東雲結子:先生、花粉の飛散予報が出始めましたね。今年はくしゃみが出る前に勝負を決めます。マスクとティッシュと目薬を、段ボールで3箱買いました。

税理士石井:ははは、準備は満点ですね。ただ、その段ボールの山を見ると、東雲さんの部屋のほうが先に「在庫の積み上がり」のサインを出しています。

東雲結子:あっ……。でも先生、メモリー価格の天井にも、花粉みたいに「そろそろ来るぞ」というサインはあるんですか?

税理士石井:ええ、あります。ただ、一つだけで決めるものではありません。たとえばDDR4というDRAMの規格のスポット価格は、1月の週ごとの伸びが+9.6%、+8.8%と続いたあと、最後の週に+2.0%まで落ちました。

東雲結子:急ブレーキですね! では、ここに「メモリー天井宣言」を発令します!

税理士石井:うーん、それは鼻が一回むずむずしただけで「スギ花粉の本番です」と言い切るようなものですよ。同じ1月、台湾の調査会社TrendForceは1〜3月期の汎用DRAMの契約価格を+55〜60%と予測していて、韓国の半導体輸出は1月1〜20日に前年同期比+70.2%でした。

東雲結子:むずむずの正体は、ただのホコリかもしれないと……。

税理士石井:そうなんです。大家業でいえば、近所の一棟で募集が長引いただけでは、家賃相場の天井とは言えません。新築の計画、空室の数、入居希望者の動きを合わせて見ます。

東雲結子:じゃあ、サインを全部並べた点検表を作りましょう。ついでに段ボールの中身も点検します。

税理士石井:ええ、ぜひ。この回は、過去の天井の前に出たサインを6つに分け、2026年1月の数字で一つずつ判定します。当ブログの判定は「点灯」1つ、「注意」3つ、「未点灯」2つでした。

連載の第5回は、メモリー価格の天井を知らせるサイン、いわば先行指標の点検です。値上がりの局面がいつ天井をつけるのか、日付を当てることはできません。それでも過去の天井の前後には、いくつかの動きが繰り返し出ていました。

この回は、それを6つのサインに分け、2026年1月31日までに公表された数字で一つずつ確かめます。判定の「点灯」「注意」「未点灯」は当ブログのもので、天井の時期を示すものではありません。数字の多くは調査会社の予測や報道で、性格を本文と表に書きました。後半では、点検の結果を投資家の目線でも読みます。

この記事の要点 根拠となる数字
過去3回とも、下落に転じる直前には契約価格の上げ幅が一桁台に縮んでいた。今回の予測はまだ加速中 2018年7〜9月期 +1〜2%、2021年7〜9月期 +3〜8%、2024年10〜12月期の当初予測 +0〜5%。2026年1〜3月期の予測 +55〜60%
スポットの伸びは1月末に鈍ったが、在庫と株価のサインは出ていない DDR4 8Gbの週ごとの伸び +9.6%→+8.8%→+2.0%、サムスン電子のDRAM在庫 約6週(通常10〜12週、報道)、3社の株価は1月末に2015年以降の最高値
点灯は顧客の生産の下方修正。スポット・設備投資・買いだめの解消は「注意」(当ブログの判定) スマホ生産の予測 −2%→−7%(TrendForce)、マイクロンの設備投資 約200億ドル、3社が顧客の発注を精査(報道)
投資の目線:過去の天井では、株価が価格より2〜6か月早く高値をつけた マイクロン・SKハイニックス 2018年は3か月、2024年は2か月早い(2021年のマイクロンは4か月遅れ)

メモリー価格の先行指標を6つのサインに分け、2026年1月の数字で判定する

なぜ天井の前にサインが出るのか。総務省の『平成18年版 情報通信白書』は、「半導体業界では、約4年周期のシリコンサイクルの存在が知られている。」と書き、その理由の一つに、好況時の見込み発注と不況時の在庫調整で生産が大きく振れることを挙げています(要旨)。

値上がりが続くと、買い手は先回りして多めに注文し、作り手は設備を増やします。やがて買い手の在庫が満ち、注文が細る。その途中で、価格・在庫・供給・需要・株価・買い方のそれぞれに、変化が出てきます。

DRAMの売上は、マイクロン・テクノロジー(以下マイクロン)、SKハイニックス、サムスン電子の3社で91.5%を占めます(TrendForce、2025年7〜9月期)。サインの多くは、この3社と大口の顧客の動きに表れます。

この回で点検するのは、次の6つです。スポット価格の伸びの鈍化、メーカーの在庫の積み上がり、設備投資の積み増しと新工場、顧客の生産・需要の下方修正、株価の先行、そして買いだめの解消です。

判定は3段階にしました。「点灯」は過去の天井の前と同じ動きが出ているもの、「注意」は兆しはあるが弱いか一部にとどまるもの、「未点灯」はまだ出ていないものです。どれも当ブログの判定で、点灯の数で天井の時期が決まるわけではありません。

図は、左に6つのサインと見るもの、中央に2026年1月の数字と日付、右に判定を並べた点検表です。オレンジの「点灯」は顧客の生産・需要の下方修正の1つだけ。スポット価格、設備投資・新工場、買いだめの解消の3つが「注意」、在庫と株価の先行の2つが「未点灯」です。

中央の欄を縦に読むと、強い数字と弱い数字が同じ月に並んでいることが分かります。スマホの生産予測は−7%に下がる一方で、韓国の半導体輸出は+70.2%。同じ1月に、向きの違う数字が出ているのが、いまの姿です。以下、一つずつ過去と比べます。

