東雲結子:先生、雪まつりの動画を見てください! 大きな雪の塊を職人さんがヘラで少しずつ削って、お城の形を出していくんです。

税理士石井:見事ですね。足して作るのではなく、削って形を出す。実は半導体の工場にも、そっくりな工程があるんですよ。

東雲結子:私も家の前で挑戦したんです。削りすぎて、お城がいつの間にか雪だるまになりました。

税理士石井:ははは、削る量を間違えると設計図ごと変わってしまいますね。ウェーハの上に積んだ膜を回路の形に削るのがエッチングで、ラムリサーチはその装置の大手です。

東雲結子:そのラムリサーチ、株価が2025年に137.0%も上がっています。雪像なら一冬で背丈が2倍以上……春になったら溶けたりしませんか?

税理士石井:うーん、株価には雪解けの日付が書いていないのが難しいところです。ただ、2026年1月30日の時価総額は2,915億ドルで、売上が約1.4倍あるアプライド マテリアルズを上回りました。

東雲結子:えっ、小さいほうの雪像に高い値札が……。しかも装置の売上の59%がファウンドリー向けだそうです。

税理士石井:ああ、そこが落とし穴です。59%は装置(システム)の売上の中の割合で、保守や部品の売上は分母に入っていません。それに1年前の同じ10〜12月期は35%で、メモリー向けが50%と主役でした。

東雲結子:お城の本体だけ数えた数字で、しかも1年で主役が入れ替わった……。去年は滑り台だった場所に、今年はお城が建っている感じですね。

税理士石井:いいたとえです。大家業でいえば、同じ建物で入居者の顔ぶれががらっと変わった状態。この回は、誰がラムの装置を買っているのか、中国向けの比率、日本の顧客の検収を待つ売上まで、決算書を少しずつ削り出していきましょう。

連載の第4回は、米国のラムリサーチ(Lam Research、以下ラム)です。Nasdaq(米国の株式市場)に上場し、回路を削るエッチング装置や、薄い膜を積む成膜装置を手がけています。ラムリサーチの決算は米国会計基準(US GAAP)の連結で、決算期は6月の最終日曜日。2025年6月期(FY2025)は、前の期が53週だったため、2024年7月1日〜2025年6月29日でした。

2026年1月31日までに公表された最新の決算は、2026年1月28日発表の2026年6月期第2四半期(2025年9月29日〜12月28日、以下2025年10〜12月期)です。四半期は日曜日締めなので、本文では近い暦月で呼びます。会社はあわせて、次の2026年1〜3月期(2025年12月29日〜2026年3月29日)の売上高を57億ドル±3億ドルと見込みました。

材料は決算発表、年次報告書(10-K)、四半期報告書(10-Q)、決算説明会の報道や第三者の書き起こしです。金額は百万ドルの開示を億ドルに四捨五入し、1株あたりの数字は2024年10月の10対1の株式分割を反映した値で示します。後半では、決算の数字を株式投資の銘柄選びにどうつなげるかも、アナリストの目線で整理します。

この記事の要点 根拠となる数字
会社が「記録的な1年」と呼んだ2025年、利益率も高い水準 直近4四半期(2024年12月30日〜2025年12月28日)の売上205.6億ドル、営業利益率33.8%(FY2025は32.0%)
装置の売上は、1年でファウンドリー向けが主役に システム売上に占めるファウンドリー向け35%(2024年10〜12月期)→59%(2025年10〜12月期)
中国比率は下がったが、四半期ごとに大きく揺れる 48%(2023年7〜9月期)→31%(2024年10〜12月期)→43%(2025年7〜9月期)→35%(10〜12月期)
銘柄選びの目線:時価総額はアプライドを上回り、株価は利益より速く上がった 時価総額2,915.4億ドル(アプライド2,555.8億ドル)、2025年の株価+137.0%、直近4四半期のEPS+48.1%、実績PER47.8倍

ラムリサーチはエッチングと成膜の装置大手、売上の約93%が米国の外

ラムの売上は、装置そのものの「システム」と、保守・部品・改造、最先端ではない世代向けの装置(Reliant)などを含む「カスタマーサポート関連(CSBG)」の2つに分かれます。FY2025の売上高184.4億ドルのうち、CSBGは69.4億ドルで、売上の37.7%を占めました(四半期の合計から当ブログの計算)。

市場での位置は、第三者の数字で確かめます。モルガン・スタンレーのデータを湯之上隆氏がEE Times Japan(2025年8月25日)で紹介したところでは、2024年のドライエッチング装置(市場規模171億ドル)は、ラムとアプライド マテリアルズ(以下アプライド)の合計で58.9%を占めました(二次資料による)。2社の内訳は示されていません。

同じ資料では、中国の北方華創(NAURA)と中微公司(AMEC)がそれぞれ6%です。成膜のうちCVD(化学気相成長)装置(市場規模115億ドル)も、アプライドとラムの合計で62.3%でした。露光装置ではASML(エーエスエムエル)1社が94.1%を占めるのとは違い、ラムは大手どうしで競う工程の主役の一つです(当ブログの見方)。

顧客はかなり集中しています。10-Kによると、FY2025は売上の10%を超える顧客が2社あり、それぞれ17%と15%を占めました。10-Kは最も重要な顧客としてサムスン電子とTSMCを挙げています。米国の外の顧客向けが売上の約93%で、従業員は約19,000人(2025年8月7日時点)です。

