東雲結子:石井先生、聞いてください。狙っていたバレンタインの限定チョコ、予約の初日に「受付終了」でした。

税理士石井:おっと(汗)。人気のお店は、店頭に並ぶ前に勝負がついていることがありますからね。

東雲結子:決めました。来年の分は、今年のうちに予約します。……あれ? それだと、1年後に食べたい味まで今決めることになりますね。

税理士石井:ははは、実はSKハイニックスのHBMも、それに近い売り方なんです。会社は、HBMの供給量をお客さんと1年前に決めると説明していて、2025年10月には、主要な顧客と翌年分の供給の協議をすべて終えたと話しました。

東雲結子:つまり、来年の分まで完売! 売り切れの札が出たお店の株なら、もう上がるしかないですね。

税理士石井:うーん、そこが落とし穴です。会社自身は「完売」という言葉を使っていません。それに、この会社の営業利益率は、2023年1〜3月期にマイナス66.9%まで落ちたことがあるんです。

東雲結子:マイナス66.9%……。100円のチョコを1箱売るたびに、67円を添えてお渡ししていた計算ですか。

税理士石井:ふふ、お客さんは大喜び、お店は大泣きですね。それが2025年10〜12月期には、営業利益率58.4%です。大家業でいえば、空室だらけだった物件が、3年足らずで満室になり、家賃まで上がったような変わりようです。

東雲結子:同じ建物とは思えません。じゃあ今の株価は、この満室がずっと続く前提なんでしょうか?

税理士石井:いい質問ですね。ここからは、決算書でHBMと価格の波を分けて読み、最後に、株価が何を前提にしているのかを銘柄選びの目線で確かめていきましょう。

連載の第2回は、韓国のSKハイニックス(韓国取引所=KRX上場、銘柄コード000660)です。DRAM(計算中のデータを一時的に置くメモリー)とNANDフラッシュ(電源を切ってもデータが残るメモリー)を作るメモリー専業の大手で、AI向けのHBM(DRAMを積み重ねた広帯域メモリー)で知られています。

SKハイニックスの決算は、2025年12月期(2025年1〜12月)に売上高97.1兆ウォン、営業利益47.2兆ウォンで、営業利益率は48.6%に達しました。円換算では売上高が約10.4兆円、営業利益が約5.1兆円です(2026年1月30日の為替レート100ウォン=10.72円で当ブログが換算)。ところが2023年12月期は、7.7兆ウォンの営業赤字でした。

材料は、2026年1月28日に発表された2025年10〜12月期の決算(監査前の数値)と決算説明資料、過去の四半期資料、企業価値向上計画などです。会計は韓国の国際会計基準(K-IFRS)の連結で、十億ウォン単位の開示を兆ウォンに四捨五入しました。後半では、決算の数字を株式投資の銘柄選びにどうつなげるかも、アナリストの目線で整理します。

この記事の要点 根拠となる数字
2023年の営業赤字から、2025年は営業利益率48.6%へ戻った 営業利益率−23.6%(2023年)→48.6%(2025年)、2025年10〜12月は58.4%
売上の8割近くはDRAMで、HBMの売上は2025年に2倍超 DRAM比率76〜80%(2025年の各四半期)、HBMはDRAM売上の40%超(2024年10〜12月、会社)
現金が借入金を上回り、設備投資は営業CFの約半分 ネットキャッシュ12.7兆ウォン(2025年末)、設備投資27.5兆ウォン÷営業CF53.6兆ウォン=51.4%
銘柄選びの目線:PERは低く見えるが、分母の利益は波の高いところにある 実績PER14.7倍(算出できた4社の中央値31.9倍)、PBR5.28倍、2025年の株価+274.4%

SKハイニックスは売上の8割近くをDRAMで稼ぐ、メモリー専業の大手

SKハイニックスの売上は、ほぼすべてがメモリーです。会社の決算説明資料の構成比を読むと、2025年の各四半期でDRAMが売上高の76〜80%、NANDが18〜23%を占めました。NANDには、米国の子会社ソリダイム(Solidigm、旧インテルのNAND事業)の分も入っています。

売上高に占める比率(%) 2024年1〜3月 2024年4〜6月 2024年10〜12月 2025年1〜3月 2025年4〜6月 2025年7〜9月 2025年10〜12月
DRAM 61 66 74 80 77 78 76
NAND 35 31 24 18 21 20 23

※ウォン建ての売上高に占める比率で、ソリダイムを含む。会社の決算説明資料の図から読み取った値で、一部はEE Times Japanの記事(2025年7月30日・11月13日)の再掲と照合。2024年7〜9月は読み取りが確実でないため省略。残り(1〜4%程度)はその他。

2024年1〜3月はDRAMが61%でしたから、1年ほどでDRAMの比重が大きく上がりました。そのDRAMの中で伸びたのがHBMです。会社は2024年10〜12月期について、「HBMは第4四半期も高い成長を続け、DRAM売上全体の40%超を占めた」(会社資料の英文を当ブログが訳出)と説明しています。

業界での位置は、調査会社の集計で確かめます。TrendForceによると、2025年7〜9月のDRAMの売上シェアはSKハイニックスが33.2%で、サムスン電子の32.6%、マイクロン・テクノロジー(以下マイクロン)の25.7%を上回りました。ただ4〜6月の38.7%からは下がり、サムスン電子との差は0.6ポイントまで縮まっています。

株主も見ておきます。筆頭株主は、2021年にSKテレコムから分割されたSKスクエアで、2024年末の持株比率は20.07%です(事業報告書。2025年9月末も同じ比率と報じられています)。韓国の国民年金は7.35%を持つと報じられています(二次資料による、2026年1月7日時点のデータ)。