用語メモ:DRAM=計算中のデータを一時的に置くメモリー。NAND=電源を切ってもデータが残るメモリー。契約価格=メーカーと大口の買い手が取り決める取引価格。スポット価格=その時々に市場で売り買いされる価格。汎用DRAM=AI(人工知能)向けのHBM(DRAMを積み重ねた広帯域メモリー)を除く一般的なDRAM。TrendForce=台湾の調査会社。

過去3回の天井の前には、契約価格の上げ幅が一桁台まで縮んでいた

サインに入る前に、価格そのものの形を確かめます。2016年以降のDRAMの3回の天井について、TrendForceの契約価格の数字を、天井の前後で並べました。

DRAMの天井 天井の2つ前の四半期 1つ前 天井の四半期 次の四半期
2018年7〜9月期 1〜3月期 +3〜6%(集計) 4〜6月期 約+3%(集計) +1〜2%(PC・サーバー、集計) 10〜12月期 約−8%(集計)
2021年7〜9月期 1〜3月期 +3〜8%(集計) 4〜6月期 +18〜23%(集計) +3〜8%(予測) 10〜12月期 −3〜8%(予測)
2024年7〜9月期 1〜3月期 約+20%(予測) 4〜6月期 +13〜18%(集計) +8〜13%(集計) 10〜12月期 当初+0〜5%の予測→下落(%なし)
今回(直近3四半期を右に寄せて表示、天井は未確定) 2025年7〜9月期 +10〜15%(予測) 10〜12月期 +45〜50%(予測) 2026年1〜3月期 +55〜60%(予測) —

※TrendForceの契約価格(前の四半期比)。「集計」は四半期の後の集計、「予測」は四半期の前か期中の予測。2024年7〜9月期以降はHBMを除く汎用DRAM。2024年10〜12月期は2024年10月9日に+0〜5%と予測され、11月26日に下落の見込みへ変わり、2025年2月27日に下落に転じたと集計された(%なし)。

3回とも、下落に転じる直前には、上げ幅が一桁台まで縮んでいました。2018年は+3〜6%、約+3%、+1〜2%と細り、2021年は+18〜23%から+3〜8%へ、2024年は約+20%から+13〜18%、+8〜13%と縮み、10〜12月期の当初予測は+0〜5%でした。

TrendForceの発表の見出しにも、その変化が表れています。2018年8月13日には、売上高は過去最高を更新したものの「価格は天井に近づいている」とし、9月26日には10〜12月期の5%の下落を「供給過剰と需要の弱さ」によるものと予測しました(いずれも英文の見出しを当ブログが訳出)。

2021年9月22日には、10〜12月期の3〜8%の下落を「顧客の在庫の水準の上昇」によるものと予測しています。2024年10月9日には、「買い手が在庫の削減に注力し、需要の伸びの鈍化が10〜12月期のメモリーの値上がりを抑える」としました(いずれも英文の見出しを当ブログが訳出)。

では今回はどうか。2025年7〜9月期の+10〜15%から、10〜12月期の+45〜50%、2026年1〜3月期の+55〜60%へと、予測の上げ幅は縮むどころか広がっています。契約価格の側のサインは、2026年1月の時点では出ていません(当ブログの見方)。

ただし、この契約価格のサインは、天井の四半期かその直前にしか出てこない、遅めのサインでもあります。2018年と2021年の下落の予測は天井の四半期の期中に公表され、2024年は次の四半期に入ってから下落の見込みに変わりました。もっと早く動くものとして見たいのが、次のスポット価格です。

スポット価格は、天井や底の近くで契約価格より先に、大きく動いてきた

過去の資料には、スポット価格や市場の価格指数が、契約価格より早く、あるいは大きく動いた例がいくつかあります。

1987〜88年には、256K(キロビット)のDRAMのスポット価格が1987年初めから1988年初めに約4倍になった一方、米国の契約価格の上昇は60%でした(Kenneth Flamm氏の論文、NBER、二次資料)。

2006〜07年の天井では、価格調査会社DRAMeXchangeの指数(DXI)が2006年12月19日に4,655の高値をつけました。DDR2の契約価格は2007年1月前半まで横ばいで、最初の値下げは1月後半の3%以内の引き下げでした(DRAMeXchangeの週報)。

底の側でも同じです。2009年は4月13日から16日にスポット価格が平均0.95ドルから1.13ドルへ15%超(計算では約19%)反発し(DRAMeXchange)、契約価格の大きな戻りはその後の2009年10〜12月期のDDR3の+40%でした。2001年6月には、128Mbのスポット価格が初めて2ドルを割り、契約価格は3ドルを割ったと報じられています(Gartner Dataquestの数字、二次資料)。

例は多くありませんが、スポットは値段の変化が先に出やすい場所だと私は見ています(当ブログの見方)。契約価格が四半期や月ごとに決まるのに対し、スポットはその時々の売り買いで決まるからです。

2026年1月のスポットは+9.6%→+8.8%→+2.0%、判定は「注意」

では、2026年1月のスポットはどうだったか。TrendForceの平均スポット価格で、DDR4 8Gbの動きを並べます。

日付 DDR4 8Gb(ドル) 前の週からの伸び
2025年10月15日 7.059 +7.21%
2025年12月23日 21.75 +9.52%
2026年1月7日 25.407 —
2026年1月14日 27.857 +9.64%
2026年1月21日 30.30 +8.77%
2026年1月27日 30.90 +1.98%

※TrendForceの平均スポット価格(DDR4 8Gbは「1Gx8 3200」の品目)。1月21日の伸びは当ブログの計算(30.30÷27.857−1)、ほかはTrendForceの発表。1月27日は6日間での比較。DDR5のスポット価格は集めていない。