用語メモ:エッチング=ウェーハ上の膜を、回路の形に削り取る工程。成膜=ウェーハに薄い膜を積む工程で、CVDはガスの化学反応で膜をつくる方法。ファウンドリー=他社が設計した半導体を受託製造する会社。US GAAP=米国の会計基準。

ラムリサーチの決算は5年で売上1.26倍、営業利益率は28.6〜32.0%で推移

億ドル(%) FY2021 FY2022 FY2023 FY2024 FY2025
売上高 146.3 172.3 174.3 149.1 184.4
粗利率(%) 46.5 45.7 44.6 47.3 48.7
研究開発費 14.9 16.0 17.3 19.0 21.0
研究開発費比率(%) 10.2 9.3 9.9 12.8 11.4
営業利益 44.8 53.8 51.7 42.6 59.0
営業利益率(%) 30.6 31.2 29.7 28.6 32.0
純利益 39.1 46.1 45.1 38.3 53.6
希薄化EPS(ドル) 2.69 3.275 3.32 2.90 4.15
ROE(%) 64.8 74.8 62.3 45.7 58.2

※US GAAP・連結。FY2021は2021年6月期(2020年6月29日〜2021年6月27日)、FY2022は2022年6月期(2021年6月28日〜2022年6月26日)、FY2023は2023年6月期(2022年6月27日〜2023年6月25日)、FY2024は2024年6月期(2023年6月26日〜2024年6月30日、53週)、FY2025は2025年6月期(2024年7月1日〜2025年6月29日)。EPSは株式分割を反映した値で、FY2021・FY2022は分割前の表示を当ブログが10で割った値。ROEは純利益÷期首・期末の自己資本の平均(FY2021は期末の自己資本で近似、当ブログの計算)。

5年で売上は146.3億ドルから184.4億ドルへ、約1.26倍になりました(当ブログの計算)。ただし真っすぐな右肩上がりではありません。FY2024(2024年6月期)は、1週多い53週の年だったのに、売上が前期比14.5%減りました。

この年の営業利益は17.6%減の42.6億ドルでした。減った売上25.2億ドルのうち、36.1%にあたる9.1億ドルが営業利益から消えた計算です(当ブログの計算)。それでも営業利益率は28.6%で、5期で最も低いものの、3割近くを保っています。

目を引くのは研究開発費です。売上が減ったFY2024も17.3億ドルから19.0億ドルへ増やし、売上に対する比率は12.8%に上がりました。FY2025は21.0億ドルで、FY2021の約1.4倍です(当ブログの計算)。大家業でいえば、空室が増えた年にも、次の入居者を呼ぶ改装は止めなかった姿に近いと思います(当ブログの見方)。

FY2025は売上が23.7%増え、営業利益は38.4%増の59.0億ドル、営業利益率は32.0%と5期で最も高くなりました(増減率は当ブログの計算)。粗利率もFY2023の44.6%から48.7%へ上がっています。売上の伸びより利益の伸びが大きい、装置メーカーらしい上り坂の年でした。

用語メモ:粗利率=(売上高−売上原価)÷売上高。営業利益率=営業利益÷売上高。EPS=1株あたり純利益で、希薄化EPSは将来増えうる株式も含めて計算した値。ROE(自己資本利益率)=純利益÷自己資本。

四半期の売上は34.8億ドルから53.4億ドルへ、会社予想は57億ドル

四半期 売上高(億ドル) うちシステム うちCSBG 粗利率(%) 営業利益率(%) 希薄化EPS(ドル) 中国比率(%)
2023年7〜9月期 34.8 20.6 14.3 47.5 29.4 0.666 48
2023年10〜12月期 37.6 23.0 14.6 46.8 28.1 0.722 40
2024年1〜3月期(14週) 37.9 24.0 14.0 47.5 27.9 0.734 42
2024年4〜6月期 38.7 21.7 17.0 47.5 29.1 0.78 39
2024年7〜9月期 41.7 23.9 17.8 48.0 30.3 0.86 37
2024年10〜12月期 43.8 26.3 17.5 47.4 30.5 0.92 31
2025年1〜3月期 47.2 30.4 16.8 49.0 33.1 1.03 31
2025年4〜6月期 51.7 34.4 17.3 50.1 33.7 1.35 35
2025年7〜9月期 53.2 35.5 17.8 50.4 34.4 1.24 43
2025年10〜12月期 53.4 33.6 19.9 49.6 33.9 1.26 35

※US GAAP・連結。四半期は日曜日締めで、月は目安(例:2025年10〜12月期は2025年9月29日〜12月28日)。2023年7〜9月期は2024年6月期の第1四半期で、以下順に続く。CSBG=カスタマーサポート関連など。中国比率は決算発表の地域別の割合。EPSは株式分割を反映した値で、2024年1〜3月期までは分割前の表示を当ブログが10で割った値。四捨五入の関係で、システムとCSBGの和が売上高と合わない場合がある。

図の上段は、2023年7〜9月期から2025年10〜12月期までの四半期の売上高の棒です。右端の斜線の棒は、2026年1〜3月期の会社予想57億ドル±3億ドル(2026年1月28日時点)を示します。34.8億ドルから53.4億ドルまで、売上は2年余りで約1.53倍になりました(当ブログの計算)。

下段は2本の線で、緑の丸がシステム売上に占めるファウンドリー向けの比率、灰色の四角が売上高に占める中国比率です。ファウンドリー向けは36%から始まり、2024年10〜12月期の35%を底に、2025年7〜9月期に60%、10〜12月期に59%へ上がりました。白抜きの丸(≈43%、≈52%)は、年間と9か月累計から逆算した推計です。中国比率は48%から31%まで下がったあと、43%、35%と上下しました。