用語メモ:DRAM=パソコンやサーバーで計算中のデータを一時的に置く半導体メモリー。NANDフラッシュ=電源を切ってもデータが残るメモリーで、SSD(NANDを使った記憶装置)などに使う。HBM(広帯域メモリー)=DRAMを何段も積み重ねて、データの通り道を広げたメモリー。K-IFRS=韓国が採用している国際会計基準。HBM3E・HBM4=HBMの世代の呼び名で、HBM4が新しい世代。

SKハイニックスのHBMは2025年に売上2倍超、会社の言葉は「完売」ではない

2025年のHBMについて、会社はDRAMの中の比率を示していません。説明は「HBMの売上は前年比で2倍超」(会社資料の英文を当ブログが訳出)というものです。HBMがDRAM売上の何%かについては、2024年10〜12月の「40%超」が、会社が示した数字としてこの回で確認できた最後のものです。

ここで気をつけたいのが、報道でよく見る「完売」という言葉です。会社が2025年10月29日に述べたのは、「主要顧客と来年のHBM供給協議をすべて完了した」「DRAMとNANDの全製品について、来年までの顧客の需要をすべて確保」(いずれも会社資料の韓国語を当ブログが訳出)でした。会社自身は「完売」とは言っていません。

会社は、HBMの供給量を顧客と1年前に合意すると説明しています(2025年4月24日)。大家業でいえば、HBMは長期の法人契約で埋まった部屋です。来年の入居は決まっていても、家賃の水準や更新の条件といった契約の中身は、外からは見えません。協議の完了が、価格や利益率まで約束するものとは読めないのです(当ブログの見方)。

次の世代について、会社は2026年1月28日に、HBM3EとHBM4を同時に供給できる唯一の会社だと説明しました。HBM4の量産の準備は2025年9月に終え、「HBM4は顧客が要請した数量を現在量産中」(会社資料の韓国語を当ブログが訳出)としています。

外からの数字は、二次資料になります。調査会社Counterpointの集計(Mark LaPedus氏のSubstack記事、2025年12月24日による)では、2025年7〜9月のHBMのシェアはSKハイニックス57%、サムスン電子22%、マイクロン21%でした。同じ集計で、サムスン電子は4〜6月の15%から上がっています。

市場の大きさについては、調査会社Gartnerの速報(2026年1月12日)が、2025年のHBMを300億ドル超、DRAM市場の23%としています。

SKハイニックスの決算を5年で見ると、2023年の営業赤字7.7兆ウォンから2025年は47.2兆ウォンへ

兆ウォン(%) 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
売上高 43.0 44.6 32.8 66.2 97.1
売上総利益率(%) 44.1 35.0 −1.6 48.1 60.4
研究開発費 4.0 4.9 4.2 5.0 ―
研究開発費比率(%) 9.4 11.0 12.8 7.5 ―
営業利益 12.4 6.8 −7.7 23.5 47.2
営業利益率(%) 28.9 15.3 −23.6 35.5 48.6
純利益(非支配持分を含む) 9.6 2.2 −9.1 19.8 42.9
ROE(%) ― 3.6 −15.6 31.1 44.1

※K-IFRS・連結。12月期で、2021年は2021年1〜12月(以下同じ)。2025年は2026年1月28日発表の監査前の数値。2022年は速報(2023年2月1日)の後、翌年の資料で修正された値。2021〜2024年の売上総利益率は、データ集計サイト(stockanalysis.com、二次資料)の売上総利益から当ブログが計算。研究開発費は資産に計上した開発費を含む総額で、2025年は1〜9月分(4.6兆ウォン、売上高比7.2%)しか公表されていない。ROE=純利益÷資本合計(いずれも非支配持分を含む)の期首・期末平均で、当ブログの計算(2022年は二次資料の2021年末の資本を使用)。

5年の表で目を引くのは2023年です。売上高は前年の44.6兆ウォンから32.8兆ウォンへ26.6%減り、売上総利益率はマイナス1.6%。売上で原価さえ回収できなかった1年で、営業損益は7.7兆ウォンの赤字でした(増減率は当ブログの計算)。

減った売上は11.9兆ウォンでしたが、営業利益は6.8兆ウォンの黒字から7.7兆ウォンの赤字へ、14.5兆ウォン悪化しました(当ブログの計算)。売上の減り方より利益の落ち方が大きいのは、工場の減価償却などの固定費が重い事業だからだと読めます(当ブログの見方)。

そこからの戻りは急でした。2025年の売上高は2023年の約3.0倍で、前年比でも46.8%増。営業利益は前年の約2.0倍(101.2%増)の47.2兆ウォンです(当ブログの計算)。売上総利益率も60.4%まで上がりました。

研究開発費は2024年に5.0兆ウォンで、売上高に対する比率は2023年の12.8%から7.5%へ下がりました。金額は増えても、売上の伸びがそれを上回ったためです。2025年は1〜9月で7.2%でした。

ROE(自己資本利益率)は、2025年に44.1%です。ここでの資本は非支配持分を含む資本合計で、2025年末の親会社株主に帰属する資本が決算資料に載っていないためです。非支配持分は資本の0.2%未満なので、結果はほとんど変わりません。

用語メモ:売上総利益率=売上高から売上原価を引いた利益が、売上高の何%かを示す比率。営業利益率=本業の利益(営業利益)÷売上高。非支配持分=子会社の株のうち、親会社以外の株主の持分。ROE(自己資本利益率)=純利益÷自己資本。