1月の週ごとの伸びは、+9.64%、+8.77%のあと、1月27日に1.98%まで鈍りました。TrendForceは1月28日、「工場が調達を停止し、スポット取引が停滞している」と書き、NANDの買い手もスポット価格の高さから「一時的に様子見」としています(いずれも英文を当ブログが訳出)。

それでも判定を「点灯」にしなかったのは、三つの理由からです。一つは、鈍化がまだ1週分しかないこと。二つ目は、値段そのものは下がっておらず高値の更新が続いていること。1月28日のTrendForceの記事の見出しも「DDR4/DDR5が高値」でした(英文を当ブログが訳出)。三つ目は、契約価格の予測がまだ加速していることです。

もう一つ、読み方の注意があります。華邦電子(ウィンボンド)の焦佑鈞会長は2025年10月、DDR4の値上がりはAIに押し出された供給の「落後指標」(遅れて動く指標)だと述べたと報じられました(報道の言い換え)。DDR4という一つの製品のスポットだけで、DRAM全体を語りすぎないようにしたいところです。

当ブログが「点灯」と読むのは、スポット価格そのものが下がり始め、それが数週続くときです。1月最終週の数字は、その手前の段階です。判定は「注意」としました。

用語メモ:DDR4/DDR5/DDR2/DDR3=パソコンやサーバー向けのDRAMの規格の世代で、数字が大きいほど新しい。8Gb=8ギガビット(1ギガバイト)のチップ。128Mb=128メガビット。

在庫の積み上がり:メーカーの在庫は「枯渇に近づく」、判定は「未点灯」

在庫には、メーカーの在庫と、パソコンやサーバーを作る顧客の在庫の二つがあります。過去の天井では、この二つが違う時期に動いていました。

メーカーの在庫は、天井の四半期にはむしろ少なめでした。マイクロンの在庫日数(当ブログの計算)は、2018年6〜8月期の100日から、価格が下がり始めた後の2019年3〜5月期に151日へ。2021年6〜8月期の94日からは、2022年9〜11月期に238日まで膨らみました。

顧客の在庫は、天井の前に積み上がっていました。TrendForceによると、パソコン向けDRAMの買い手の在庫は2021年3月に約4〜5週でしたが、7月には8〜10週、北米と中国のCSP(大手クラウド事業者)のサーバー向けも8週超に。9月22日には、この顧客の在庫の上昇を理由に10〜12月期の値下がりを予測しました。

2018年にも、TrendForceは8月と12月の発表で、パソコンとサーバーの顧客の在庫の高さに触れています。さかのぼると2011年には、パソコンメーカーのDRAMの在庫調整(4〜5週分)が値下がりの理由に挙げられ(DRAMeXchange)、2001年には「需要の急な減少と在庫の増加」が指摘されていました(Gartner Dataquestの見方、二次資料の英文を当ブログが訳出)。

2026年1月の在庫の数字を並べます。定義・会社・時点がばらばらなので、行どうしは比べないでください。

誰の在庫 時点 数字・表現 資料の性格
DRAMメーカーの平均 2025年9月末 3.3週(2018年の低水準と同じ) 朝鮮日報の記事をTrendForce Newsが紹介(二次)
DRAM 3社の平均 2025年10月17日の報道 3週未満 KB証券、アジア経済の報道(二次)
DRAMメーカー 2026年1月5日 「枯渇に近づく」 TrendForceの発表(英文を当ブログが訳出)
サムスン電子のDRAM 2026年1月30日の報道 約6週(通常は10〜12週) 韓国経済新聞の報道をTrendForce Newsが紹介(二次)
マイクロン全社 2025年11月27日 126日(会社)、125日(当ブログの計算)。DRAMは120日未満(CFO) 決算説明会(第三者の書き起こし)、決算書
SKハイニックス 2026年1月29日 DRAMの在庫は2026年下期にかけてさらに減る見込み 説明会の要約文(二次)

※マイクロンの在庫日数(当ブログの計算)=期末の棚卸資産÷(売上高−売上総利益)×91。会社の126日とは計算方法が違う。

マイクロンの125日(当ブログの計算)は、2018年の山の四半期の100日より多いものの、最大だった238日の約半分です(125÷238、当ブログの計算)。流れで見ると、2024年12月〜2025年2月期の161日から、137日、121日と下がり、直近は125日でほぼ横ばいです。

メーカーの在庫は、減っているか、少ない水準にとどまっています。過去の天井の前と同じ積み上がりは見えないため、判定は「未点灯」です。ただ、過去の例ではメーカーの在庫は値下がりの後に増えており、天井を早く知らせるサインとしては遅めだという点も、付け加えておきます(当ブログの見方)。

用語メモ:在庫日数=在庫が売上原価の何日分あるかの目安。CSP=クラウドサービス事業者。CFO=最高財務責任者。

設備投資の積み増し・新工場:投資は増えるが、大型工場は2027年半ば以降の計画、判定は「注意」

大きな値崩れの前には、設備の増強が重なっていました。米国の国際貿易委員会(USITC)は、1985年の暴落について日本のDRAMの生産能力が「劇的に増えた」と記し、1998年12月の報告では「世界のDRAMの生産能力の伸びが需要の伸びを上回った」としています(いずれも英文を当ブログが訳出)。

2007年には、メーカーが「生産能力の拡大をなお推し進めている」とDRAMeXchangeが伝え、2011年には下期のフル稼働の計画が値下がりの理由に挙げられました。逆に、2018年と2021年の天井の後には、2019年の設備投資の削減(2018年12月〜2019年1月)、SKハイニックスの2023年の投資の50%超の削減(2022年10月26日)が続いています。