2025年10〜12月期の売上高は53.4億ドルで、前年同期比22.1%増、前の四半期比0.4%増でした(当ブログの計算)。営業利益率は33.9%、GAAPの希薄化EPSは1.26ドル(会社定義のnon-GAAPでは1.27ドル)です。アーチャーCEO(最高経営責任者)は決算発表で「記録的な1年を締めくくる、またしても力強い四半期」(会社資料の英文を当ブログが訳出)と述べました。

中身を分けると、システム売上は33.6億ドルで前の四半期より5.4%減り、CSBGは19.9億ドルと11.9%増えました(当ブログの計算)。CSBGはこの10四半期でいちばん大きな額です。大家業でいえば、新築の引き渡しが一服した四半期に、管理受託や修繕の収入が厚みを増した形です。

次の2026年1〜3月期について、会社は2026年1月28日に、売上高57億ドル±3億ドル、GAAPの粗利率49.0%±1ポイント、営業利益率33.9%±1ポイント、GAAPのEPS1.35ドル±0.10ドルと見込みました(non-GAAPのEPSも同じ)。売上高の中央値は、2025年10〜12月期の実績より6.6%、前年同期より20.8%多い水準です(当ブログの計算)。

対象の四半期(公表日) 売上高の会社予想 売上高の実績 GAAP EPSの会社予想 GAAP EPSの実績
2025年4〜6月期(2025年4月23日) 50億±3億ドル 51.7億ドル 1.20±0.10ドル 1.35ドル
2025年7〜9月期(2025年7月30日) 52億±3億ドル 53.2億ドル 1.20±0.10ドル 1.24ドル
2025年10〜12月期(2025年10月22日) 52億±3億ドル 53.4億ドル 1.15±0.10ドル 1.26ドル
2026年1〜3月期(2026年1月28日) 57億±3億ドル 次の決算で公表 1.35±0.10ドル —

※会社予想は各四半期の決算発表による。2026年1月31日時点で、2026年1〜3月期の予想が最新。

当ブログが確かめた9四半期(2023年10〜12月期〜2025年10〜12月期)では、売上の実績がすべて会社予想の中央値を上回りました(当ブログの計算)。ただ、過去の上振れは次の四半期を約束するものではありません(当ブログの見方)。

用語メモ:non-GAAP=株式報酬などを除いて会社が独自に計算した利益。会社ごとに定義が違うため、本稿の主な数字はGAAPで示す。CEO=最高経営責任者。

ファウンドリー向けは装置売上の35%から59%へ、DRAMは23%

システム売上に占める割合(%) メモリー ファウンドリー ロジック・IDM
FY2023(2023年6月期) 42 38 20
FY2024(2024年6月期) 42 40 18
FY2025(2025年6月期) 42 45 13
2024年10〜12月期 50 35 15
2025年1〜3月期 43 48 9
2025年4〜6月期(推計) 約40 約52 約8
2025年7〜9月期 34 60 6
2025年10〜12月期 34 59 7

※10-K・10-Qの用途別の割合で、分母は装置と改造の売上(決算発表のシステム売上に、CSBGに入る改造と旧世代の装置を加えたもの。保守・部品は含まない)。4〜6月期は年間と9か月累計からの推計で、誤差は±2ポイント程度。2025年10〜12月期のメモリーは100−59−7で求めた値。IDM=設計から製造まで自社で行う半導体メーカー。

ラムの10-Qは、システム売上を顧客の種類で3つに分けて開示しています。ファウンドリー向けは2024年10〜12月期の35%から、2025年7〜9月期に60%、10〜12月期に59%へ跳ね上がりました。分母は10-Qのいう装置と改造の売上で、保守・部品を含む売上高全体ではない点に注意してください。

分母の金額は開示されていないので、決算発表のシステム売上で代用して金額に直すと、2025年10〜12月期のファウンドリー向けは33.6億ドル×59%で約19.8億ドルです。1年前の26.3億ドル×35%の約9.2億ドルと比べると、2倍強になります(分母の代用と割合の丸めがあるので概算、当ブログの計算)。

メモリー向けは34%で、決算説明会の報道によると、そのうちDRAMが23%、NVMが11%でした(いずれもシステム売上に対する割合、二次資料による)。DRAM向けの売上は、HBMの需要もあって過去最高だったと会社が説明したと報じられています。ロジック・IDM向けは、FY2023の20%から6〜7%まで下がりました。

会社は用途ごとの顧客名を示していません。ファウンドリー向けの急増がどの工場の投資によるものかは、この回で参照した資料からは言えません。CEOは2025年10月22日の決算発表で「ラムの技術革新は、AIがもたらす半導体製造の大きな転換点に顧客が対応する助けになっている」(会社資料の英文を当ブログが訳出)と述べています。

大家業でいえば、1年で入居者が入れ替わり、ひとつの業種のテナントが6割を占めるようになった建物です。家賃の総額が増えても、誰が払っているかが変われば、次の更新で心配すべき中身も変わります(当ブログの見方)。

用語メモ:DRAM=計算中のデータを一時的に置くメモリー。NVM(不揮発性メモリー)=電源を切っても記憶が残るメモリーで、NANDフラッシュが代表。HBM(広帯域メモリー)=DRAMを積み重ねて高速にした、AI向けのメモリー。

