた 4年サイクルは崩れたとしつつ、「more cautious near-term outlook over the next three to six months」
フィデリティのティマー氏(2025年12月18日のX投稿、Cointelegraphの報道) 続く 「Bitcoin may well have ended another 4-year cycle halving phase」「2026 could be a “year off”」「Support is at $65-75k.」
Galaxy Research(2025年12月18日、一次資料) 明言なし 「2026 could be a boring year for Bitcoin.」

※「4年サイクルについて」の区分は、当ブログが各資料の内容に沿って当てはめたもの。英文は各資料からの抜粋。

訳を添えると、Grayscaleは「2026年は、見かけ上の4年サイクルの終わりを示す年になる」、Standard Charteredは「ETFの買いが登場したことで、ビットコインの半減期のサイクルは、もはや意味のある価格の決定要因ではないと考える」「DATによるビットコインの買いは一巡した」としています。Bitwiseは2026年について「力強いリターン、より小さい値動き、より低い相関」を挙げました(いずれも英文を当ブログが訳出)。

続く側のフィデリティのティマー氏は、「ビットコインは、また一つ4年サイクルの半減期の局面を終えたのかもしれない」「2026年は『休みの年』になりうる」「支持線は6万5,000〜7万5,000ドル」と書きました。Galaxy Researchは「2026年はビットコインにとって退屈な年になりうる」としています(いずれも英文を当ブログが訳出)。

目を引くのは、Standard Charteredです。ETFの買いでサイクルは意味を失ったとしながら、DATの買いは一巡したとも書いています。新しい買い手の片方は続き、片方は息切れする、という見立てだと読めます(当ブログの見方)。名前のある見方やシナリオの詳しい比較は、次の底のシナリオを取り上げる回で扱います。

新しい買い手は、下落局面では売り手にもなりうる

新しい買い手は、上昇局面ではサイクルを支える力になりました。では、下落局面ではどうか。2026年1月31日までの数字には、気になる点がいくつかあります。

まずETFです。2025年12月の約10.9億ドル、2026年1月の約16億ドルと、2か月続けて純流出でした。ETFは、投資家が売れば、その分のビットコインが売り場に戻ってきうる器です(当ブログの見方)。2024年と2025年に積み上がった資金は、向きが変われば、そのまま売りの大きさにもなります。

次に企業です。ストラテジーの平均取得単価76,037ドルに対し、1月31日の終値は+3.40%、日中の安値は−0.29%でした。メタプラネットは円建てで平均取得単価を23.70%下回っています。株式を売ってビットコインを買う仕組みは、株価が高いうちは回りやすく、株価が下がると回りにくくなると考えられます。Standard Charteredの「DATによるビットコインの買いは一巡した」という見方も、この点に関わっています。

大家業でも、相場が崩れたときにいちばん怖いのは、大口の持ち主が一斉に物件を手放す場面です。2026年1月31日までに、ストラテジーがビットコインを売ったという開示は、この連載の資料にはありません。ただ、大口の買い手が売り手に回ることがあれば、その売りは大きい。この可能性は、シナリオの「崩れる条件」に入れておく必要があります。

日本の事情も添えておきます。日本では、暗号資産を対象にしたETFは、2026年1月31日の時点で上場していません。日本取引所グループの山道CEOは2025年11月20日の記者会見で、暗号資産は「ETF、あるいは投資信託等の対象資産にはならない、なれないということで、我々が扱えないということです。」と述べています。令和8年度の税制改正大綱には、特定暗号資産を投資の対象とする投資信託に関する項目がありますが、法改正が前提の方向性です。詳しくは税金を取り上げる回で整理します。

3つのシナリオの「崩れる条件」は、新しい買い手の動きと重なる

当ブログは、2025年10月6日の天井(終値124,752.53ドル、暫定)からの下落局面について、3つのシナリオを置いています。どれも過去のデータや名前のある見方に当ブログが置いた仮定で、予想ではありません。それぞれを崩す条件の多くは、ETFと企業の動きにつながっています。