2026年1月の時点では、投資は増える方向です。マイクロンは2026年9月期の設備投資を約200億ドルへ引き上げ(従来は約180億ドル、2025年12月17日の決算説明会、書き起こしによる)、SKハイニックスも2026年の設備投資は「相当な増加」と説明しました(説明会の韓国語の要約文を当ブログが訳出)。

TrendForceは2026年の業界の設備投資を、DRAMで537億ドルから613億ドル(+14%)、NANDで211億ドルから222億ドル(+5%)と推計しています(2025年11月13日)。そのうえで、追加の設備投資が2026年のビット供給の伸びに与える影響は小さいと書きました(英文を当ブログが訳出)。

南亜科技(ナンヤ)は2026年の設備投資を約500億台湾ドルと、2025年の実際の支出(約134億台湾ドル)の約3.7倍に増やす計画です(2026年1月19日、報道。取締役会の承認前。倍率は当ブログの計算)。

新しい供給(会社・案件) 公表されている時期 計画・報道の時点
SKハイニックス M15X(DRAM) 2026年2月までに量産(報道) 2026年1月4日
サムスン電子 平沢P4(DRAM) 2026年4〜6月期までに月約6万枚を追加(KB証券の推計) 2026年1月4日
キオクシア 北上K2(NAND) 2026年前半に本格出荷 2025年9月30日
南亜科技 新工場(DRAM) 2027年初めに装置の搬入 2026年1月19日(報道)
SKハイニックス 龍仁1期(DRAM) 2027年5月竣工予定 2024年4月24日の計画
マイクロン アイダホID1(DRAM) 2027年半ばに最初のウエハー 2025年12月17日(書き起こし)
サムスン電子 平沢P5 2028年から本格稼働 2025年11月16日
マイクロン アイダホID2(DRAM) 2028年末に稼働 2025年12月17日(書き起こし)

※公表された計画や報道で、時点の後に変わっている可能性がある。龍仁1期は2026年1月の説明会でも日付の更新はなかった。

2026年中に寄与するのはM15XやK2などで、大型の案件は2027年半ば〜2028年に集中しています。計画の例では、龍仁1期は2025年3月の着工から2027年5月の竣工予定、ID2は2026年の着工から2028年末の稼働で、着工から稼働まで約2〜3年を見込む計画です。

2026年の供給の伸びについて、調査会社のIDCはDRAM+16%、NAND+17%で、過去の平均を下回る伸びと見ています(2025年12月18日)。マイクロンは2026年の業界のビット出荷をDRAM・NANDとも約+20%と見込みました(2025年12月17日、書き起こしによる)。

投資の積み増しは過去の天井の前と同じ動きですが、供給として出てくるのは主に2027年半ば以降の計画です。動きはあるが、効くのは先。そこで判定は「注意」としました。大家業でいえば、近所の新築ラッシュの建築確認は出そろってきたが、入居募集が始まるのはまだ先、という段階です。

顧客の生産・需要の下方修正:スマホ生産の予測は−2%から−7%へ、判定は「点灯」

需要の下方修正は、過去の値崩れの前後に繰り返し出てきました。USITCは、1985年に64KのDRAMの米国の見かけの消費量が見込みどおりに増えず、14%減の3億6,150万個になったと記しています。2018年9月26日のTrendForceは、見出しで「需要の弱さ」を値下がりの理由に挙げました(英文を当ブログが訳出)。

値崩れの最中の2022年12月21日には、マイクロンが設備投資の削減を発表する際、「パソコンとスマホの市場の成長見通しの引き下げ」を理由の一つに挙げています(英文を当ブログが訳出)。

2026年1月の時点で、この動きははっきり出ています。TrendForceは2026年のスマホの生産を、2025年11月17日に前年比+0.1%から−2%へ、2026年1月15日にはさらに7%の減少まで引き下げ、影響は2026年4〜6月期から明確になるとしました。ノートパソコンの生産も、11月17日に+1.7%から−2.4%へ引き下げています。

IDCは同じ2025年12月18日、下振れのシナリオとして、スマホを−2.9%(中程度)・−5.2%(悲観)、パソコンを−4.9%・−8.9%と示しました(公式の予測は据え置き)。Counterpointもスマホの出荷を−2.1%と見ていると報じられています(2025年12月16日、二次資料)。

一方で、データセンター向けの需要はまだ強いままです。韓国の半導体輸出は2026年1月1〜10日に前年同期比+45.6%、1〜20日に107.32億ドルで+70.2%でした(関税庁の速報の報道)。Metaは2026年の設備投資を前年より59.2〜86.9%多い1,150〜1,350億ドルと示しています(2026年1月28日、増加率は当ブログの計算)。

AI向けの最大級の買い手の言葉にも、高値の影響は出ています。マイクロソフトは2026年1月28日の決算説明会で、「メモリー価格の上昇は設備投資に影響するだろう」と述べました。1〜3月期の設備投資は前の四半期より減る見込みですが、理由はクラウド設備の通常の振れとリースの引き渡しの時期だと説明しています(英文を当ブログが訳出)。

端末メーカーの生産予測の引き下げは、過去と同じ形のサインです。判定は「点灯」としました。ただし、AI向けの需要が端末の弱さをどこまで打ち消すかで、価格への効き方は過去と違いうる、というのが当ブログの見方です。