ラムリサーチの中国比率は48%から31%に下がり、43%を経て35%に

中国向けの比率は、四半期の決算発表で開示されています。2023年7〜9月期の48%から、2024年10〜12月期と2025年1〜3月期に31%まで下がりました。ところが2025年7〜9月期に43%へ戻り、10〜12月期は35%です。地域は、出荷先ではなく顧客の工場の所在地で分けています(10-K・10-Q)。

年度で見ると、中国比率はFY2023の25.6%、FY2024の42.2%、FY2025の33.7%です(10-Kの金額から当ブログの計算)。FY2025の中国向けは62.1億ドルで前期比1.4%減とほぼ横ばいでした。比率が下がったのは、台湾向けが16.7億ドルから34.5億ドルへ、韓国向けが28.7億ドルから41.3億ドルへと、ほかの地域が大きく伸びたためです(当ブログの計算)。

直近の2025年10〜12月期の中国向けは18.6億ドル(10-Qによる)で、前年同期の13.4億ドルより38.4%多い額です(当ブログの計算)。比率は前年同期の31%より上がっています。

会社の見通しは、決算説明会の報道でしか確認できません。2025年10月22日の説明会では、2026年(暦年)の中国向けを「売上全体の30%未満」(第三者の書き起こしを当ブログが訳出)と話しました。2026年1月28日の説明会では、2026年の中国の投資はほぼ横ばいで、比率は30%台前半か30%近くになると説明したと報じられています(中国語の報道からの読み取りで、発言そのものではありません)。

輸出規制の影響は、時点に気をつけて読む必要があります。米国商務省の産業安全保障局(BIS)が2025年9月29日に発効させた50%ルール(Affiliates Rule)について、ラムは2025年10月22日の説明会で、2026年(暦年)の売上に約6億ドルの影響が出るとの見方を示していました(第三者の書き起こしによる)。10〜12月期の会社予想にも、約2億ドルの影響を織り込んでいたとしています。

ただしこれは、BISがこのルールを2025年11月10日から2026年11月9日まで停止する前の見積もりです。停止後の影響額を示したラム自身の資料は、この回で参照した範囲では見つかりませんでした。2026年1月28日の説明会では、10〜12月期の中国比率35%は当初の想定をやや上回り、ルールの扱いが変わって出荷の時期が動いたためだと説明したと報じられています(二次資料による)。

10-Kのリスク要因は「米国政府は、中国の顧客への特定の技術の販売を規制する多くの輸出規制を定めてきた」(会社資料の英文を当ブログが訳出)と書いています。大家業でいえば、家賃の3分の1を払う地域のテナントに、行政の規制が段階的にかかる状況です。規制が止まっている間の数字は、平時の数字と分けて見たいところです(当ブログの見方)。

用語メモ:BIS=米国商務省の産業安全保障局で、輸出管理を担当する役所。50%ルール(Affiliates Rule)=エンティティ・リスト(輸出規制の対象企業の一覧)などの掲載企業が合計50%以上を持つ会社にも、同じ規制をかける規則。

繰延収益22.5億ドルと、日本の顧客の検収を待つ2.26億ドル

ラムは受注高や受注残を開示していません。代わりの手がかりが、顧客から先に受け取った代金などの繰延収益です。決算発表の数字(総額)は、2024年6月30日の15.5億ドルから2025年6月29日に26.8億ドル、9月28日に27.7億ドルまで増えたあと、12月28日は22.5億ドルに減りました。

説明会の報道によると、この減少は顧客の前払い金が約5億ドル減ったためです(二次資料による)。なお、貸借対照表の「繰延利益」は12月28日で21.6億ドルと、決算発表の22.5億ドルより小さくなります。前者は対応する原価を差し引いた純額、後者は差し引く前の総額で、別の数字です。

10-Qは、この繰延収益22.5億ドルを、売上になる見込みの時期で分けています(残存履行義務、RPO)。うち15.5億ドル(68.8%)が1年以内、6.0億ドルが1〜3年、1.1億ドルが3年超に売上になる見込みです(割合は当ブログの計算)。大家業でいえば、着工待ちの工事の代金を、工事の時期ごとに並べたようなものです。

もう一つ、日本の投資家にはなじみのある論点があります。ラムは日本の顧客向けの出荷を、顧客の検収が済むまで売上にしません。それまでは原価のまま棚卸資産に置かれ、繰延収益にも入りません。会社が示すその将来の売上の見込み額は、2024年6月30日の0.98億ドルから2025年3月30日に5.87億ドルまで膨らみ、2025年12月28日は2.26億ドルでした。

竣工検査で施主がOKを出すまで、建物の代金を売上にしない工務店のようなものです。検収が四半期の境目をまたげば、その分だけ売上の計上が前後します。日本向けの出荷は、四半期の売上の振れを生む要因の一つになりうると私は見ています(当ブログの見方)。

用語メモ:繰延収益=代金を受け取ったり請求したりしたが、まだ売上にしていない金額。RPO(残存履行義務)=契約済みで、まだ果たしていない義務に対応する金額。検収=納品物を顧客が確認して受け入れること。

財務はネットキャッシュ17.0億ドル、在庫日数は196日から166日へ

億ドル(日、%) FY2023末 FY2024末 FY2025末 2025年12月28日
現金及び現金同等物 53.4 58.5 63.9 61.8
有利子負債 50.1 49.8 44.8 44.8
ネットキャッシュ 3.3 8.6 19.1 17.0
棚卸資産 48.2 42.2 43.1 40.4
在庫日数(日) 182 196 166 —
繰延収益(決算発表の総額) 18.4 15.5 26.8 22.5
自己資本比率(%) 43.7 45.6 46.2 47.4