四半期では、営業利益率が2023年1〜3月の−66.9%から2025年10〜12月の58.4%へ

図の左側は、2021〜2025年の売上高(兆ウォン)の棒と、営業利益率の折れ線です。2023年だけがマイナス23.6%に沈み、2025年の48.6%は5年で最も高い値です。右側は、2023年1〜3月期から2025年10〜12月期までの四半期の営業利益率で、赤字の四半期を薄い色で描いています。

底は2023年1〜3月期のマイナス66.9%でした。そこから3四半期後の2023年10〜12月期に3.1%の黒字へ戻り、2024年は23.2%から40.9%へ、2025年は42.2%から58.4%へ上がっています。2025年は、営業利益率が40%を割った四半期がありません。

四半期 売上高(兆ウォン) 売上総利益率(%) 営業利益(兆ウォン) 営業利益率(%) 純利益(兆ウォン)
2023年1〜3月 5.1 −32.3 −3.4 −66.9 −2.6
2023年4〜6月 7.3 −16.1 −2.9 −39.4 −3.0
2023年7〜9月 9.1 0.7 −1.8 −19.8 −2.2
2023年10〜12月 11.3 19.7 0.3 3.1 −1.4
2024年1〜3月 12.4 38.6 2.9 23.2 1.9
2024年4〜6月 16.4 45.6 5.5 33.3 4.1
2024年7〜9月 17.6 52.2 7.0 40.0 5.8
2024年10〜12月 19.8 52.4 8.1 40.9 8.0
2025年1〜3月 17.6 57.3 7.4 42.2 8.1
2025年4〜6月 22.2 53.9 9.2 41.4 7.0
2025年7〜9月 24.4 57.4 11.4 46.6 12.6
2025年10〜12月 32.8 68.8 19.2 58.4 15.2

※K-IFRS・連結。2023年は決算説明資料(十億ウォン単位)、2024〜2025年は決算リリースの値で、2025年は監査前。2024年7〜9月の売上総利益率は、通期から他の3四半期を引いて当ブログが計算。純利益は非支配持分を含む。

2025年10〜12月期の売上高は32.8兆ウォンで、前の四半期から34.3%増、前年同期から66.1%増えました(当ブログの計算)。この3か月の営業利益19.2兆ウォンは、2024年の1年分23.5兆ウォンの約8割で、2025年通期の営業利益の40.6%にあたります(当ブログの計算)。

前回の下り坂の速さも確かめておきます。2022年4〜6月期は売上高13.8兆ウォン、営業利益率30.4%でした。それが3四半期後の2023年1〜3月期には、売上高5.1兆ウォン(63.2%減)、営業利益率マイナス66.9%です(当ブログの計算)。わずか9か月ほどで、ここまで変わったのです。

大家業でいえば、メモリーの価格は家賃相場の波に近いものです。相場が高いときは手取りが大きく膨らみ、相場が崩れると、ローンの返済や固定資産税のような固定費だけが残ります。SKハイニックスの四半期の数字は、その波をそのまま映しています。

純利益には、営業外の損益も入ります。税引前利益と営業利益の差は、2025年7〜9月期に約3.4兆ウォンのプラス、10〜12月期に約1.5兆ウォンのマイナスでした(当ブログの計算)。この振れについての会社の説明は、この回で参照した資料では確認できませんでした。四半期の純利益だけで勢いを判断しないほうがよさそうです。

10〜12月の伸びは、出荷量より価格の上昇が大きかった

利益率の中身を、出荷量(ビット)と平均販売単価(ASP)に分けてみます。決算説明会の要約記事(二次資料、2026年1月29日)によると、2025年10〜12月期のDRAMは、ビット出荷が前の四半期から一桁台前半の増加、ASPは20%台半ばの上昇でした。NANDはビット出荷が約10%増、ASPが30%台前半の上昇です。

7〜9月期は、DRAMのビット出荷が一桁台後半の増加、ASPが一桁台半ばの上昇でした(二次資料による)。10〜12月は出荷の伸びが鈍る一方で、価格が利益率を押し上げた四半期と読めます(当ブログの見方)。

業界の価格の予測も、同じ方向を向いていました。調査会社TrendForceは、2025年10〜12月の汎用DRAMの契約価格を、9月24日には前期比8〜13%の上昇と見ていましたが、11月26日に45〜50%の上昇へ引き上げました。2026年1〜3月は55〜60%の上昇を予測しています(2026年1月5日公表)。

価格で伸びた利益は、価格が下がれば逆向きに動きます。HBMという「契約で埋まった部屋」と、汎用DRAMという「相場で家賃が決まる部屋」の両方を持っているのが、今のSKハイニックスだと私は見ています(当ブログの見方)。会社が両者の売上の内訳を示していない以上、どちらがどれだけ稼いだかは、外からは分けられません。

用語メモ:ビット出荷=メモリーの容量で数えた出荷量。ASP(平均販売単価)=売上を出荷量で割った平均の単価。契約価格=メーカーと大口の顧客が取り決める取引価格。汎用DRAM=HBMなどの特別な品ではない、標準品のDRAM。

2025年末は現金が借入金を12.7兆ウォン上回り、在庫は136日分

兆ウォン(%) 2022年末 2023年末 2024年末 2025年9月末 2025年末
総資産 103.9 100.3 119.9 148.4 176.1
現金等 6.4 8.9 14.2 27.9 34.9
借入金 23.0 29.5 22.7 24.1 22.2
ネットキャッシュ(現金等−借入金) −16.6 −20.5 −8.5 3.8 12.7
棚卸資産 15.7 13.5 13.3 13.2 14.3
在庫日数(日) 197 148 141 ― 136
資本合計(非支配持分を含む) 63.3 53.5 73.9 100.0 120.7
自己資本比率(%) 60.9 53.3 61.7 67.4 68.5