当ブログのシナリオ(BTC) 底の時期・水準(ドル、終値) 崩れる条件(新しい買い手に関わるもの)
S-A「4年サイクルどおり、過去並みの下落」 2026年10月5日〜11月16日、約1万9,300〜2万9,200ドル(過去3回の天井→底の364〜406日、−76.63%〜−84.53%) 下落が−76.63%より浅い:ETFの累積の純流入(2024年末352.4億ドル→2025年末約566.1億ドル)や、ストラテジーの1月の40,147BTCの購入のような買いが続く。−84.53%より深い:上位100社の63.2%を持つストラテジーなど大口企業の売り、大手取引所の破綻、大量の清算
S-B「4年のリズムは続くが、下落は浅い」 時期はS-Aと同じ、6万5,000〜7万5,000ドル(フィデリティのティマー氏の見方、2025年12月18日、二次資料) 終値で6.5万ドルを割る:1月のETFの純流出約16億ドル、1月31日の終値はストラテジーの平均取得単価の+3.40%
S-C「サイクルが崩れる」 深い下落なし(Grayscale・Bitwise・Standard Charteredの見方)。天井の回復には1月31日の終値から+58.68% ETFの流出が続く(累積は1月29日に555.16億ドル)、企業の買いが細る(Standard Chartered「Bitcoin buying by DATs has run its course.」、MSCIは事業を営まない会社を広く協議予定)

※当ブログの仮定と試算で、予想ではない。S-Aの水準=天井×(1+過去3回の下落率)。S-Bの水準は名前のある見方に置いた仮定で、当ブログの目標価格ではない。各シナリオの組み立ては、次の底のシナリオを取り上げる回で詳しく扱う。

新しい買い手が下落局面でも買い続ければ、S-Aの「過去並みの下落」は崩れ、底は浅くなりえます。逆に、新しい買い手が売り手に回れば、過去より深い底もありえます。ETFと企業の動きは、どのシナリオにとっても分かれ道だ、というのが当ブログの見方です。

ETFと企業の保有を見る投資の目線:買い手の体力と集中を確かめる

ここからは、ビットコインや暗号資産関連株を持っている人、眺めている人にとって、この回の数字が何を意味するかを考えます。売り買いの判断ではなく、性格とリスク、確かめる点の整理です。

まず、値動きの大きさです。新しい買い手が来てボラティリティは小さくなりましたが、2025年でも日次終値で41.9%、月次で比べればS&P500の3.39倍(2022〜2025年)です。強気相場の中でさえ、2025年1月21日から4月8日に−28.14%の下落がありました。小さくなった値動きは、なくなった値動きではないということは、強調しておきたいと思います。

次に、いまの価格が何に支えられているかです。ETFの純資産は2年で1,000億ドルを超えました(累積の純流入は555.16億ドル)が、1月は約16億ドルの純流出でした。ストラテジーは1月に40,147BTCを買いましたが、1月31日の終値は平均取得単価をわずかに上回るだけです。値段を支えてきた買い手の「体力」と、その買い手が1社に集中していることの両方を、数字で追いかけたいところです。

いまの価格の位置も確かめておきます。当ブログのシナリオでいえば、S-Bの6万5,000〜7万5,000ドルは、1月31日の終値から−4.61%〜−17.33%の位置にあり、S-Cの前提になる天井の回復には+58.68%が要ります(当ブログの計算)。どの道に進むかは、ここで見た買い手の動きに大きく左右されると考えています(当ブログの見方)。

ETFの数字を見るときにも、一つ注意があります。純資産は、資金の出入りがなくてもビットコインの価格で増えたり減ったりします。12月31日の1,132.9億ドルから1月29日の1,076.48億ドルへの減少には、資金の流出と価格の下落の両方が入っています。買い手の動きを見るなら、純資産ではなく、純流入・純流出の額で追うのが確かです。

暗号資産関連株を見ている人には、もう一段の注意が要ります。ストラテジーやメタプラネットのような会社の株価は、ビットコインの価格に加えて、新株を売って資金を集められるかどうか、指数に組み入れられ続けるかどうかにも左右されます(当ブログの見方)。会社ごとの決算や資金調達の中身は、米国や日本の暗号資産関連株を読む別の連載で取り上げています。