※US GAAP・連結。FY2023末は2023年6月25日、FY2024末は2024年6月30日、FY2025末は2025年6月29日。ネットキャッシュ=現金及び現金同等物−有利子負債(リース負債を含まない)。在庫日数=期末の棚卸資産÷売上原価×365。いずれも当ブログの計算。

2025年12月28日の現金及び現金同等物は61.8億ドル、社債などの有利子負債は44.8億ドルで、差し引き17.0億ドルのネットキャッシュです(当ブログの計算)。FY2022末は短期投資を含めても13.5億ドルのマイナスでしたが、FY2023末からプラスに転じました。自己資本比率は47.4%です。

在庫は、大家業でいえば資材置き場の資材です。期末の棚卸資産を売上原価で割った在庫日数は、FY2024末の196日からFY2025末に166日まで縮みました。2025年12月28日の棚卸資産は40.4億ドルで、6月29日より6.3%少ない額です(当ブログの計算)。ここには、検収を待つ日本向けの出荷分も入っています。

用語メモ:ネットキャッシュ=現金などから有利子負債を引いた額。在庫日数=期末の棚卸資産÷売上原価×365。

FCFは54.1億ドル、FCFの85%以上を株主に戻す方針

億ドル(%) FY2021 FY2022 FY2023 FY2024 FY2025 FY2026上期
営業CF 35.9 31.0 51.8 46.5 61.7 32.6
設備投資 3.5 5.5 5.0 4.0 7.6 4.5
FCF 32.4 25.5 46.8 42.6 54.1 28.1
配当の支払い 7.3 8.2 9.1 10.2 11.5 6.2
自社株買い 27.0 38.7 20.2 28.4 34.2 24.4
還元÷FCF(%) 105.7 183.3 62.5 90.7 84.4 108.8

※FCF=営業CF−設備投資(有形固定資産と無形資産の取得)で、この連載の全社で同じ定義。FY2026上期は2025年6月30日〜12月28日の2四半期の合計。比率は当ブログの計算。

FY2025の営業CFは61.7億ドル、設備投資は7.6億ドルで、FCF(フリー・キャッシュ・フロー)は54.1億ドル、売上の29.4%でした。設備投資は営業CFの12.3%にとどまります(当ブログの計算)。

2024年5月21日の発表では、FCFの75〜100%を配当と自社株買いで株主に戻す計画を示し、同じ日に、期限のない100億ドルの自社株買い枠と、10対1の株式分割も発表しました。その後の説明会(2025年10月22日、2026年1月28日)では、長期的にFCFの85%以上を戻す計画だと話しています(第三者の書き起こしと報道による)。FY2025の還元はFCFの84.4%で、85%にほぼ並ぶ水準です。

FY2026上期は、還元がFCFの108.8%と、稼いだFCFを上回りました。10〜12月期だけで938.7万株を14.42億ドル(1株平均153.62ドル)で買っています。自社株買いの残り枠は、2025年12月28日時点で50.85億ドルです。

配当は、2025年8月28日に四半期0.23ドルから0.26ドルへ13%増やしました。FY2025の1株配当0.92ドルは、EPS4.15ドルの22.2%です(当ブログの計算)。大家業でいえば、分配金は控えめにして、共有持分の買い戻しに多くを回す大家に近い形です。

用語メモ:営業CF=本業で稼いだ現金。FCF=営業CFから設備投資を引いた、会社が自由に使えるお金の目安。自社株買い=会社が自社の株を買い戻すことで、1株あたりの利益の取り分が増える。

2026年1月30日の株価で見ると、実績PER47.8倍、時価総額はアプライドを上回る

指標 値 前提
株価(終値) 233.46ドル 2026年1月30日、Nasdaq(二次資料:Yahoo Finance)
時価総額 2,915.4億ドル(約44.80兆円) 発行済株式数12億4,877.1万株(2026年1月27日、10-Qの表紙)
実績PER 47.8倍 直近4四半期のGAAP希薄化EPSの合計4.88ドル
会社予想×4のPER 43.2倍 2026年1〜3月期のGAAP EPSの会社予想の中央値1.35ドル×4(参考値)
PBR 28.7倍 2025年12月28日の自己資本÷株数(1株8.12ドル)
配当利回り 0.45% 四半期配当0.26ドル×4
FCF利回り 1.86% FY2025のFCF54.1億ドル÷時価総額
株主還元利回り 1.57% FY2025の配当と自社株買い45.7億ドル÷時価総額
2025年の騰落率 +137.0% 2024年12月31日72.23ドル→2025年12月31日171.18ドル
2026年1月の騰落率 +36.4% 2025年12月31日→2026年1月30日

※当ブログの計算。株価は二次資料の終値で、株式分割(2024年10月3日から分割後で取引)より後の日付のため、実際の終値と同じ。PERの倍率はいずれも当ブログの業績予想にもとづくものではない。

時価総額2,915.4億ドルは、2026年1月30日の三菱UFJ銀行の仲値(TTM、売値と買値の中間の相場)153.66円で当ブログが換算すると、約44.80兆円です。同じ日のアプライドの時価総額は2,555.8億ドルで、ラムはその約1.14倍の大きさです(当ブログの計算)。

売上はアプライドのFY2025(2024年10月28日〜2025年10月26日)が283.7億ドルで、ラムの直近4四半期205.6億ドルの約1.4倍あります(当ブログの計算)。つまり、売上の小さいほうに大きな値段がついています。理由を会社は説明していませんし、一つに決めることもできません。