※K-IFRS・連結。決算説明資料の値で、2025年は監査前。現金等は会社の定義(現金及び現金同等物+短期金融商品など)、借入金はリース負債を除く会社の定義。自己資本比率は資本合計(非支配持分を含む)÷総資産で、当ブログの計算。在庫日数=期末の棚卸資産÷売上原価×365(当ブログの計算。2022〜2024年は二次資料の売上総利益を使用)。

2023年末に20.5兆ウォンあった借入金の超過は、2025年9月末にネットキャッシュ(現金等が借入金を上回る状態)に転じ、2025年末には12.7兆ウォンの現金超過になりました。2年で33.2兆ウォンの改善です(当ブログの計算)。

自己資本比率も、2023年末の53.3%から68.5%へ上がりました。ここでも分子は非支配持分を含む資本合計で、親会社株主の分だけで計算する比率とは、厳密には定義が違う点にご注意ください(非支配持分はわずかです)。

在庫は、大家業でいえば空室在庫です。下り坂だった2022年末には売上原価の197日分まで膨らみ、その後は148日、141日と減って、2025年末は136日分でした。売上が3倍近くに伸びた2023〜2025年に、棚卸資産は13〜14兆ウォン台でほぼ横ばいです。

設備投資は現金ベースで27.5兆ウォン、営業CFの約半分

兆ウォン(%) 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
営業CF 19.8 14.8 4.4 30.0 53.6
設備投資(有形固定資産の取得) 12.5 19.0 8.4 15.9 27.5
FCF(営業CF−設備投資) 7.3 −4.2 −4.0 14.0 26.1
設備投資÷売上高(%) 29.0 42.6 25.6 24.1 28.3
配当金の支払額 0.8 1.7 0.8 0.8 1.7
自社株買い 0 0 0 0 0

※K-IFRS・連結。2023〜2025年は各四半期の決算説明資料の値の合計(当ブログの計算。2025年は監査前)、2021〜2022年はデータ集計サイト(二次資料)の値。設備投資はキャッシュ・フロー計算書の現金の支出で、会社が企業価値向上計画で示す「投資執行」とは基準が違う。FCFと比率は当ブログの計算。

2025年の営業CFは53.6兆ウォンで、2023年の4.4兆ウォンの約12倍です(当ブログの計算)。設備投資(工場や装置への投資、capex)は27.5兆ウォンで、営業CFの51.4%にあたります(当ブログの計算)。差し引きのFCF(フリー・キャッシュ・フロー)は26.1兆ウォンでした。

設備投資の数字には、基準の違いがあります。会社は企業価値向上計画(2025年11月)で、2024年の投資を17.95兆ウォン、2025年1〜9月を17.83兆ウォンと示していますが、これは投資執行(発生)ベースの数字です。キャッシュ・フロー計算書の現金の支出では、2024年が15.9兆ウォン、2025年1〜9月が15.6兆ウォンでした。この回のFCFは、現金ベースで計算しています。

会社は、設備投資を売上高の30%台半ばに、3年の移動平均で保つ方針を示しています。2025年9月までの12四半期の平均は27.8%でした。2026年については「来年の投資は今年より増える見通し」(2025年10月29日、会社資料の英文を当ブログが訳出)としています。

金額の目安は、調査会社のものしかありません。TrendForceは、SKハイニックスの2026年のDRAM向け設備投資を205億ドル(前年比17%増)と推計しています(2025年11月13日)。これは推計で、会社の計画ではありません。

会社は清州の工場M15Xの生産能力の早期拡大、龍仁の半導体クラスターでの最初の工場の建設、米インディアナ州のパッケージング施設などを挙げていますが、金額は示していません。

設備投資は、大家業でいえば新築や建替えです。完成までに時間がかかり、完成したときの家賃相場は、着工したときには分かりません。利益が大きい年ほど、その投資が次の波の底でどう効くかを考えておきたいところです(当ブログの見方)。

用語メモ:営業CF=本業で稼いだ現金の出入り。capex(設備投資)=工場や製造装置などへの投資。FCF(フリー・キャッシュ・フロー)=営業CFから設備投資を引いた、会社が自由に使えるお金の目安。

株主還元は固定配当1,500ウォン、2025年分は合計3,000ウォンと自己株1,530万株の消却

株主還元の方針は、2024年11月27日に公表され、2025年1月の2024年10〜12月期の決算発表でも示された、2025〜2027年の方針です。1株あたりの固定配当を1,200ウォンから1,500ウォンに引き上げ(年約1兆ウォン)、累積FCFの50%を還元の原資とする考え方は維持する、という内容でした。

あわせて、それまで還元に回していた年間FCFの5%は、ネットキャッシュなどの目標に届くまで財務の改善に充て、目標を達成すれば追加の還元や早期の還元を検討するとしています。

2025年12月期の配当は、四半期ごとの375ウォンが3回と、期末の1,875ウォン(うち1,500ウォンが追加配当)で、合計3,000ウォンです。総額は約2.1兆ウォンで、純利益42.9兆ウォンの約4.9%です(当ブログの計算)。

2025年に実際に支払った配当は1.7兆ウォンで、FCF26.1兆ウォンの6.4%でした(当ブログの計算)。2021〜2025年に自社株買いはしていません。FCFの多くは手元に積み上がった形で、現金等は2024年末の14.2兆ウォンから34.9兆ウォンへ増えています。

2026年1月28日には、自己株式1,530万株(発行済株式の約2.1%)の消却も決議しました。消却予定日は2月9日で、1月27日の終値80万ウォンで換算すると約12.24兆ウォン分です。報道によると、役職員の報酬に充てる一部を除いた、保有自己株の全量です。