株価の先行:3社とも1月末に最高値、判定は「未点灯」

株価は、価格の天井より先に高値をつけてきました。月末終値で、DRAMの価格の天井と各社の株価の高値の時期を並べます。

DRAMの価格の天井(基準の月) マイクロン SKハイニックス サムスン電子
2018年7〜9月期(8月) 2018年5月 57.59ドル(3か月先) 2018年5月 93,400ウォン(3か月先) 2017年10月 55,080ウォン(10か月先)
2021年7〜9月期(8月) 2021年12月 93.15ドル(4か月後) 2021年2月 141,500ウォン(6か月先) 2021年2月 82,500ウォン(6か月先)
2024年7〜9月期(8月) 2024年6月 131.53ドル(2か月先) 2024年6月 236,500ウォン(2か月先) 2024年7月 83,900ウォン(1か月先)
株価の天井から底までの下落率(3回) −44.9%、−46.3%、−41.5% −35.2%、−47.0%、−32.4% −29.7%、−35.6%、−37.5%
2026年1月末 414.88ドル 909,000ウォン 160,500ウォン

※月末終値(株式分割調整後、配当は含まない、Yahoo Financeの二次資料)。サムスン電子は2018年の50対1の株式分割を調整済み。先か後かは、価格の天井の四半期の真ん中の月と株価の高値の月の差で、前後1か月の幅がある。2021年のマイクロンは2月の91.53ドルもほぼ同じ水準。下落率は当ブログの計算。

マイクロンとSKハイニックスは、2018年と2024年に、価格の天井より2〜3か月早く高値をつけました。2021年はSKハイニックスが6か月先、マイクロンだけ4か月遅れです。サムスン電子は1〜10か月先でした。

2026年1月末は、3社とも2015年以降の月末で最も高い終値でした。米国の半導体株指数SOX(フィラデルフィア半導体株指数)も7,998.47で同じく最高です。株価が先に天井をつけるサインは、まだ出ていません。判定は「未点灯」です。

一つ、気をつけたい点があります。2025年11月末には、SKハイニックスが10月末の559,000ウォンから530,000ウォンへ、サムスン電子が107,500ウォンから100,500ウォンへ、それぞれ5.2%と6.5%下げています(当ブログの計算)。それでも1月末には高値を更新しました。一度の下げを天井と決めつけないことも、株価のサインの読み方です。

そしてもう一つ。株価の高値は、後になって振り返ったときに初めて「天井だった」と分かります。点灯したと気づけるのは、ある程度下がってからです。このサインは、ほかの5つのサインと組み合わせて初めて意味を持つと私は考えます(当ブログの見方)。

買いだめの解消:3社が顧客の発注を精査、判定は「注意」

最後は、買い方の変化です。2021年の天井の前後では、顧客が在庫を積み上げ、その後の調整が長く続きました。TrendForceによると、パソコンメーカーのDRAMの在庫は2021年10〜12月期に11〜13週、サーバー向けは2022年9月時点で9〜12週の「高水位」(high watermark)、2023年3月にもパソコン向けは9〜13週でした。

この間、DRAMの契約価格の下落は8四半期続いています。買いだめは、天井の手前では値上がりを強め、天井の後では値下がりを長引かせる。私はそう読んでいます(当ブログの見方)。

2026年1月には、この点に関わる報道が出ました。TrendForce Newsは1月30日、日経アジアなどの報道として、サムスン電子、SKハイニックス、マイクロンが「意図的な在庫の買いだめを防ぐため、顧客の発注の精査を強めている」と伝え、最終顧客と発注量の開示を求めているとしています(英文を当ブログが訳出)。

ほかにも、レノボのCFOが2025年11月24日に、在庫は通常より約5割多いと明かしたと報じられ(2025年12月2日の報道)、Gartnerは2025年のパソコン出荷の+9.1%(2.70億台)について、メモリーの値上がりと不足を前にした在庫の積み増しを理由の一つに挙げました(2026年1月20日)。秋葉原でも、購入制限のない店で10〜20枚単位のまとめ買いが報じられています(2025年11月2日)。

一方、SKハイニックスは2026年1月29日の説明会で、顧客が在庫を積み上げられるほどの量を確保するのは難しく、メモリーを使う速さも非常に速い、という趣旨の説明をしたと要約されています(説明会の要約文、二次資料)。

買いだめの兆しと、それを抑えようとする動きは出ていますが、発注の取り消しや大きな在庫調整の話はまだ出ていません。そこで判定は「注意」です。

6つのサインを3つのシナリオに重ねると、先に見たいものが分かる

当ブログは、天井の時期を一つの日付で示すことはしません。代わりに、過去の上昇の長さを当てはめた3つのシナリオを置いています。起点は、汎用DRAMの予測が上昇に転じた2025年7〜9月期(3Q25)です。それぞれのシナリオで、どのサインが先に出そうかを重ねてみます。

当ブログのシナリオ(仮定) 最後の上昇→下落の始まり 先に出そうなサイン(当ブログの見方) シナリオを崩す材料(2026年1月時点)
S-A「短い上昇」(上昇4四半期、2023〜24年と同じ) 2026年4〜6月期(2Q26)→7〜9月期(3Q26) スポットの鈍化が続き、4〜6月期の予測の上げ幅が縮む。端末の下方修正と買いだめの解消 長くする材料:マイクロンの2026年を越えて続くとの見方、キオクシア幹部の2027年までとの見方(報道)、HBMの2026年分は契約済み
S-B「過去平均」(7〜8四半期、JPモルガンの「過去の平均」、報道による) 2027年1〜3月期〜4〜6月期→4〜6月期〜7〜9月期 2027年半ばの新工場(ID1、龍仁1期、M15Xのフル稼働の計画)を前に、設備投資の積み増しとメーカーの在庫の増加 短くする材料:端末需要の減少、買いだめの解消、AI投資の減速。長くする材料:JPモルガンの10四半期以上、モルガン・スタンレーのピーク2027年(いずれも報道)
S-C「長い上昇」(10四半期以上、2016〜18年は9四半期) 2027年10〜12月期以降→2028年1〜3月期以降 2028年の大型案件(P5、SKハイニックスのインディアナのHBM後工程工場、ID2の計画)に向けた供給の積み上がり 短くする材料:2027年の新工場、中国勢の投資再開や増設、ウィンボンド会長の2年後に下降との見方(報道)、高値による需要減