数字から言えるのは、2025年の株価の上昇率がラム137.0%、アプライド58.0%と大きく開いたこと、営業利益率がラムの直近4四半期33.8%、アプライドのFY2025で29.2%と差があることです。市場は、先の利益の伸び方に違う値段をつけていると読めます(当ブログの見方)。

先の伸びについて、会社は2026年1月28日の説明会で、2025年のWFE(前工程の装置の市場)が1,100億ドルに迫り、2026年は約1,350億ドルになるとの初期の見通しを示したと報じられています(二次資料による。決算発表には数字がありません)。1,100億ドルからなら2割強の伸びで、クリーンルームの不足が成長を抑え、下期に偏るとも説明したとされます。

業界団体SEMIの予測(2025年12月16日)は、WFEを2025年に1,157億ドル、2026年はその9.0%増と見込んでおり、当ブログが計算すると2026年は約1,261億ドルです。ラムの数字とは定義が違うので、直接は比べられません。株価がどちらの世界を前提にしているかは、次の決算での見通しの更新で確かめたいところです(当ブログの見方)。

用語メモ:WFE=ウェーハに回路をつくる前工程の装置の市場。PER(株価収益率)=株価÷1株あたり利益。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株あたり純資産。時価総額=株価×発行済株式数。

株式投資の目線では、ラムリサーチの株価は「装置投資の波」と顧客の顔ぶれを映す

ここからは、決算の数字を株式投資の銘柄選びにつなげます。ラム株の性格をひと言でいえば、半導体メーカーの装置投資の波に利益がほぼそのまま乗る株だと私は見ています(当ブログの見方)。売上の約93%が米国の外、約3分の1が中国向けで、2社で売上の3割強を占める会社だからです。

大家業でいえば、新築ラッシュの波に合わせて仕事が増減する工務店です。いまの株価は、2026年の装置投資の拡大と、ファウンドリー向けを中心にした高い利益率が続くことに、多くを賭けていると読めます(当ブログの見方)。

株価と利益の関係を並べます。株価は2025年の1年で137.0%上がり、2.37倍になりました。この連載で取り上げる10社の中で、最も大きな上昇率です(当ブログの計算)。2026年1月も36.4%上がり、10社の中央値26.5%を上回りました。

一方、直近4四半期(2024年12月30日〜2025年12月28日)のEPS4.88ドルは、その前の4四半期(2023年12月25日〜2024年12月29日、14週の四半期を含む)の3.29ドルより48.1%多い水準です(当ブログの計算)。株価の伸び(2.37倍)が利益の伸び(1.48倍)を上回った分、利益に対する株価の倍率が上がりました。株価は暦年、EPSはラムの四半期の区切りで、期間が少しずれる点は割り引いてください。

では、今の株価は何を前提にしているのか。実績PER47.8倍は直近4四半期の利益の47.8年分の値段で、逆数の益回りは2.09%です。10社の中央値(52.0倍、1.93%)と比べると、PERは低いほうから4番目です。会社予想×4のPERは43.2倍で、中央値44.0倍の近くにあります(いずれも当ブログの計算)。

PBRは28.7倍で、10社の中央値18.9倍を上回ります。PBRをPERで割ると実績EPS÷BPS(1株あたり純資産)になり、ラムは60.1%です。FY2025のROE58.2%と近い値で、高いPBRは、高いROEが続くことを前提にした値段だと読めます。ROEの高さには、利益率に加えて、自社株買いで自己資本を抑えてきたことも効いていると私は見ています(当ブログの見方)。

お金の面では、FY2025のFCF利回りが1.86%、配当と自社株買いを合わせた株主還元利回りが1.57%で、どちらも10社の中央値(1.74%、1.36%)を少し上回ります。配当利回りは0.45%(中央値0.43%)です。ネットキャッシュは時価総額の0.6%にすぎず、値段のほとんどは将来の稼ぎに払われています(当ブログの見方)。

用語メモ:益回り=1÷実績PER。EPS÷BPS=PBR÷PERと同じで、利益で見た資本の効率の目安。FCF利回り=最新通期のFCF÷時価総額。株主還元利回り=最新通期の配当と自社株買いの合計÷時価総額。中央値=値を小さい順に並べたときの真ん中の値。

銘柄選びでは、売上14.5%減の年の利益の落ち方と、次の会社予想57億ドルを確かめたい

利益の振れを、前回の下り坂で確かめます。年次の営業利益は、FY2022の53.8億ドルからFY2024の42.6億ドルへ20.8%減りました(当ブログの計算)。最も落ちたFY2024は、売上14.5%減に対して営業利益17.6%減です。営業利益率は5期で28.6〜32.0%の幅に収まっています。

つまりラムは、下り坂でも利益率を大きく崩さない一方、利益の額は売上の波に連れて動く会社です。株価は利益の額に反応しやすいので、業界の投資が鈍れば、利益率が保たれていても株価は揺れうると考えておきたいところです(当ブログの見方)。

株価が動くきっかけは、まず四半期ごとの会社予想です。当ブログが確かめた9四半期は、売上がすべて予想の中央値を上回りました。次の決算では、2026年1〜3月期の実績が売上57億ドル±3億ドル、GAAPのEPS1.35ドルの予想にどう着地するか、そして4〜6月期の予想がどこに置かれるかが材料になります(当ブログの見方)。