ただし消却は、手元の自己株を消す手続きで、新たに現金を払う自社株買いとは違います。自己株はもともと配当の対象にも1株利益の計算の株数にも入らないので、消却で1株利益がすぐに大きく変わるわけではありません。意味は、将来また市場に出てくるかもしれない株を消すことにあると私は見ています(当ブログの見方)。

自己株には、もう一つ交換社債がからみます。会社は2023年4月に、保有する自己株と交換できる17億ドル(約2.2377兆ウォン)の海外交換社債を発行しました。発行時の交換価額は1株111,180ウォンです(二次資料による)。

2025年9月末の報告書では、発行済株式728,002,365株のうち、流通株式は690,455,268株とされています。直接保有の自己株17,407,808株を除いた残り約2,014万株が、交換のために預けた自己株にあたる計算です(当ブログの計算)。

配当の総額から逆算すると、配当の対象となる株数は、2025年10月29日の約6.918億株から、11月30日の基準日には約7.013億株へ増えています(当ブログの推計で、±130万株ほどの幅があります)。交換社債の交換が進んだ可能性がありますが、会社の説明はありません。1月の消却に交換用の株が含まれるかどうかも、会社は内訳を示していません。

米国市場への上場について、会社は2026年1月28日の開示で、米国株式市場への上場などを含む企業価値向上の方策を引き続き検討中とし、決まったとき、または6か月以内に改めて開示するとしています(報道による)。1月末の時点で、米国の預託証券(ADR)はありません。

用語メモ:自己株式=会社が持っている自社の株。消却=自己株式を消して、発行済株式の数を減らすこと。交換社債(EB)=発行した会社が持つ株と交換できる社債。ADR(米国預託証券)=外国の株を米国の市場で売買できるようにした証券。

中国の工場と米国の輸出規制は、2026年分の年間許可が報じられた段階

SKハイニックスは中国にも工場を持っています。米国の商務省は2025年9月2日、SKハイニックスの中国法人(SK hynix Semiconductor (China))と、Intel Semiconductor (Dalian)(今はSKハイニックスの大連工場)について、輸出規制の対象品を個別の許可なしに受け取れる包括許可(VEU)の取消しを官報で公表しました。発効は2025年12月31日です。

その後の2025年12月30日、米国がサムスン電子とSKハイニックスの中国工場向けに、2026年分の装置の出荷の年間許可を出したと報じられました(Tom’s Hardware、ロイター報道の引用、二次資料)。無錫と大連の工場向けで、目的は「操業・保守」、無制限の拡張を認めるものではないとされています。正式な文書は確認できていません。

顧客別・地域別の売上は、この回で参照した資料からは確認できませんでした。HBMの「主要顧客」が誰かも、会社は名前を挙げていません。中国の工場が売上や利益にどれだけ関わるかは、外からは数字で測れない点として残ります(当ブログの見方)。

SKハイニックスの株価は2026年1月30日に909,000ウォン、実績PERは14.7倍

指標 値 前提
株価(終値) 909,000ウォン 2026年1月30日、KRX(二次資料)
時価総額 637.5兆ウォン(約68.3兆円) 約7.013億株(2025年11月30日の配当基準日、当ブログの推計)で計算
実績PER 14.7倍 2025年の四半期の基本EPSの合計61,985ウォン(概算)
直近四半期×4のPER 10.4倍 2025年10〜12月期のEPS21,852ウォン×4(参考値で、予想ではない)
PBR 5.28倍 2025年末の資本合計÷約7.013億株=1株約172,062ウォン(概算)
配当利回り 0.33% 2025年12月期の配当3,000ウォン
2025年の株価の騰落率 +274.4% 2024年12月30日173,900ウォン→2025年12月30日651,000ウォン
2026年1月の騰落率 +39.6% 2025年12月30日→2026年1月30日

※当ブログの計算。円は2026年1月30日の為替レート(100ウォン=10.72円)で換算。発行済株式数728,002,365株で計算すると、時価総額は661.8兆ウォン。会社は数値の業績予想を出していないため、予想PERは計算していません。

実績PER14.7倍の逆数、益回り(1株利益÷株価)は6.82%です。大家業でいえば、手取りの利回りが6.8%ほどの物件に見えます。ただ、分母の利益は、営業利益率48.6%という5年で最も高い年の利益です(当ブログの見方)。

PBR(株価純資産倍率)は5.28倍です。2025年末の自己株の数が公表されていないため、1株あたりの純資産は、配当から逆算した株数で割った概算値です。2025年9月末の1株純資産144,841ウォンで計算すると、6.28倍になります。

2026年1月の動きも押さえておきます。決算と株主還元を発表した1月28日をはさみ、1月27日の終値80万ウォンから1月30日の909,000ウォンまで、3営業日で13.6%上がりました(当ブログの計算)。1月全体では39.6%の上昇です。

用語メモ:PER(株価収益率)=株価÷1株あたり利益(EPS)。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株あたり純資産(BPS)。益回り=EPS÷株価で、PERの逆数。

株式投資の目線では、SKハイニックス株はHBMとDRAM価格の波に乗る株

ここからは、決算の数字を株式投資の銘柄選びにつなげます。SKハイニックスの株価が主に映しているのは、HBMの伸びとDRAMの価格の波だと私は見ています(当ブログの見方)。売上の8割近くがDRAMで、その中でHBMが伸び、2025年後半は価格の上昇が利益率を押し上げた、という決算の形そのままです。

スマホや家電も抱えるサムスン電子と比べると、メモリーの波がそのまま株価に届きやすい、純度の高いメモリー株といえます(当ブログの見方)。

株価は2025年の1年間で274.4%上がり、終値は約3.7倍になりました。同じ年の純利益の伸びは116.9%、1株利益(四半期の合計、概算)は約2.2倍です。株価の伸びが利益を上回った分、PERも上がっています(当ブログの計算)。