税理士として一言添えると、日本の会社が暗号資産を持つ場合、法人税では、活発な市場がある暗号資産を自己の計算で持っていれば、原則として期末に時価で評価し、評価損益を所得の計算に入れます(法人税法61条、国税庁のFAQ)。値下がりの年は評価損が出る一方、値上がりの年は売っていなくても課税所得に入ってきます。一定の条件を満たす他者発行の暗号資産には、時価法と原価法を選べる扱いもあります(令和6年度の改正)。暗号資産を持つ日本の会社の決算を読むときは、この税の動きも合わせて見ておきたいところです。

確かめる点 2026年1月時点の数字 当ブログの見方
米国の現物ETFの月間の資金の出入り 1月に約16億ドルの純流出(月間で過去3番目、The Block) 流出が続くかどうかは、需給の向きを測る大きな手がかり
ストラテジーの保有・平均取得単価と購入のペース 712,647BTC、76,037ドル、1月の購入40,147BTC(8-K・購入履歴) 価格が平均取得単価を下回ったときの資金調達と購入の続き方
上場企業の保有の集中 上位100社の1,127,981BTCのうちストラテジーが63.2%(BitcoinTreasuries) 1社の判断が全体に効く構造
MSCIの協議 除外は見送り、追加・区分移行は凍結、広い協議を予定(1月6日) 決着ではない。協議の結果が企業の資金調達に効きうる
年率ボラティリティ 2025年41.9%(日次終値×√365) 同じ計算方法で毎年比べる。方法を混ぜない

ETFの数字は、SoSoValueの集計を報じたニュースで追うことが多くなります。報道ごとに日付の締め方が違い、2024年の流入額も352.4億ドルと356.6億ドルで食い違っていました。数字を見るときは、出典と日付をセットで確かめてください。

新しい買い手が来てから値動きは小さくなったが、サイクルが消えたかどうかは、この下落局面が答える

この回の数字を振り返ります。米国の現物ビットコインETFは、2024年1月の取引開始から2年で、純資産1,076億ドル(ビットコインの時価総額の6.4%、2026年1月29日)の買い手になりました。ストラテジーは712,647BTCを持ち、上場企業の上位100社の保有の63.2%を占めます。強気相場の中の最大下落は−70.12%、−35.51%、−53.06%、−28.14%と小さくなり、年率のボラティリティは2017年の94.3%から2025年の41.9%に下がりました。

一方で、2025年10月6日の天井からの下落は、117日で−36.98%と、2021〜22年のサイクルとほぼ同じペースです(月末値による近似)。そして1月には、ETFから約16億ドルが流出し、1月31日の終値とストラテジーの平均取得単価との差は+3.40%しかありません。新しい買い手は値動きを小さくしましたが、4年サイクルを消したかどうかは、この下落局面が深さと長さで答えを出すことになる、というのが当ブログの見方です。

これから見ていきたいのは、ETFの月ごとの資金の出入り、ストラテジーの8-Kに載る購入と資金調達、上場企業の保有の集中、MSCIの協議、そして同じ方法で測ったボラティリティです。スーパーの特売でいえば、棚の値札より、大口のお客さんのカゴとお財布を見る。大家業でいえば、満室の今より、大口テナントの契約の更新時期を見る。そんな目線で、数字を追いかけていきたいと思います。

4年サイクルの全体像を取り上げる回、金利とビットコインを取り上げる回、次の底のシナリオを取り上げる回、その次の上昇を取り上げる回、そして税金を取り上げる回もあわせてどうぞ。

 

※本記事は公表資料をもとにした情報提供を目的としたもので、暗号資産(仮想通貨)や特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。価格の時期やシナリオは、過去のデータに当ブログが置いた前提を当てはめた試算で、将来の価格を予想・保証するものではありません。暗号資産は価格の変動が大きく、投資した金額を大きく下回ることがあります。