※当ブログの仮定による試算で、予想ではない。確率も付けていない。最後の上昇=2025年7〜9月期+(上昇の四半期数−1)。下落の長さや底の時期は、次の暴落の時期をシナリオで考える回で扱う。

2026年1月の点検結果を当てはめると、点灯した端末の下方修正と、注意のスポットの鈍化・買いだめは、S-Aで先に出そうなサインと重なります。一方、メーカーの在庫は減り続け、契約価格の予測は加速し、会社の多くは2026年を越える逼迫を語っています。これはS-BやS-Cを支える材料です。

つまり、短いシナリオのサインと長いシナリオの材料が、同じ1月に並んでいる。どちらに傾くかは、4〜6月期の契約価格の予測と、スポットの数週の動きで、早めに見えてくるはずです(当ブログの見方)。

メモリー株の投資の目線では、株価のサインは価格のサインより先に出てきた

ここからは、メモリー関連株を持っている人や眺めている人の目線で、この点検を読みます。銘柄の良し悪しではなく、株の性格と確かめる点の話です。

まず、順番です。過去の天井では、マイクロンとSKハイニックスの株価が価格より2〜6か月早く高値をつけ(2021年のマイクロンは例外)、契約価格の下落の予測は天井の四半期の期中か、その次の四半期に出ました。メーカーの在庫が増えたのは、その後です。株価、価格、在庫の順に動いてきたわけです。

これは、価格のサインがそろってから考えると、株価はすでに動いた後かもしれない、ということでもあります。逆に、株価の下げだけを見ていると、2025年11月のように、その後に高値を更新することもあります。価格・在庫・需要のサインと株価を、並べて見ることが大切だと私は考えます(当ブログの見方)。

次に、振れの大きさです。過去3回、株価の天井から底までの下落率は、マイクロンで41.5〜46.3%、SKハイニックスで32.4〜47.0%、サムスン電子で29.7〜37.5%でした(当ブログの計算)。上昇の大きさとセットで受け止める性格の株です(当ブログの見方)。

株価が高値をつけた時点の価格も見ておきます。2018年5月は、TrendForceが1〜3月期の値上がりの継続を伝え、4〜6月期も約+3%でした。2024年6月は、TrendForceが6月27日に7〜9月期のDRAM全体を+8〜13%と予測していた頃です。株価は、価格がまだ上がっている最中に高値をつけたことになります。

ただし、どちらも上げ幅は縮み始めていました。2021年は形が違い、SKハイニックスとサムスン電子の高値(2021年2月)の後に、4〜6月期の+18〜23%という大きな値上がりが来ています。株価の天井と価格の形の関係は、一つの型に決めつけないほうがよさそうです(当ブログの見方)。

2026年1月末の株価は、2025年の月末の安値(マイクロンとSKハイニックスは4月、サムスン電子は1月)から、マイクロンが+439.2%、SKハイニックスが+412.1%、サムスン電子が+206.3%でした。点灯が1つ、注意が3つという点検結果を市場がどう受け止めているかは、数字からは分かりません。ただ、過去3回は、上昇の大きさにかかわらず、天井から底まで約3〜5割下げてきたというのが、株価の動きから読めることです(当ブログの見方)。

確かめる点を表にしました。

確かめる点 2026年1月時点の数字 当ブログの見方
スポット価格の週ごとの伸び DDR4 8Gb +9.6%→+8.8%→+2.0%(1月14日〜27日) 値段そのものが下がり始め、数週続くか
TrendForceの次の四半期の予測 2026年1〜3月期 汎用DRAM +55〜60%(1月5日) 上げ幅が一桁台へ縮むか
メーカーの在庫 サムスン電子のDRAM 約6週(通常10〜12週、報道)、マイクロン126日(会社) 減少が止まり、増え始めるか
端末の生産予測 スマホ −2%→−7%(TrendForce、1月15日) さらに引き下げられるか
顧客の発注 3社が発注を精査(1月30日、報道)、レノボの在庫は通常の約1.5倍(報道) 発注の取り消しや在庫調整の話が出るか

決算の場では、各社が在庫の週数や日数、顧客の発注の様子をどう説明するかに注目したいところです。とくにSKハイニックスの、在庫はさらに減るという見通しが続くのか、変わるのか。言葉の変化は、数字より先に出ることがあります。

パソコンやサーバーを買う会社の側では、スポットの鈍化と、メーカーが発注を精査している点が、調達の環境を映す材料になります。買う時期をどうするかは各社の事情によりますが、見積もりの有効期限と納期を確かめておく意味は大きいと思います。過去の天井でも、契約価格の下落の予測が出たのは天井の四半期の期中かその後で、スポットの鈍化がすぐに契約価格に表れるとは限りません。

天井のサインは一つでは決まらない、点灯の数と順番を追い続けたい

この回の点検を振り返ります。6つのサインのうち、点灯は顧客の生産・需要の下方修正の1つ。注意はスポットの鈍化、設備投資・新工場、買いだめの解消の3つ。未点灯は在庫の積み上がりと株価の先行の2つでした(いずれも当ブログの判定)。

過去3回の天井の前後には、契約価格の上げ幅が一桁台まで縮み、顧客の在庫の高さが指摘され、株価が先に高値をつけていました。2026年1月の時点で、契約価格の予測はまだ加速し、メーカーの在庫は減り、株価は最高値圏です。天井の形は、まだそろっていません。一方で、端末の下方修正とスポットの鈍化という、早めに出るサインが顔を出し始めています。