2024年最終取引日の株価を2024年の1株利益で割ると約6.1倍、2025年最終取引日は約10.5倍、2026年1月30日は14.7倍です(当ブログの計算)。通期の利益は翌年1月の発表(2025年分は2026年1月28日)で、年末の時点では10〜12月期の分がまだ分かっていなかったため、後から分かった利益で測った参考値です。

2025年の騰落率274.4%は、この連載で扱う上場7社のちょうど真ん中(中央値)です。2026年1月の39.6%は、7社の中央値55.6%を下回りました。

今の株価が前提にしていることを、倍率で見ます。実績PER14.7倍は、黒字で計算できた4社の中央値31.9倍を大きく下回り、直近四半期×4のPER10.4倍も、6社の中央値22.7倍の半分以下です。益回り6.82%は、4社の中央値3.33%の約2倍です(当ブログの計算)。

数字だけ見ると低い倍率ですが、ここに景気敏感株の落とし穴があります。分母の利益が、波の高いところで測った利益だからです。利益が山にあるときPERは低く見え、谷では赤字で計算すらできません。2023年の1株利益は、マイナス13,244ウォン(二次資料による)でした。

PBR5.28倍は、7社の中央値5.94倍をやや下回ります。PBRをPERで割ったEPS÷BPS(1株利益÷1株純資産)は36.0%で、資本の効率がとても高い水準です。期末の純資産で割るため、平均の資本で割るROE44.1%より低めに出ます。PBR5倍台という値段は、この高いROEがある程度続くことを前提にしたものと読めます(当ブログの見方)。

お金の面では、2025年のFCF利回りが4.09%で、7社の中央値0.47%を大きく上回ります。一方、配当利回り0.33%、株主還元利回り0.26%は小さく、ネットキャッシュは時価総額の1.99%です。稼いだ現金の多くは、まだ株主に戻っていません。

用語メモ:景気敏感株=景気や業界の波で利益が大きく動き、株価もそれに連れて動きやすい株。FCF利回り=FCF÷時価総額。株主還元利回り=配当と自社株買いの支払額÷時価総額。中央値=値を小さい順に並べたときの真ん中の値で、この回では連載で扱う上場7社のうち値のある会社で計算。

銘柄選びでは、営業利益率72.2ポイントの振れと株式の需給を確かめたい

景気の波への強さを確かめます。年次の営業利益率は、2023年のマイナス23.6%から2025年の48.6%まで、72.2ポイントの幅で動きました。7社の中央値37.0ポイントのほぼ2倍です。四半期では、マイナス66.9%から58.4%まで、125.3ポイントの幅があります(当ブログの計算)。

前回の下り坂では、売上が26.6%減った2023年に、営業利益が14.5兆ウォン悪化して赤字になりました。今の利益を「ふつうの水準」と置くか「波の山」と置くかで、同じPER14.7倍の意味はまったく変わります(当ブログの見方)。

株価が動くきっかけとして、まず次の決算があります。会社は数値の業績予想を出さないので、四半期ごとの売上と利益率、DRAMとNANDのビット出荷とASPの説明が、そのまま材料になりやすいと私は見ています。外では、TrendForceなどの契約価格の予測、HBM4の供給の進み具合、2026年の設備投資の金額が注目点です(当ブログの見方)。

還元と株数の面では、2月9日に予定する自己株1,530万株の消却、累積FCFの50%という方針のもとでの追加の還元、米国上場の検討の行方があります。交換社債の発行時の交換価額111,180ウォンは、1月30日の終値の約8分の1で、交換が進めば流通する株が増える方向に働きます(当ブログの計算と見方)。

下振れのリスクは、主に四つあると考えます。一つ目はDRAMの価格です。10〜12月期の伸びは価格による部分が大きく、契約価格の予測が下向きに変われば、利益率58.4%の前提も揺らぎます(当ブログの見方)。

二つ目はHBMの競争で、二次資料ながら、サムスン電子のHBMシェアは4〜6月の15%から7〜9月の22%へ上がっています。三つ目は中国の工場と輸出規制で、包括許可は2025年末で取り消され、2026年分は年間許可の報道にとどまります。四つ目は、増やす方針の設備投資が、相場の崩れた年には重荷になり得ることです(当ブログの見方)。

銘柄選びで確かめる点 この会社の数字(時点) 当ブログの見方
株価と利益の向き 2025年の株価+274.4%、純利益+116.9%、1株利益(概算)約2.2倍 株価の伸びが利益を上回り、PERも上がった
利益に対する株価の水準 実績PER14.7倍・益回り6.82%、直近四半期×4で10.4倍(2026年1月30日。中央値は31.9倍・22.7倍) 低く見える倍率は、利益の山で測った値
PBRとROE PBR5.28倍、EPS÷BPS 36.0%、ROE44.1%(2025年、資本合計ベース) 高いROEがある程度続くことが前提
利益の振れ 年次の営業利益率−23.6%〜48.6%(72.2ポイント。7社の中央値37.0ポイント) 景気の波がそのまま利益に出る
株主に戻すお金 FCF利回り4.09%、配当利回り0.33%、株主還元利回り0.26%(2025年の実績÷時価総額) 稼ぐ現金に比べ、還元はまだ小さい
株式の需給 自己株1,530万株の消却を決議(2月9日予定)、交換社債の交換価額111,180ウォン(発行時) 消却は株数を減らし、交換は増やす方向