※価格は暗号資産のデータ提供サイトの日足終値(協定世界時)などの公表資料をもとに当ブログが集計・計算したもので、四捨五入の関係で合計が合わない場合があります。数値は2026年1月31日までに公表・観測されたもので、時点は本文・表に記載しています。税制は2026年1月31日時点の法令にもとづき、令和8年度税制改正大綱の内容は今後の法改正で決まります。

出典・参考

  • Statement on the Approval of Spot Bitcoin Exchange-Traded Products(米国証券取引委員会 ゲンスラー委員長、2024年1月10日)https://www.sec.gov/newsroom/speeches-statements/gensler-statement-spot-bitcoin-011023
  • Spot Bitcoin ETFs one year after US launch(NewsBTC、ch転載、2025年1月12日)https://finanzen.ch/nachrichten/devisen/spot-bitcoin-etfs-one-year-after-us-launch-heres-how-funds-have-fared-so-far-14145029
  • Bitcoin ETF outflows hit $426M as 2024 ends with a market shake-up(CryptoSlate、2024年12月31日)https://cryptoslate.com/insights/bitcoin-etf-outflows-hit-426m-as-2024-ends-with-a-market-shake-up/
  • US Spot Bitcoin ETFs See Over $35B in Inflows in 2024, Ether ETFs Surge to $2.7B(Benzinga、掲載日の表示なし)https://benzinga.com/content/42715137/us-spot-bitcoin-etfs-see-over-35b-in-inflows-in-2024-ether-etfs-surge-to-2-7b
  • S. Spot Bitcoin ETFs Rebounded with $355M Inflows After a Week of Withdrawals(Unlock、2025年12月31日)https://www.unlock-bc.com/en/us-bitcoin-etf-inflows-december-30
  • Bitcoin ETFs post net outflows on New Year’s Eve, shed over $1B in December(The Coin Republic、2026年1月2日)https://www.thecoinrepublic.com/2026/01/02/bitcoin-etfs-post-net-outflows-on-new-years-eve-shed-over-1b-in-december/
  • Bitcoin Spot ETFs Saw Total Net Outflows of $19.6449 Million Yesterday, with BlackRock’s IBIT Leading with Net Outflows of $14.1792 Million(Odaily、2026年1月29日)https://www.odaily.news/en/newsflash/466330
  • Bitcoin spot ETFs saw a total net outflow of $818 million yesterday, marking the third consecutive day of net outflows.(PANews、MEXC News転載、2026年1月30日)https://www.mexc.com/news/593386
  • BTC drops below $80,000 following $1.6 billion in monthly ETF outflows, third-worst month on record(The Block、2026年1月31日)https://www.theblock.co/post/387923/btc-drops-below-80000
  • Strategy Form 8-K(Strategy、2026年1月26日)https://assets.contentstack.io/v3/assets/bltf8d808d9b8cebd37/blt38c73b77a3b1661a/6976b57244632962826a47eb/form-8-k_01-26-2026.pdf
  • Strategy:Bitcoin purchases(Strategy、2026年1月26日までの購入を参照)https://www.strategy.com/purchases
  • Bitcoin treasuries add 30,000 BTC in December – dominated by Strategy(BitcoinTreasuries、2026年1月5日)https://newsletter.bitcointreasuries.net/p/bitcoin-treasuries-add-30-000-btc-in-december-dominated-by-strategy
  • Strategy Tops 40,000 Bitcoin in January Alone(BitcoinTreasuries、2026年1月26日)https://newsletter.bitcointreasuries.net/p/strategy-tops-40-000-bitcoin-in-january-alone-here-s-where-it-s-going
  • ビットコインの追加購入に関するお知らせ(2025年度第4四半期・通期)(メタプラネット、2025年12月30日)https://www2.jpx.co.jp/disc/33500/140120251229527954.pdf
  • Consultation on Digital Asset Treasury Companies(MSCI、2025年10月)https://www.msci.com/downloads/web/msci-com/indexes/index-resources/consultation-on-digital-asset-treasury-companies-2025.pdf
  • MSCI Announces Results of the Consultation on the Treatment of Digital Asset Treasury Companies(MSCI、2026年1月6日)https://app2.msci.com/webapp/index_ann/DocGet?pub_key=DD3Olh5uInk%3D&lang=en&format=html