ほかに、2026年のWFEの見通しの更新、中国比率と50%ルールの扱い(停止は2026年11月9日まで)、日本向けの検収のタイミング、自社株買いのペースも前提を動かします。顧客であるサムスン電子やTSMCの設備投資の発表も、ラムの売上の先行きを測る材料になると私は見ています(当ブログの見方)。

下振れのリスクは三つあると考えます。一つ目は業界の波そのもので、10-Kは「半導体製造装置の業界は、歴史的に需要の急激な変化を特徴としてきた」(会社資料の英文を当ブログが訳出)と書いています。二つ目は中国と規制で、売上の約3分の1を占め、50%ルールは止まっているだけです。

三つ目は顧客の集中です。2社で売上の32%を占め、ファウンドリー向けがシステム売上の59%に上がったことは、特定の顧客の投資計画への依存が強まった可能性も示します(当ブログの見方)。10〜12月期に顧客の前払い金が約5億ドル減ったことも、受注の勢いを測る手がかりとして追いたい数字です。

銘柄選びで確かめる点 この会社の数字(時点) 当ブログの見方
株価と利益の向き 2025年の株価+137.0%(10社で最大)/直近4四半期のEPS+48.1%(2025年12月28日まで) 株価が利益より速く上がり、倍率が上がった
利益に対する株価の水準 実績PER47.8倍・益回り2.09%(10社の中央値52.0倍・1.93%)、会社予想×4で43.2倍(2026年1月30日) 10社の中では中位。利益の伸びが続くことが前提
PBRとROE PBR28.7倍(中央値18.9倍)、実績EPS÷BPS60.1%、FY2025のROE58.2% 高いROEが続くことが前提
株主に戻すお金 FCF利回り1.86%、株主還元利回り1.57%(FY2025の実額)、配当利回り0.45%(直近の配当の年率) 還元の中心は自社株買い。長期的にFCFの85%以上が方針
景気の波への強さ FY2024は売上−14.5%、営業利益−17.6%。営業利益率は5期で28.6〜32.0% 利益率は保つが、利益の額は波に連れて動く
顧客と中国 ファウンドリー向け59%(システム売上比)、中国比率35%(2025年10〜12月期) 顧客の顔ぶれの変化と規制の行方を分けて見たい

この株の性格が合うかどうかは、投資の目的しだいです。配当で手取りを積み上げたい人には、配当利回り0.45%がまず物差しになります。還元の中心は自社株買いで、株数を減らして1株あたりの取り分を増やす形です。業界の波に合わせて株価が大きく動くことを受け入れ、四半期ごとの会社予想を追い続けられるかが、分かれ目になると思います(当ブログの見方)。

日本の個人が持つ方法も確かめておきます。ラムはNasdaq上場の米国株で、SBI証券の外国株式の説明書(2026年1月)では、米国株の取扱市場にNasdaqが入っています。銘柄ごとの取扱いは、各社の一覧で確かめてください。配当には米国で原則10%(日米租税条約の限度税率)がかかったうえで、日本の税金がかかります。外国税額控除などの扱いは、10社を比べて外国株の配当の税金を取り上げる回でまとめます。

ラムリサーチの決算は「誰の工場に、どの装置が入ったか」で読む

ラムの決算を並べると、5年で売上は約1.26倍、営業利益率は30%前後を保ち、2025年は会社が「記録的な1年」と呼ぶ年になりました。一方で中身は大きく動き、装置の売上の6割がファウンドリー向けになり、中国比率は四半期ごとに揺れています。

次の決算で確かめたいのは、まず2026年1〜3月期の売上が57億ドルの予想にどう着地するか、営業利益率33.9%を保てるかです。次に、ファウンドリー向けとDRAM向けの割合、中国比率が会社の言う30%前後に向かうかどうか。繰延収益が再び増えるか、日本向けの検収待ちの額がどう動くかも、受注残を開示しない会社の先行きを測る手がかりになります。

大家業を長く続けていると、満室の年ほど、どのテナントが家賃を支えているかを確かめたくなります。ラムの決算も同じで、売上の大きさより「誰の工場に、どの装置が入ったか」を少しずつ削り出していくと、株価の前提が見えやすくなるはずです。アプライドやKLA(ケーエルエー)を取り上げる回、10社を比べる回もあわせてどうぞ。

 

※本記事は公表資料をもとにした情報提供を目的としたもので、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。業績や株価に関する記述は当ブログの見方や試算で、将来の業績や株価を予想・保証するものではありません。

※数値は各社の決算資料・年次報告書・米国証券取引委員会(SEC)への提出書類などの公表資料をもとに当ブログが集計・計算したもので、四捨五入の関係で合計が合わない場合があります。数値は2026年1月31日までに公表されたもので、時点は本文・表に記載しています。円換算は2026年1月30日の為替レートによる参考値です。税制は2026年1月31日時点の法令にもとづき、令和8年度税制改正大綱の内容は今後の法改正で決まります。