この株の性格が合うかどうかは、投資の目的で分かれます。配当利回り0.33%は値のある6社の中央値0.06%を上回りますが、配当で手取りを得たい人には物差しとしては小さい値です。AI向けのメモリー需要とDRAMの価格の波を、利益の大きな振れごと受け止められるかが、この株を選ぶかどうかの分かれ目になります(当ブログの見方)。

円で投資する人には、為替も加わります。2025年は100ウォンが10.76円(2024年12月30日)から10.94円(2025年12月30日)へ動き、円で見た株価の上昇率は280.6%でした(三菱UFJ銀行の公示相場から計算した仲値による、当ブログの計算)。ウォン安に振れれば、逆向きに働きます。

日本の個人がSKハイニックス株を持つ方法は限られます。主要なネット証券のうち、インターネットで韓国株を扱っていると確認できたのはSBI証券で、手数料は約定代金の0.99%(税込、最低9,900ウォン)です(同社の手数料ページ、2025年2月14日現在の表示)。

ルクセンブルク証券取引所にGDS(グローバル預託株式)が上場していると会社は記していますが、売買の状況も、日本の証券会社での取扱いも確認できていません。韓国市場の原株を持つ形を前提に考えるのが安全です(当ブログの見方)。韓国株の配当にかかる現地の税金(日韓租税条約の上限は15%)や外国税額控除、NISAでの扱いは、海外メモリー株を比べる回でまとめて取り上げます。

SKハイニックスの決算は、「契約で埋まった部屋」と「家賃相場の波」を分けて読む

SKハイニックスの2025年は、売上高97.1兆ウォン、営業利益率48.6%、10〜12月期は58.4%と、5年で最も利益の大きい年でした。それでも2023年は営業赤字で、四半期の営業利益率はマイナス66.9%まで落ちています。どちらも、同じ会社の同じ工場の数字です。

次の決算で確かめたいのは、まずDRAMのビット出荷とASPの説明です。10〜12月期のように価格で伸びたのか、出荷の量が伸びたのか。そして、HBM4の供給がどう進んでいるか、2026年の設備投資の金額と、売上高の30%台半ばという方針との距離です。

還元と株数では、追加の還元があるかどうかと、交換社債の交換による株数の動きです。米国上場の検討について会社が改めて何を開示するかも、株式の需給を左右する材料になると私は見ています(当ブログの見方)。

大家業を長く続けていると、満室の年ほど、空室だらけだった年の帳簿を見返したくなります。HBMという契約で埋まった部屋と、汎用DRAMという相場で家賃が決まる部屋。その二つを分けて読むことが、この会社の決算書と株価を読む近道だと感じています。スマホや家電も抱えるサムスン電子を取り上げる回、ドル建てで決算を出すマイクロンを取り上げる回もあわせてどうぞ。

 

※本記事は公表資料をもとにした情報提供を目的としたもので、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。業績や株価に関する記述は当ブログの見方や試算で、将来の業績や株価を予想・保証するものではありません。

※数値は各社の決算資料・年次報告書・米国証券取引委員会(SEC)への提出書類などの公表資料をもとに当ブログが集計・計算したもので、四捨五入の関係で合計が合わない場合があります。数値は2026年1月31日までに公表されたもので、時点は本文・表に記載しています。円換算は2026年1月30日の為替レートによる参考値です。税制は2026年1月31日時点の法令にもとづき、令和8年度税制改正大綱の内容は今後の法改正で決まります。