  • JPMorgan says Strategy could face billions in outflows if MSCI and other major indices remove it(The Block、2025年11月20日)https://theblock.co/post/379778/jpmorgan-strategy-billions-outflows-msci-other-indices-remove
  • ビットコイン価格:Yahoo Finance「BTC-USD」日足(CoinMarketCapのデータ、2017年・2021年・2024年・2025年・2026年1月の値を参照)https://finance.yahoo.com/quote/BTC-USD/history/?frequency=1d&period1=1735689600&period2=1767225600
  • ビットコイン価格:Yahoo Finance「BTC-USD」月足(2014年9月〜2025年12月の値を参照)https://finance.yahoo.com/quote/BTC-USD/history/?frequency=1mo&period1=1388534400&period2=1767225600
  • Bitcoin daily closing price April 1, 2013 to April 30, 2013(StatMuse Money)https://www.statmuse.com/money/ask/bitcoin-daily-closing-price-april-1-2013-to-april-30-2013
  • Bitcoin highest closing price in 2013(StatMuse Money)https://www.statmuse.com/money/ask/bitcoin-highest-closing-price-in-2013
  • Bitcoin monthly closing price 2014(StatMuse Money)https://www.statmuse.com/money/ask/bitcoin-monthly-closing-price-2014
  • ビットコイン価格(円建て):Yahoo Finance「BTC-JPY」日足(CoinMarketCapの円換算、2026年1月)https://finance.yahoo.com/quote/BTC-JPY/history/?frequency=1d&period1=1767225600&period2=1769904000
  • S&P500:Yahoo Finance「^GSPC」月足(2013年12月〜2025年12月の値を参照)https://finance.yahoo.com/quote/%5EGSPC/history/?frequency=1mo&period1=1385856000&period2=1769904000
  • CoinGecko 2025 Annual Crypto Industry Report(CoinGecko、2026年1月)https://assets.coingecko.com/reports/2025/CoinGecko-2025-Annual-Crypto-Industry-Report.pdf
  • 2026 Digital Asset Outlook: Dawn of the Institutional Era(Grayscale Research、2025年12月15日更新)https://research.grayscale.com/reports/2026-digital-asset-outlook-dawn-of-the-institutional-era
  • ‘Not crypto winter’: Standard Chartered halves 2025 bitcoin target to $100K(The Block、2025年12月9日)https://www.theblock.co/post/381892/not-crypto-winter-standard-chartered-halves-2025-bitcoin-target-to-100k-keeps-long-term-bull-case
  • Bitwise CIO says bitcoin will break 4-year cycle and set new all-time highs in 2026(The Block、2025年12月16日)https://www.theblock.co/post/382690/bitwise-cio-bitcoin-break-4-year-cycle-new-all-time-highs-2026
  • Bitcoin’s Four-Year Cycle Broken: VanEck(Decrypt、2026年1月13日)https://decrypt.co/354389/bitcoins-four-year-cycle-broken-vaneck
  • Fidelity macro lead sees $65K bitcoin bottom in 2026(Cointelegraph、2025年12月19日)https://cointelegraph.com/news/fidelity-macro-lead-65k-bitcoin-bottom-2026
  • Predictions for 2026(Galaxy Research、2025年12月18日)https://www.galaxy.com/insights/research/predictions-2026-crypto-bitcoin-defi
  • 記者会見要旨 山道裕己 グループCEO(日本取引所グループ、2025年11月20日)https://www.jpx.co.jp/corporate/news/press-conference/t13vrt0000004etg-att/20251120_JP.pdf
  • 暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)(国税庁、2025年12月)https://www.nta.go.jp/publication/pamph/pdf/virtual_currency_faq_03.pdf
  • 法人税法 第61条(e-Gov法令検索、2026年1月31日時点の版)https://laws.e-gov.go.jp/api/2/law_data/340AC0000000034?asof=2026-01-31&elm=MainProvision-Article_61&response_format=json
  • 令和8年度税制改正の大綱(財務省、2025年12月26日閣議決定)https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2026/20251226taikou.pdf