これから見ていきたいのは、TrendForceの週ごとのスポット価格と、次の四半期の契約価格の予測、2026年1〜3月期の実際の値動きの集計です。あわせて、各社の決算での在庫と発注の説明、スマホやパソコンの生産予測、韓国の半導体輸出を追います。

花粉と同じで、本番はある日突然に始まったように見えても、振り返るといくつものサインが先に出ています。大家業を長く続けていると、空室は一部屋から静かに始まると感じます。メモリーの天井も、点灯の数と順番を落ち着いて数えることで、慌てずに向き合えると思います。

メモリー価格の高騰そのものを取り上げる回、次の暴落の時期をシナリオで考える回、その次の上昇の時期を考える回、メモリー株と価格の関係を取り上げる回もあわせてどうぞ。各社の決算の細かな数字は、海外と日本のメモリーメーカーを取り上げる別の連載で扱います。

 

※本記事は公表資料をもとにした情報提供を目的としたもので、特定の銘柄や商品の売買を勧めるものではありません。メモリー価格の時期やシナリオは、過去のデータに当ブログが置いた前提を当てはめた試算で、将来の価格・業績・株価を予想・保証するものではありません。

※数値は各社の決算資料・米国証券取引委員会(SEC)への提出書類・WSTS(世界半導体市場統計)・調査会社の公表資料などをもとに当ブログが集計・計算したもので、四捨五入の関係で合計が合わない場合があります。数値は2026年1月31日までに公表されたもので、時点は本文・表に記載しています。税制は2026年1月31日時点の法令にもとづき、令和8年度税制改正大綱の内容は今後の法改正で決まります。