出典・参考

  • SK hynix Announces FY25 Financial Results(SK hynix、PR Newswire配信、2026年1月28日)https://technode.global/prnasia/sk-hynix-announces-fy25-financial-results-posts-record-high-results-and-delivers-highest-shareholder-returns/
  • SK hynix Announces FY25 Financial Results(SK hynix Newsroom、2026年1月28日)https://news.skhynix.com/en/sk-hynix-announces-fy25-financial-results/
  • SK하이닉스 뉴스룸の2025年経営実績の記事(SK하이닉스、2026年1月28日)https://news.skhynix.co.kr/2025-business-results/
  • SK하이닉스 2025년 4분기 경영실적 발표(SK하이닉스、2026年1月29日)https://file.alphasquare.co.kr/media/pdfs/company-ir/20260129SK%ED%95%98%EC%9D%B4%EB%8B%89%EC%8A%A4_2025%EB%85%84_4%EB%B6%84%EA%B8%B0_%EA%B2%BD%EC%98%81%EC%8B%A4%EC%A0%81_%EB%B0%9C%ED%91%9C.pdf
  • SK hynix Announces 3Q25 Financial Results(SK hynix、2025年10月29日)https://technode.global/prnasia/sk-hynix-announces-3q25-financial-results/ / https://news.skhynix.co.kr/3q-2025-business-results/
  • SK하이닉스 2025년 2분기 경영실적 발표(SK하이닉스、2025年7月24日)https://file.alphasquare.co.kr/media/pdfs/company-ir/20250724SK%ED%95%98%EC%9D%B4%EB%8B%89%EC%8A%A4_2025%EB%85%84_2%EB%B6%84%EA%B8%B0_%EA%B2%BD%EC%98%81%EC%8B%A4%EC%A0%81_%EB%B0%9C%ED%91%9C.pdf
  • SK hynix Announces 2Q25 Financial Results(SK hynix、2025年7月24日)https://technode.global/prnasia/sk-hynix-announces-2q25-financial-results/
  • SK하이닉스 2025년 1분기 경영실적 발표(SK하이닉스、2025年4月24日)https://file.alphasquare.co.kr/media/pdfs/company-ir/20250424SK%ED%95%98%EC%9D%B4%EB%8B%89%EC%8A%A4_2025%EB%85%84_1%EB%B6%84%EA%B8%B0_%EA%B2%BD%EC%98%81%EC%8B%A4%EC%A0%81_%EB%B0%9C%ED%91%9C.pdf
  • SK hynix Announces 1Q25 Financial Results(SK hynix、2025年4月24日)https://technode.global/prnasia/sk-hynix-announces-1q25-financial-results/
  • SK하이닉스 “주당 고정배당금 25% 상향”…신규 주주환원 정책 및 ‘밸류업’ 계획 발표(SK하이닉스 뉴스룸、2024年11月27日)https://news.skhynix.co.kr/shareholder-return-2024
  • SK hynix Announces 4Q24 Financial Results(SK hynix、2025年1月23日)https://en.startuprecipe.co.kr/archives/pr-newswire/sk-hynix-announces-4q24-financial-results
  • SK하이닉스 2024년 4분기 경영실적 발표(SK하이닉스、2025年1月23日)https://file.alphasquare.co.kr/media/pdfs/company-ir/20250123SK%ED%95%98%EC%9D%B4%EB%8B%89%EC%8A%A4_2024%EB%85%84_4%EB%B6%84%EA%B8%B0_%EA%B2%BD%EC%98%81%EC%8B%A4%EC%A0%81_%EB%B0%9C%ED%91%9C.pdf
  • SK하이닉스 2024년 2분기 경영실적 발표(SK하이닉스、2024年7月25日)https://file.alphasquare.co.kr/media/pdfs/company-ir/20240725SK%ED%95%98%EC%9D%B4%EB%8B%89%EC%8A%A4_2024%EB%85%84_2%EB%B6%84%EA%B8%B0_%EA%B2%BD%EC%98%81%EC%8B%A4%EC%A0%81_%EB%B0%9C%ED%91%9C.pdf
  • SK하이닉스 2023년 4분기 경영실적 발표(SK하이닉스、2024年1月25日)https://file.alphasquare.co.kr/media/pdfs/company-ir/20240125SK%ED%95%98%EC%9D%B4%EB%8B%89%EC%8A%A4_2023%EB%85%84_4%EB%B6%84%EA%B8%B0_%EA%B2%BD%EC%98%81%EC%8B%A4%EC%A0%81_%EB%B0%9C%ED%91%9C.pdf
  • SK hynix Reports Financial Results for 2023, 4Q23(SK hynix、2024年1月25日)https://en.startuprecipe.co.kr/archives/pr-newswire/sk-hynix-reports-financial-results-for-2023-4q23
  • SK하이닉스 2023년 2분기 경영실적 발표(SK하이닉스、2023年7月26日)https://file.alphasquare.co.kr/media/pdfs/company-ir/20230726SK%ED%95%98%EC%9D%B4%EB%8B%89%EC%8A%A4_2023%EB%85%84_2%EB%B6%84%EA%B8%B0_%EA%B2%BD%EC%98%81%EC%8B%A4%EC%A0%81_%EB%B0%9C%ED%91%9C.pdf
  • SK hynix Reports 2022 and Fourth Quarter Financial Results(SK hynix、2023年2月1日)https://technode.global/prnasia/sk-hynix-reports-2022-and-fourth-quarter-financial-results
  • SK하이닉스 기업가치 제고 계획(SK하이닉스、2025年11月28日)https://file.alphasquare.co.kr/media/pdfs/company-ir/20251128SK%ED%95%98%EC%9D%B4%EB%8B%89%EC%8A%A4_%EA%B8%B0%EC%97%85%EA%B0%80%EC%B9%98%EC%A0%9C%EA%B3%A0%EA%B3%84%ED%9A%8D.pdf
  • SK하이닉스 분기보고서(09)(SK하이닉스、DART提出、2025年11月14日)https://financialfilings.com/filings/sk-hynix-inc/interim-quarterly-report/2025/66486319/
  • SK하이닉스 사업보고서(12)(SK하이닉스、DART提出、2025年3月19日)https://financialfilings.com/filings/sk-hynix-inc/annual-report/2025/7949878/
  • SK하이닉스 분기보고서(09)(SK하이닉스、DART提出、2023年11月14日)https://financialfilings.com/filings/sk-hynix-inc/interim-quarterly-report/2023/8255383/
  • SK하이닉스 현금ㆍ현물배당결정(SK하이닉스、DART提出、2025年10月29日)https://financialfilings.com/filings/sk-hynix-inc/notice-of-dividend-amount/2025/33027773/
  • Finance Scopeの記事(SKハイニックス2025年10〜12月期の決算説明会の要約、2026年1月29日)https://www.finance-scope.com/article/view/scp202601290032
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  • SK하이닉스, 12.2조원 자사주 소각 결정..”주주가치 제고”(메트로신문、2026年1月28日)https://www.metroseoul.co.kr/article/20260128500567
  • “88만닉스 덕분에 우리도 대박 났다”…’수익률 417%’ 환호 [종목+](한국경제、2026年1月29日)https://www.hankyung.com/article/2026012917146
  • 삼전하닉 날자 국민연금 평가액 70조 ↑···내수주 비중은 줄여(경향신문、2026年1月11日)https://www.khan.co.kr/article/202601111508011/
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  • 外国為替相場 2026年1月30日(三菱UFJリサーチ&コンサルティング、2026年1月30日)https://www.murc-kawasesouba.jp/fx/past/index.php?id=260130
  • 外国為替相場 2025年12月30日(三菱UFJリサーチ&コンサルティング、2025年12月30日)https://www.murc-kawasesouba.jp/fx/past/index.php?id=251230
  • 外国為替相場 2024年12月30日(三菱UFJリサーチ&コンサルティング、2024年12月30日)https://www.murc-kawasesouba.jp/fx/past/index.php?id=241230
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