出典・参考

  • Lam Research Corporation Reports Financial Results for the Quarter Ended December 28, 2025(Form 8-K Exhibit 99.1)(Lam Research、2026年1月28日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754926000006/lrcx_exhibitx991xq2x2026.htm
  • Form 10-Q(quarter ended December 28, 2025)(Lam Research、2026年1月29日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754926000009/lrcx-20251228.htm
  • Lam Research results for quarter ended September 28, 2025(Form 8-K Exhibit 99.1)(Lam Research、2025年10月22日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754925000082/lrcx_exhibitx991xq1x2026.htm
  • Form 10-Q(quarter ended September 28, 2025)XBRL R37(Lam Research、2025年10月)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754925000085/R37.htm
  • Lam Research results for quarter ended June 29, 2025(Form 8-K Exhibit 99.1)(Lam Research、2025年7月30日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754925000068/lrcx_exhibitx991xq4x2025.htm
  • Form 10-K(fiscal year ended June 29, 2025)(Lam Research、2025年8月)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754925000075/lrcx-20250629.htm
  • Lam Research results for quarter ended March 30, 2025(Lam Research、2025年4月23日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754925000051/lrcx_exhibitx991xq3x2025.htm
  • Lam Research results for quarter ended December 29, 2024(Lam Research、2025年1月29日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754925000009/lrcx_exhibitx991xq2x2025.htm
  • Lam Research results for quarter ended September 29, 2024(Lam Research、2024年10月23日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754924000125/lrcx_exhibitx991xq1x2025.htm
  • Lam Research results for quarter ended June 30, 2024(Lam Research、2024年7月31日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754924000099/lrcx_exhibitx991xq4x2024.htm
  • Lam Research results for quarter ended March 31, 2024(Lam Research、2024年4月24日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754924000064/lrcx_exhibitx991xq3x2024.htm
  • Lam Research results for quarter ended December 24, 2023(Lam Research、2024年1月24日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754924000013/lrcx_exhibitx991xq2x2024.htm
  • Lam Research results for quarter ended September 24, 2023(Lam Research、2023年10月18日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754923000112/lrcx_exhibitx991xq1x2024.htm
  • Lam Research results for quarter ended June 26, 2022(Lam Research、2022年7月27日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754922000097/lrcx_exhibitx991xq4x2022.htm
  • Form 10-Q(quarter ended March 30, 2025)XBRL R39(Lam Research、2025年4月)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754925000054/R39.htm
  • Form 10-Q(quarter ended December 29, 2024)XBRL R39(Lam Research、2025年1月)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754925000014/R39.htm
  • Form 10-Q(quarter ended September 24, 2023)XBRL R41(Lam Research、2023年10月23日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754923000115/R41.htm
  • Form 8-K Exhibit 99.1: 10-for-1 stock split and $10bn buyback authorization(Lam Research、2024年5月21日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/707549/000070754924000076/lrcx_exx991xmayx21x2024.htm
  • Lam Research Corporation Announces a 13% Increase in Quarterly Dividend(PR Newswireの転載、Stockwatch、2025年8月28日)https://www.stockwatch.com/News/Item/U-SF61364-U!LRCX-20250828/U/LRCX
  • Lam Research FY2026 Q1 earnings call transcript(Bullfincher、第三者による書き起こし、2025年10月22日の説明会)https://bullfincher.io/companies/lam-research-corporation/earnings-call/fy2026-q1
  • Lam Research Q2 earnings call highlights(MarketBeat、Yahoo Finance掲載、2026年1月28日)https://finance.yahoo.com/news/lam-research-q2-earnings-call-010010418.html
  • 華爾街見聞によるラムリサーチの決算説明会の記事(中国語、Longbridge掲載、2026年1月29日)https://longportapp.cn/news/274103439
  • Lam Research hits $20.6B revenue as AI drives WFE to $135B in 2026(Techleap Finder、2026年1月)https://finder.techleap.nl/news/feed/lam-research-hits-20-6b-revenue-as-ai-drives-wfe-to-135b-in-2026-1
  • Lam Research hits US$20.6 billion revenue high, sees 2026 WFE spending at US$135 billion(DIGITIMES Asia、2026年1月30日)https://www.digitimes.com/news/a20260129VL216.html
  • Applied Materials Announces Fourth Quarter and Fiscal Year 2025 Results(Form 8-K Exhibit 99.1)(Applied Materials、2025年11月13日)https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/6951/000162828025051998/exhibit991q42025earningsre.htm
  • 前工程装置でシェア低下が続く日本勢、気を吐くキヤノンは希望となるか:湯之上隆のナノフォーカス(83)(EE Times Japan、2025年8月25日)https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2508/26/news015.html
  • Global Semiconductor Equipment Sales Projected to Reach a Record of $156 Billion in 2027, SEMI Reports(SEMI、2025年12月16日)https://semi.org/en/semi-press-release/global-semiconductor-equipment-sales-projected-to-reach-a-record-of-156-billion-dollars-in-2027-semi-reports
  • Expansion of End-User Controls To Cover Affiliates of Certain Listed Entities(Federal Register、2025年9月30日)https://www.federalregister.gov/documents/2025/09/30/2025-19001/expansion-of-end-user-controls-to-cover-affiliates-of-certain-listed-entities
  • One Year Suspension of Expansion of End-User Controls for Affiliates of Certain Listed Entities(Federal Register、2025年11月12日)https://www.federalregister.gov/documents/2025/11/12/2025-19846/one-year-suspension-of-expansion-of-end-user-controls-for-affiliates-of-certain-listed-entities
  • 外国為替相場 2026年1月30日(三菱UFJリサーチ&コンサルティング、2026年1月30日)https://www.murc-kawasesouba.jp/fx/past/index.php?id=260130
  • 外国株式取引に関する説明書(インターネット取引)(SBI証券、2026年1月)https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/bm/bm_260124_4_foint.pdf
  • 株価:Yahoo Finance LRCX historical prices(2024年12月31日・2025年12月31日・2026年1月30日の終値)https://finance.yahoo.com/quote/LRCX/history/
  • 株価:Yahoo Finance AMAT historical prices(2026年1月30日の終値、アプライドの時価総額の計算に使用)https://finance.yahoo.com/quote/AMAT/history/