出典・参考

  • 平成18年版 情報通信白書 コラム「シリコンサイクル」(総務省、2006年7月)https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h18/html/i1127000.html
  • DRAM Revenue in 1Q18 Rose by 5.4% QoQ to Another Record High as the Upswing of ASPs Continued, Says TrendForce(TrendForce、2018年5月14日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20180514-9992.html
  • DRAM Market Again Saw Record High Revenue in 2Q18 but Prices Are Approaching Their Peaks, Says TrendForce(TrendForce、2018年8月13日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20180813-10036.html
  • DRAM Products to See a Weak Price Trend in 4Q18 after Price Growth of Nine Consecutive Quarters(TrendForce、2018年8月16日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20180816-10039.html
  • DRAM Products May Experience Steeper Price Decline of 5% QoQ in 4Q18 Due to Oversupply and Weak Demand, Says TrendForce(TrendForce、2018年9月26日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20180926-10055.html
  • Prices for Some Contracts Have Been Adjusted Downward Twice in 4Q18, Contract Prices of DRAM Products Would See Steeper Decline in 1Q19, Says TrendForce(TrendForce、2018年12月4日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20181204-10078.html
  • A Sharper Price Decline of Nearly 20% Is Expected for 1Q19 in DRAM Market, Says TrendForce(TrendForce、2019年1月15日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20190115-10093.html
  • PC DRAM Contract Prices Projected to Undergo Remarkable 13-18% Increase QoQ in 2Q21 Owing to High Demand from End Products and Data Centers, Says TrendForce(TrendForce、2021年3月16日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20210316-10717.html
  • DRAM Prices for 3Q21 Projected to Undergo Minor QoQ Increase of 3-8% Owing to Rising Demand from Peak Season, Says TrendForce(TrendForce、2021年7月13日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20210713-10858.html
  • DRAM Prices Projected to Decline by 3-8% QoQ in 4Q21 Due to Rising Level of Client Inventory, Says TrendForce(TrendForce、2021年9月22日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20210922-10947.html
  • DRAM ASP Expected to Decline by 8-13% QoQ in 1Q22 Owing to Seasonal Demand Downturn, Says TrendForce(TrendForce、2021年12月13日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20211213-11050.html
  • Consumer Demand Remains Stagnant, Supply Chain Inventories Remain High, DRAM Q4 Price Drop to Expanded to 13~18%, Says TrendForce(TrendForce、2022年9月22日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20220922-11391.html
  • Decline in DRAM ASP Narrows to 10~15% in 2Q23 with No End in Sight, Says TrendForce(TrendForce、2023年3月28日)https://trendforce.com/presscenter/news/20230328-11626.html
  • DRAM Industry Sees Nearly 30% Revenue Growth in 4Q23 Due to Rising Prices and Volume, Says TrendForce(TrendForce、2024年3月5日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20240305-12060.html
  • Demand for Servers to Support Second Half of the Year; DRAM Prices Expected to Increase by 8–13% in Q3, Says TrendForce(TrendForce、2024年6月27日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20240627-12207.html
  • DRAM Industry Revenue Surges 24.8% in 2Q24, Upward Revision of Contract Price Increase for Q3, Says TrendForce(TrendForce、2024年8月15日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20240815-12254.html
  • Buyers Focus on Inventory Reduction; Slowing Demand Growth Constrains Q4 Memory Price Increases, Says TrendForce(TrendForce、2024年10月9日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20241009-12325.html
  • Server DRAM and HBM Boost 3Q24 DRAM Industry Revenue by 13.6% QoQ, Says TrendForce(TrendForce、2024年11月26日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20241126-12380.html
  • Server DRAM and HBM Continue to Drive Growth, 4Q24 DRAM Industry Revenue Increases by 9.9% QoQ, Says TrendForce(TrendForce、2025年2月27日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20250227-12492.html
  • TrendForce: Transition between DRAM Generations Drives Diverging 3Q25 Price Trends; Consumer DDR4 Prices Expected to Surge Over 40%(TrendForce、2025年7月7日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20250707-12633.html
  • TrendForce: Global DRAM Revenue Jumps 30.9% in 3Q25, Micron’s Market Share Climbs by 3.7 Percentage Points(TrendForce、2025年11月26日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20251126-12802.html
  • TrendForce: Memory Makers Prioritize Server Applications, Driving Across-the-Board Price Increases in 1Q26(TrendForce、2026年1月5日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20260105-12860.html
  • TrendForce: Memory Industry to Maintain Cautious CapEx in 2026, with Limited Impact on Bit Supply Growth(TrendForce、2025年11月13日)https://trendforce.com/presscenter/news/20251113-12780.html
  • TrendForce: Rising Memory Prices Weigh on Consumer Markets; 2026 Smartphone and Notebook Outlook Revised Downward(TrendForce、2025年11月17日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20251117-12784.html
  • TrendForce: Price Hikes on New Models Weigh on Sales, Smartphone Production to Face Clear Headwinds from 2Q26(TrendForce、2026年1月15日)https://www.trendforce.com/presscenter/news/20260115-12880.html
  • Memory Spot Price Update – DRAM module sellers mostly halt quotes as mainstream DDR4 soars 7.21%(TrendForce News、2025年10月15日)https://www.trendforce.com/news/2025/10/15/insights-memory-spot-price-update-dram-module-sellers-mostly-halt-quotes-as-mainstream-ddr4-soars-7-21/
  • Memory Spot Price Update – Kingston leads DRAM price surge as DDR4, DDR5 and modules hold strong(TrendForce News、2025年12月24日)https://www.trendforce.com/news/2025/12/24/insights-memory-spot-price-update-kingston-leads-dram-price-surge-as-ddr4-ddr5-and-modules-hold-strong/
  • Memory Spot Price Update – DRAM surges as sellers hold back inventory, mainstream DDR4 up nearly 10%(TrendForce News、2026年1月14日)https://www.trendforce.com/news/2026/01/14/insights-memory-spot-price-update-dram-surges-as-sellers-hold-back-inventory-mainstream-ddr4-up-nearly-10/
  • Memory Spot Price Update: DDR4/DDR5 Hit Highs, Buyers Hesitant; DDR3 Sees Uptick(TrendForce News、2026年1月28日)https://www.trendforce.com/news/2026/01/28/insights-memory-spot-price-update-ddr4ddr5-hit-highs-buyers-hesitant-ddr3-sees-uptick/
  • Record-Low Memory Stock Could Signal Supercycle Ahead, Likely Peaking by 2027(TrendForce News、朝鮮日報などの記事の紹介、2025年9月30日)https://www.trendforce.com/news/2025/09/30/news-record-low-memory-stock-could-signal-supercycle-ahead-likely-peaking-by-2027/
  • Samsung, SK hynix and Micron reportedly rein in orders to curb hoarding as supply tightness persists(TrendForce News、日経アジア・韓国経済新聞などの報道の紹介、2026年1月30日)https://www.trendforce.com/news/2026/01/30/news-samsung-sk-hynix-and-micron-reportedly-rein-in-orders-to-curb-hoarding-as-supply-tightness-persists/
  • Measurement of DRAM Prices: Technology and Market Structure(Kenneth Flamm、NBER、1993年)https://www.nber.org/chapters/c7802.pdf
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  • 2001 worst DRAM year in history of world ever – the stats(The Register、Gartner Dataquestの数字、2001年6月21日)https://www.theregister.com/off-prem/2001/06/21/2001-worst-dram-year-in-history-of-world-ever-the-stats/729644
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  • DDR4結構性缺貨 華邦電明年營收戰千億元 規劃新一輪擴產(鉅亨網、2025年10月19日)https://news.cnyes.com/news/id/6196913
  • Global Memory Shortage Crisis: Market Analysis and the Potential Impact on the Smartphone and PC Markets in 2026(IDC、2025年12月18日)https://www.idc.com/resource-center/blog/global-memory-shortage-crisis-market-analysis-and-the-potential-impact-on-the-smartphone-and-pc-markets-in-2026/
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  • Gartner Says Worldwide PC Shipments Increased 9.3% in Fourth Quarter of 2025 and 9.1% for the Full Year(Gartner、2026年1月20日)https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2026-1-20-gartner-says-worldwide-pc-shipments-increased-9-point-3-percent-in-fourth-quarter-of-2025-and-9-point-1-percent-for-the-full-year
  • PC Supply Chain Survey: Pricing Game After Memory Surge, Dell, HP, and Lenovo Plan Price Hikes(Tiger Brokers / Stock News、2025年12月2日)https://www.itiger.com/news/1160425557
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  • Microsoft FY26 Q2 earnings call(Microsoft Investor Relations、2026年1月28日)https://www.microsoft.com/en-us/investor/events/fy-2026/earnings-fy-2026-q2
  • 1월 중순 수출9% 증가⋯반도체는 70.2%↑(이투데이、関税庁の発表の報道、2026年1月21日)https://www.etoday.co.kr/news/view/2547674
  • ‘조업일수 감소’ 새해 초순 수출3% 줄어⋯반도체는 45.6%↑(이투데이、関税庁の発表の報道、2026年1月12日)https://www.etoday.co.kr/news/view/2544485
  • 株価:Yahoo Finance MU・KS・005930.KS・^SOX 月次履歴(月末終値、2026年1月までの値を参照)https://finance.yahoo.com/quote/MU/history/?period1=1420070400&period2=1769904000&frequency=1mo